引き取り洗浄実績紹介

洗浄とは

「母材を傷めないで付着物・目詰まりを取り除いて元の状態に戻す技術」です。

コストが下がっても使用している周期が新品よりもダウンしては意味がありません。
化洗研の洗浄は新品同様(基準は90%以上)に使用できないと洗浄再生する価値が下がると考えています。

一口に洗浄といっても方法は多種多様にわたり、掃除機で吸うだけでも洗浄です。
工場や商業ビルで洗浄というと高圧洗浄がメインです。
化学洗浄は市販の画一的な洗浄液で行うことが多く、その結果、母材を傷めてしまったり、うまくいかなかったりすることがあります

化洗研の洗浄は
 ・母材を傷めない洗浄剤の開発
 ・付着物・目詰まりに応じて確実に除去できる洗浄剤の開発
 ・新品同様の周期で使用できる洗浄液の開発
 ・消耗品のコストダウンが可能になる洗浄液の開発

を行っています。

<新品交換例>
2ヶ月に1回交換している場合
→年間6回分の産業廃棄物
→年間6回分の新品コスト
→年間6回分の交換作業
→年間0回の自社洗浄作業
→年間0回の外注洗浄コスト

<他社洗浄例>
徐々に性能低下で4か月に
1回新品交換している場合
→年間3回分の産業廃棄物
→年間3回分の新品コスト
→年間12回分の交換作業
→年間0回の自社洗浄作業
→年間9回の外注洗浄コスト

<自社洗浄例>
徐々に性能低下で4か月に
1回新品交換している場合
→年間3回分の産業廃棄物
→年間3回分の新品コスト
→年間12回分の交換作業
→年間9回の自社洗浄作業

<化洗研洗浄例>
徐々に性能低下で2か月に
1回化洗研で洗浄している場合
→年間0回分の産業廃棄物
→年間0回分の新品コスト
→年間6回分の交換作業
→年間0回の自社洗浄作業
→年間6回の外注洗浄コスト
※再生回数は案件によって
かわります。

産業廃棄物の削減=カーボンニュートラル

工場や商業施設の消耗品のほとんどは、金属などの「資源ごみ」もしくは「廃プラスチック」に 区別されます。 「資源ごみ」として出すためには、消耗品を分解する手間をかけて分別しなくてはいけません。 「廃プラスチック」は全体の重量で産業廃棄物として帳簿管理を行う義務が発生します。 また、「廃プラスチック」は燃焼の際に発生するCO2に関して環境省から下記のように 廃棄物分科会より廃棄物分野における1t当たりの廃プラスチックに対する排出量の算定方法が 示されており、1t当たりの産業廃棄物から約2,600kg-CO2が発生します。 

 

表1 CO2排出係数の設定値(単位:㎏CO2/t)
対象物質排出係数
一般廃棄物のプラスチック2,754(乾燥ベース)
産業廃棄物の廃プラスチック類2,567(乾燥ベース)

今まで産業廃棄物として使い捨てをしていた消耗品を再生再使用することは カーボンニュートラルの実現に寄与します。

消耗品のコストダウン

化洗研の洗浄再生は、消耗品のランニングコストを平均で新品購入コストの半値ほどに 削減してきました。
工場全体で消耗品コストダウンと産業廃棄物の削減に取り組んでいただいた企業も多く1工場だけで5000万円近くのコストダウンに成功している工場様もございます。

化洗研へのご依頼の9割以上がリピートです。 新品同様に使用できなければリピートのご依頼はございません。 実際に事例のような洗浄が可能かどうかをご確認ください。

テスト洗浄のおすすめ

使用している消耗品が
・本当に新品同様の周期で使用できるのか
・洗浄により母材は傷まないのか
・コストは本当に下がるのか

こうした疑問に回答するための「無償の」テスト洗浄を化洗研は行っています。

化洗研は年間で約1000件のテスト洗浄を行っています。
統計的には、ご依頼いただいたテスト洗浄全体の約80%は洗浄再生可能ですが 約20%は再生不可な消耗品、コストが合わない消耗品がございます。
ご依頼の現場の使用環境や付着物が異なるので、実績のある消耗品であっても 洗浄不可と洗浄再生可能と分かれることもございます。

<化洗研の洗浄>
① 案件に応じた性能検査
実際に新品同様に使用できるかどうか事前に数値である程度の判断ができるようにテスト時 に数値で出せる資料はすべて提出します。 基本的な検査方法を各案件の事例に記入しておりますのでご確認ください。

② 母材に腐食のない洗浄
母材に対する影響評価を行いながら洗浄しています。 母材に対する腐食度はMDDという単位で数値で評価ができます。 引き取り洗浄においては弊社内で母材に対する影響評価をしながら試験を行っています。

例えば一般的に酸系の洗浄液は母材に影響を与えるという印象があります。 しかしながら下記の例のように弊社で調合した酸系洗浄剤の腐食はSSに対して水の 腐食度の10分の1に抑えることができています。

 

化洗研のテスト洗浄は、まずは実績のある洗浄剤や方法から試験を行います。 実績通りに完成するケースについては1か月ほどで完了することが多いですが、「無償のテスト洗浄」よりも「有償のご注文」は納期があるので 期末や定修の長期連休前など繁忙期にはテストが進まないことがございます。

また、実績通りにうまく完了しないこともございます。 その場合、下記のように様々な試験を行うことがございます。すぐにうまくいかないケースでも2か月を目安に途中経過を報告しておりますが、 各テストを同時並行で行っておりますので、途中経過の随時ご確認はご遠慮いただいております。


上記のように煩雑なテストを進めるうえで、付着物の目安やターゲットコストなどの情報が不足している場合余計に時間がかかってしまうため、情報が多く頂いたテストの方が 洗浄再生の実現ができる可能性が高く、テスト完成も早く行うことができます。 その為お手数ではございますが、テスト洗浄を行うにあたり正確な情報の開示をお願いしております。

注文時の納期について

化洗研の洗浄再生は納期が問題になることがありません。 テストが完了した案件は、量にもよりますが概ね1か月ほどで洗浄再生が可能です。 洗浄依頼をいただく際には、新しいものをつけないとラインが止まってしまいますので 基本的には他の消耗品が稼働している間に洗浄して納品をします。

また、納期が1か月かかるもので交換周期が1週間で行っているような案件については 納期分をためて、まとめて洗浄再生に出すことによって循環して使用していただいております。