フィギュアスケートのアイスショー「フレンズオンアイス2024」は8月30日、8月31日、9月1日にKOSE新横浜スケートセンターで開催される。

06年トリノ五輪金メダルの荒川静香さんがプロ転向とともに創設したショー。18回目を迎える今年のゲストとして、浅田真央さんの参加が12日に発表された。

荒川さんは「『一緒に滑れる機会があったらいいね』という話はしていましたが、タイミングが合い、快諾してくれました」と感謝する。10年バンクーバー五輪銀メダルや14年ソチ五輪での伝説のフリーなどの演技を残して浅田さんが選手生活を終えたのは17年。以降は自身が座長を務めるアイスショーのツアーを中心にプロ生活を送ってきていた。

荒川さんもその活躍に、「自分のショーを作り上げる事にすごく集中している時期でもあったと思います」と感じてきた。この数年、練習リンクで会う機会が増える中で、また一緒に滑れる時間を持てたら良いなと考えていたという。「ショーでの滑りも見て、『いろんな場所で多くの人に、1人でも多くの人に見てもらいたい』、そんな気持ちが私の中にはぱっと生まれました」とオファーに至った。今回、浅田さんが自身のショーを終えたタイミングで、その希望がかなった。

浅田さんは「もう、うれしかったです。『今だ!』って思いました」と満面の笑みで振り返る。「長く続いてるアイスショーで、毎年で出てる方もいるので『私が出ていいのかな?』と最初は思っていて。お聞きしたんですけど、『全く問題ないよ』って言ってくださって」と、「10年近く」ぶりという共演が決まった。「選手時代、ともにみんなと頑張ってきた仲間と一緒にまた滑れる。すごいうれしい話ですよね」と心待ちにする。