ティンカーベルの子   作:宵月颯

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大豊娘娘の呪いが…

アーキ坊やの着ぐるみの中にスネイル隊長が…

温泉で女湯の壁越えをしようとするかっこよくないラスティが…

コーラルの浸透が続いていますね。


チャプター・3
対策


前回、レッドガン部隊と共にヒアルマー観測所へ移動したレイヴン達。

 

その後、ヒアルマー観測所を掌握したヴェスパー部隊と合流。

 

ヴェスパー部隊は既にヒアルマー観測所で観測データを調査を開始していた。

 

互いに情報を持ち寄り、情報交換を行おうとしたが…

 

惑星封鎖機構の斥候として執行部隊が襲撃しそのまま戦闘へ移行した。

 

元々、手数ではレイヴン達の方が有利だった為…

 

敵の執行部隊にこちらの情報を持ち帰らせない様に全て殲滅した。

 

 

******

 

 

~ヒアルマー観測所にて~

 

 

引き続き、両部隊のナンバーズにウォルター、レイヴン、ラーク、フェアリーが参加。

 

観測所内の施設の生命維持に必要な機能が使用不可なので各ACの通信機から話し合いをする事となった。

 

ウォルターに関しては別地点からレイヴンのACを通して通信を送っている。

 

司会役はスネイルが行い、状況説明に移った。

 

 

『昨日、海越え中のヴェスパー部隊もアルカナの奇襲を受けました。』

 

 

各モニターに映されたアルカナの情報。

 

映っていたのは大型武装ヘリに数体のAC。 

 

以前のタロット12やタロット13ではない様だ。

 

 

『この大型武装ヘリを操縦していた者がタロット17と名乗っていました。』

 

 

数体のACも二脚型からタンク型でどれも重武装。

 

 

『あのAC達のエンブレムにはそれぞれ星座が使用されており、コールサインはスター1と星座の順に割り振られているようです。』

 

 

星座をモチーフにしているのなら多くても13体は存在していると思われるだろう。

 

交戦したローズネイルも確認の為に言葉を漏らした。

 

 

『今まで出てきたのが吊るされた男、死神、星…本当にタロットカードになぞられているわね。』

『ええ、あのスッラの情報が正しければ…の話です。』

 

 

アルカナが22名の構成であり、それぞれがタロットカードになぞられたコールサインを所持している。

 

そして例の兵器を駆使し襲撃を掛けて来た。

 

続いてカーゴランチャーでタロット12が嗾けたC兵器の詳細を当事者達が説明。

 

 

『カーゴランチャーで遭遇したシースパイダー型、二機のバルテウスも動力にコーラルを使用していた。』

『出力が上がった分、パルスシールドや装甲の強度が格段に跳ね上がっていたぜ?』

 

 

ラスティとイグアスも危険性を告げた。

 

 

『次にアタシ達があのACの他に襲撃を受けたのがこれよ……もうすばしっこくって!』

 

 

ローズネイルが提示した映像には破砕用の武装が搭載された車輪型の兵器だった。

 

 

『まさか…ヘリアンサス型だと!?』

 

 

これにはウォルターも声を上げた。

 

 

『ウォルターの小父様…このギザギザホイールの正体を知っている様ね?』

『…』

『正面から接触したウチの部隊のMTがいくつかやられたわ…対策案があるならご教授願いたいわね?』

 

 

ローズネイルの鋭い視線にウォルターは答える。

 

 

『これはアイビスの火以前に存在した技研…』

 

 

ルビコン調査技研が生み出したC兵器と呼ばれるものと語った。

 

 

『これも技研の遺産だと?』

『形状は変わっているが間違いないだろう。』

 

 

スネイルの質問に答えた後、ウォルターはローズネイルに対策案を告げた。

 

 

『正面からの接触は避け、転倒させた隙に破壊する方が良い……出来れば高機動型が対応すべきだろう。』

『成程ね、動きも速かったし…後で部下ちゃん達に対応シミュレーションさせて置くわ。』

 

 

先の兵器の他にも技研の遺産である二脚型とタンク型ACの混成部隊も混じっていた事が説明された。

 

 

『海越えの前にレッドガンとヴェスパーを襲撃したアルカナに技研の遺産…』

 

 

大人の話し合いに割り込んで来た神妙な顔のラークとフェアリー。

 

 

『ねえ…ウォルターのじいちゃん、ちょっといい?』

『何かあるのか?』

『フェアリーとも話していたんだけど、もしかしてアルカナと惑星封鎖機構って繋がっているんじゃないかなって?』

『うん、仕掛ける、タイミング?が、良すぎる。』

『気が付いたのは…いつもナイルのおっちゃんが五兄の経理ちょろまかしを調べる時に網を張るタイミングに似てたんだ。』

 

 

身内の恥を晒す発言も含まれているが、ラーク達の推測は当たっているだろう。

 

どちらも企業戦力の殲滅に中央氷原でのコーラル探索を阻んでいた。

 

それはコーラルを調査させない為に動いている事。

 

同じくコーラルと生きる解放戦線も殲滅対象である事。

 

更にアルカナと惑星封鎖機構の行動も利害が一致していた。

 

 

『もしも…アルカナと手を組んでいるのなら惑星封鎖機構もラークとフェアリーを狙ってくるでしょう。』

 

 

最悪の展開を告げたスネイルにローズネイルは提案を出した。

 

 

『スネイルちゃん…もう上の馬鹿達が動いているかもしれないし、フェアリーちゃん達を守る為にも両部隊の同盟結成に切り替えた方がいいんじゃない?』

 

 

アルカナと惑星封鎖機構に対する企業同士の休戦協定だったが…

 

両者が手を組んでいる可能性と確実な殲滅を狙っている以上。

 

自分達が生き残る為にも集積コーラルを発見し調査するにも戦力は不可欠だろう。

 

 

『俺達もその件は同意する。このまま、あの阿保共に切り捨てられるよりかはマシだ!』

『此方も上層部の馬鹿共の説得には骨が折れそうですし…仕方がありません。』

 

 

ミシガンもベイラム側に対してほぼ無理な休戦協定の一件で相当の怒りを買っていた。

 

打診していた追加戦力と物資が滞っている以上は…部下を守る為にも生き残る選択をしなければならない。

 

スネイルも既に理解はしていた。

 

アーキバス側も今回の一件を上層部に報告すれば、無能扱いの末に惑星封鎖機構の指示に従わなかったと言う事でトカゲの尻尾切りをされる事は目に見えていた。

 

協力体制を整えられる戦力があるのなら…

 

此方が切り捨てられる前に企業を切り捨てるなら今しかないだろう。

 

 

『ウォルター、契約者は変わるが…両部隊連名の依頼継続で構わんか?』

『今まで通りに報酬が用意できませんが…現物支給等で賄いますので。』

『…判った、コーラルの調査は此方も同じだ。』

 

 

ウォルターは今にも沈没する船に乗った気分にもなったが…

 

621の嬉しい表情を見て、その考えを改めた。

 

同盟を組んだが、各部隊にそれぞれ命令を下すのは変わらずミシガンとスネイルである。

 

 

『両部隊同盟の初任務は…ヨルゲン補給基地と旧バートラム宇宙港の掌握だ!』

『奴らの出鼻を挫きましょう。』

 

 

コーラルの真実を知る為にも…

 

互いの生き残りをかけた戦いが始まろうとしていた。

 

 

=続=




このルートの発生条件。

チャプター0

※フェアリーを発見。
※フェアリーを再教育センターに送らず、家族として認める。

チャプター1

※フェアリーがレイヴンと共に独立傭兵向けのミッションに参加。
※レッドガン部隊と共にガリア多重ダムのミッションに参加。
※各ミッションに出現するデリーターACと交戦し破壊する。
※壁越えでジャガーノートをレイヴンで止めを刺す。
※収容所のミッションでデリーターACの破壊を優先する。(共闘フラグ1確定)
※ウォッチポイントでのバルテウス戦時にフェアリーにパルスガン捜索を託す。
※スッラの墓標を造る。(生存フラグ1確定)

チャプター2

※ベイラムとアーキバスで休戦協定を結ぶを選択。
※先行調査任務でRaDの拠点にレイヴン、ラスティ、フェアリー、イグアス、ラークを出撃させる。
※ノーザークを捕獲する。(生存フラグ2確定)
※襲撃したデリーターACを全て破壊する。
※カーゴランチャーでレッドガン部隊の援護を受ける。
※レイヴンが追加されたインテグレーションプログラムの内容を確認する。

チャプター3

※レッドガン、ヴェスパー両部隊による同盟を結成するを選択。
※???


結果、色々と吹っ切れたスネイル閣下が出来上がりました。

スネイル『現場も知らぬ上層部など塵と一緒です……精々、指をくわえて見ているがいいでしょう。』






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