「石丸映画」企画・製作“パルムドールP”! クラファンは都知事選後も継続の“綿密計画”ぶりに「都知事選も仕込みじゃん」
都知事選挙で得票数166万票を獲得して2位に躍進し、一躍時の人になっているのが、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏だ。選挙後の特番で、次々にコメンテーターと“舌戦”を交わし、噛み合わないやり取りに賛否両論が寄せられている。 だが、それも彼にとってはどこ吹く風なのだろうか。彼をモチーフにした映画が、8月30日に公開されることが発表されたのだ。 「映画のタイトルは『掟』(中津留章仁監督)。すでに公開された情報によれば、石丸氏をモデルとした主人公が、市長選に立候補を思い立ったところから物語が始まるといいます。当選後の市議会との攻防や地元メディアとの対立など、実際に石丸氏が歩んできた市長時代の道のりを踏襲したストーリーになるようです。映画のなかでは、居眠りする市議に対し、彼の決め台詞『恥を知れ、恥を』を叫ぶシーンもあり、まさに石丸氏そのものが描かれることになるようです。 映画の計画自体は以前から公表されていましたが、初めてPRされたのは7月8日、都知事選の翌日でした。石丸氏が世間からの注目を集めている最中にPRしようという、綿密な計画がすでにあったのでしょう」(映画ライター) “石丸フィーバー”に沸いた都知事選翌月という絶妙のタイミングでの公開となるわけだが、これを仕かけたのはある大物プロデューサーだという。 「じつは、この映画の企画と製作を請け負っているのは、映画プロデューサーの奥山和由氏。奥山氏といえば松竹の元専務取締役で、父は松竹元社長の奥山融氏という映画一家で育ち、これまでに『ハチ公物語』や北野武監督映画である『その男、凶暴につき』『ソナチネ』などの、日本を代表する映画を手がけてきた人物です。1997年には、製作を務めた『うなぎ』(今村昌平監督)が、カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルムドールを受賞したこともあります。現在は、映像コンテンツの企画・製作・プロデュースをおこなう会社『チームオクヤマ』の社長を務めています」(同前) そもそもこの作品は、2024年2月に劇団「トラッシュマスターズ」が公演した舞台が原案となっている。その舞台の脚本を奥山氏が観たことで、映画化の企画が立ち上がったというのだ。それは、2024年3月のこと。石丸氏が都知事選への出馬を表明したのが5月17日だったことを考えれば、都知事選への挑戦はまさに映画の題材にはぴったりだったに違いない。 3月に発案した作品が同年8月に公開という、類を見ないスピード製作について奥山氏は「この企画はタイミングが命。世の中の問題意識が芽生える都知事選、そのときを外したら作る意味がない」とコメントしている。では、製作費はいったいどこから捻出したのか。 「今回は、映画上映に向けてクラウドファンディングも同時並行でおこなわれていました。資金の目的は、映画宣伝費500万円のうち半額を支援してほしいというもの。7月10日現在集まった額は目標額250万円に対し、73万6000円です。 募集期間は7月28日までおこなわれます。石丸ファンがついた選挙後でもお金が集められるように、今月末まで期間を設定したのも計算のうちだったのではないでしょうか」(同前) 実際Xには《石丸伸二をモデルにした映画が都知事選の翌月には上映っていうのがね もう都知事選も仕込みじゃん どんだけ金をかけるのよ、この飾り神輿に》と、あまりのタイミングのよさにこのような推測をする投稿まで。 製作の経緯などを聞くべく奥山氏に話を聞こうとしたが、広報担当者はこのように答えるのだ。 「現実とリンクした内容にするために、都知事選の開票結果を作品のエンドに入れたいという考えがあり、制作がギリギリになっております。製作陣としては、作品が完成するまでは取材を引き受けるのはよそう、という方針でおりまして、各社様一律に取材はお断わりしています」 現在進行形で作られているという今作。「石丸劇場」はまだ続く――。
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