◇ケチな企業は潰れちまえ


こんにちは。
早速ですが、寄稿記事が公開されておりますので、まだお読みいただいてない方はどうぞ。

こちらから→そんな給料で働けるか、バーカ!


近頃は、あっちでもこっちでも人手不足ですね。
しかも、この先いつまでたっても解消の見込みがない人手不足です。

なんなら、これからもっとひどくなります。地方では毎年ものすごい勢いで人口が減っていますから。
若者は出ていくし、子供は産まれないし、現役性代も高齢化して労働市場から引退していってるしで、シャレにならない勢いで働く人が激減中。
多くのお店で求人募集のチラシが貼りっぱなしになっています。


でもね、そういうチラシが貼りっぱなしのお店って、大抵が時給1,000円以下なんですよね。
「えーっと、おたくは本当にスタッフを集める気があるの?」と疑問に感じてしまいます。


だって、今どき時給1,000円やそこやで応募があるわけないですよ。
地方におけるバイトの時給は、ここのところ爆上がりしているのですから。
コロナ禍が明ける前までは時給800円台もまだ普通だったと思いますが、今ではバイト情報をスマホでちゃちゃっと検索すれば、時給は1,300円〜の募集がごろごろあります。


よっぽど自由度が高くて、かつ楽な仕事なら時給1,000円でも採用できるでしょうけど、そうじゃないなら無理ですよね。
飲食店でのバイトなら、


・時給1,000円 

・交通費なし

・食事は社割で半額


という条件で応募しているお店と、


・時給1,300円〜1,700円

・交通費支給

・賄いつき


という条件で応募しているお店が並んでいたら、どちらに応募しますか?


って話ですよ。
なので、「本当に人手不足で困っているなら、よそに比べて見劣りしない給料と条件で募集をかけろよ」と思います。


求人に応募者が全く居ないからといって高い時給を設定できないのは、それをやっていしまうと、今働いているスタッフの時給も上げなくてはならないからでしょう。そうしないと不満が出て、離職者が相次いでしまうかもしれません。
今いるスタッフ全員の時給を上げるとなると、人件費のコストが高くなりすぎると思っていそうですよね。


だったら、少人数のスタッフでもやっていけるように仕組みそのものを変えればいいのに。
けれど、人件費をコストと考える企業ほど、デジタル化やAI活用による業務の効率化と省力化には消極的。
いまだに現金主義だったりして、働く人にとってもサービスの利用者にとっても不便な仕事のやり方を、いつまでも続けようとしています。コスト削減のしどころを間違えているのです。


だいたいね、「うちは地方の中小企業なのだから、スタッフの給料もこのくらいが妥当」とか言うけれど、地方の中小企業オーナーって金持ってますからね。自分たちは資産をたっぷり貯め込んで、贅沢な暮らしをしているのですよ。
「お金がない」なんて口先だけです。


まあ、そういう利益を従業員に還元しようとしない企業は、もうまともな人材を採用できないし、先は長くないでしょう。
良い世の中になったものです。ブラック企業が淘汰されるなら、人手不足も悪くないですね。