◇バカは救いようがねぇ


おはようございます。日本は円安で阿鼻叫喚の中、GWがスタートしましたね。
みなさんは、旅行とかレジャーに行かれますか?

私はGW中もひたすら仕事をしています。ただでさえ忙しいのに、また新しい仕事のオファーを受けてしまって、片付けても片付けても仕事がエンドレス...。


さて、そんな中、寄稿記事が公開されました。
まだお読みいただいてない方はどうぞ。

こちらから→詐欺師が詐欺師を飲み込むとき


読んでいただけましたか?


もうね、もとからバカヤロウとは思っていましたが、ここまで来るとメダカかと。
メダカレベルのバカ。




すくいようのないバカ!



ですね。

寄稿記事の紹介をこうしてブログに書くために、今日も朝っぱらからメダカ(假屋 舞)のブログを読みました。
そしたらね、自称:大富豪による金運アップセミナーに続いて、今度は大富豪になるための塾を開校するんですって。

なんと、そのお値段は9年コースで800万円。6年コースで300万円。3年コースで50万円。

詳細はこちらから(リンク先は魚拓)→Lion〜特別大富豪塾〜


たった50万円の投資で、3年後には年収が50億になるんですって。
やっべぇ、頭がズキズキしてきた...。


これに申し込んじゃったメダカ以下のバカって居るの?


この話のどのあたりがおかしいのか、ちょっと考えてみましょう。



>>9歳から株で稼ぎ、小学生にして年収3億6千万円。
ご両親の住宅ローンをわずか9歳にして完済してしまう。

20代で最高年収68億円を達成。
しかも働いたのは、たったの3ヶ月。


今は、ご自身の中で愛を大切にされているので、
そんなに稼ぐことに集中していませんが、
それでも個人年収は、かるーーーーく7億円。


世界最高峰のスイス銀行のファンドマネージャーを歴任。

ロイヤルやスーパーセレブの大富豪の資産運用を任され、
すでに動かしたお金は一兆円超え!!




読みましたか?
では、こっちの動画も見てくださいね。私は寄稿記事を書くために、3本とも我慢して視聴しました。

動画の中のモザイク野郎が、弁財天(Ayu)を名乗る自称:大富豪です。









動画の中で、父親は一部上場企業の重役で、年収は3000万円くらい。母親は自営業で稼ぎまくり、年収は6,000万円はあったと言ってますよね。

弁財天は、「9歳で投資を始めた頃に、ちょうどバブルの入り口だった」と話していますから、バブルの始まりだった1986年に9歳だっということです。となると、生まれた年は1977年ということになります。1986年は、昭和でいうと61年。


昭和の時代に、弁済天の両親は二人合わせて年収9,000万円のパワーカップルだったということですから、その時点で相当な富裕層ですよね?
子供の助けを借りなくても、住宅ローンの返済なんて楽勝だったはずですが?


しかも、このご両親。生きた時代と世代の設定がおかしい。

動画では、「両親はそれぞれ戦争で全財産を失った」ことになっていますが、1977年生まれであれば、団塊の世代が親にあたるはずなのですよ。

団塊の世代は、戦後生まれなので戦争を経験していません。戦争を経験した話が本当だとするならば、弁財天の両親はかなりの高齢出産で子供をもうけたということになります。

となると、若く見積もっても母親は40代で出産し、にもかかわらずバリバリ働いてお金を稼ぎまくり、そのうえ毎晩のように飲み歩いていたということですから、相当な女傑ですねぇ。


父親は、一部上場企業にお勤めだったようですが、うだつが上がらない人物だったようです。

弁財天が投資を始めたキッカケは、「父親を出世させるために、父親が勤める会社の株を購入し、株主として社内における存在感を高めるため」だったとか。

母親が資金を出し、まだ小学生の子供(弁財天)が投資して、1年か2年後には父親を全社員の中で筆頭株主にしたそうです。
最初は課長だったのを、部長→工場長→取締役へと出世させたそうなのですが、これは日本語がおかしいでしょう。


「全社員の中では1番の大口投資家になった」と言うならまだ分かるけれど、筆頭株主になったのであれば、その企業のオーナーになったということです。
一部上場企業(メーカー)のオーナーなのに、なぜサラリーマンを続けていたのですか?

しかも、代表取締役じゃなくて、ただの取締役止まりとは、どういう扱いなのでしょう?


そもそも当時の一部上場企業は株の持ち合いをしていましたから、創業者一族でもない個人は、筆頭株主どころか大口株主になれるわけもないのに。

日本のバブル景気って、1986年12月〜1991年2月までなのですよね。
9歳の頃にバブルの入り口だったと言うことは、バブルが終わった頃にはまだ中学生ですよね?

それなのに、ファンドマネージャーとしての新人時代は、日本がまだバブルだったとも言っています。
ファンドマネージャーとして仕事を始めたのが23歳か24歳の頃らしいので、そっちの設定に話を合わせると、弁財天は1960年代後半生まれということになってしまいますよね。
だとしたら、9歳の頃はバブル景気にかすりもしません。おかしいですねぇ。


はぁ...。
弁財天て奴、日本の現代史を全く知らねぇだろ?
何となくの印象で設定を作ってるだろ?だから話がチグハグなんだよ。

しかも、金融の知識も全く無いときてやがる。
こんな奴には、ファンドマネージャーどころか経済ヤクザも務まらんわ。


本物の経済ヤクザの本↓





チンケな与太話を鵜呑みにしてしまう方も、あまりに知識が無さすぎる。
普段からニュースを見ろ!


だいたい、おバカの崖っぷち人生に大富豪が現れるわけないだろう?
類は友を呼ぶんだから、その金持ちのフリをしている男は、お前と同じでチンケな詐欺で糊口をしのいでいる
大貧民なんだよ。

早く気づいて手を引かないと、大変なことになるぞ。

火車 (新潮文庫)
みゆき, 宮部
新潮社
1998-01-30