西谷浩一監督が前田悠伍を語る 土砂降りの初対面…“赤い糸”で結ばれた大阪桐蔭への入学

大阪桐蔭時代のソフトバンク・前田悠伍【写真:小林靖】
大阪桐蔭時代のソフトバンク・前田悠伍【写真:小林靖】

大阪桐蔭高の西谷浩一監督を単独インタビュー…初対面で前田悠伍の第一声は「全然ダメ」

 大阪桐蔭高の西谷浩一監督が、鷹フルの単独インタビューに応じた。昨年のドラフト会議でソフトバンクに1位指名された同校のOB、前田悠伍投手について全3回にわたって紐解いていく。第1回は、西谷監督と前田悠の「出会い」。中学生の時点で「全てのものを兼ね揃えていました」という、投手としての完成度とは。土砂降りの初対面から「ぜひお預かりしたい」と伝えるまで、大阪桐蔭とは“赤い糸”で結ばれていた。

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 西谷監督自身は「皆さんがいうほどのものではないですよ」と謙遜するが、スカウティングに力を入れていることは有名だ。前田悠についても「中学校の1年の時くらいから『うちに来たい』という話は聞いていたんですけど、僕も1年生を見に行く時間はなかった」と振り返る。多忙な中でも、滋賀県に「かなり良い」というサウスポーがいることはしっかりと頭に入っていた。「コーチは前田を見ていましたので『かなり良い』とは聞いていました。中2の終わりくらいですかね、初めて見たのは」。それが、土砂降りの初対面だった。

大阪桐蔭・西谷浩一監督【写真:小林靖】
大阪桐蔭・西谷浩一監督【写真:小林靖】

(竹村岳 / Gaku Takemura)