盗撮などの罪 元児童支援員に懲役2年6か月を求刑
自身が勤務していた小学校で、着替えをしていた児童を撮影したとして、児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われている湯梨浜町の小学校の元児童支援員の裁判で、検察は「立場を利用した悪質な犯行だ」などとして懲役2年6か月を求刑しました。
湯梨浜町の小学校の元児童支援員・山崎哲平被告(41)は、去年4月からことし3月にかけて、勤務していた小学校で着替えをしていた女子児童9人の動画を撮影したとして、児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われています。
この他、被告はことし1月と3月に、同じ手口で着替えをしていた児童を撮影した罪でも追起訴されていて9日、鳥取地方裁判所倉吉支部で開かれた裁判で、追起訴された内容を認めました。
このあと検察は「性欲を満たすために児童支援員という立場を利用した悪質な犯行だ。盗撮行為の常習性は顕著で、被害児童に与えた精神的ショックはとてつもなく大きい」として懲役2年6か月を求刑しました。
これに対し弁護側は「被告は医療機関を受診していて、治療を継続することで再犯防止につなげたいと考えている」などとして、執行猶予の付いた判決を求めました。
裁判は9日ですべての審理が終わり、判決は8月5日に言い渡されます。