いじめられたらするべきこと

失ったもの 傷ついたもの


彼女は、生前、関わった人たちに、こんなことを言っていた。

「死にたい」

に帰りたくない」

私はいない方がいい

母親には会いたくない」

の車に乗りたくない」

には帰りたくない」

母親と母親の交際相手には会いたくない

母は自分の気持ちをわかってくれない

「教室に行きたくない、にも戻りたくない」

A子先輩に会いたい

「私のことなんか何も知らないくせに」

誰もわかってくれない」

「自分には障害がある」

親とうまくいってない

「もう死にたい」

頑張ってないって言われることが嫌。必死こいて頑張っているのに、努力しても認められない。認めてくれない。お前は頑張ってないって言われて甘えることができない。ふざけんなって。」

お母さんに勉強もなんにもしないでゲームしたりとかケータイいじったりばかりして、何になるの、と言われたけど。私的な気持ちだと(我儘なのはわかっているが)勉強もなんにも辛くて手がつかないのに今できることすら否定されたらもうどうやって頑張ったらいいんだ。最近塾に行けるように頑張ったのに。」

「さ゛み゛し゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛」

「抱きしめられたい、男の人でも女の人でもいいから抱きしめてくれ、、(無理)(無謀)(無茶振り)(諦めろ)」

「寂しい、、」

が大人になったら結果しか見てくれない。そこまでたどり着く過程を見てくれるのは小学生までだってずっと言われてるので言い返せなくって。」

「いつもお前は自分に甘すぎると言われます。きっとその通りです。何もできない。何もする気がない。私という人間。そんな人間に私は存在価値を見出せなくなってきました。」

人に迷惑をかけるのも怖いし、人に迷惑をかけることとかがいけないことだと思っている節があって。」

「それが怒られるんですよ。周りのネットの方だったり、お母さんだったりとか。たまにお母さんは通話の内容を聞いているので失敗するのが怖くて。」

しかし、彼女の言葉を、再調査委員会も、市長も、マスコミも、弁護士も、あなたのパートナーも、そして、あなたも、誰一人、ちゃんと受け止めなかった。



どんな親だって、我が子には、不適切な関わりを持って貰いたくないと思うだろう。

しかし、それを言うのであれば「寂しい」という気持ちを解消してあげるべきだった。

転校させて、お友達と引き離すのではなく、学校やお友達のせいにして攻撃するのでもなく、親子の関係を見直すべきだった。

説教ばかりするのではなく、褒めてあげるべきだった。

失敗も、次に活かす為の成功と捉えて、認めてあげるべきだった。

それをしなかったから、彼女は、転校後も、あなたがあんなにも大騒ぎしたにも関わらず、ネットで知り合った男に、わいせつな画像を送ったんだ。

あなただって、支えてくれる人がいなくて、いつまでも、こうやって言われ続けていたら、どうして誰も認めてくれないんだと思っただろう。

彼女は、まさにそういう状態だったんだ。

それなのに、あなたは「いじめ(トラブル)さえ起きていなければこうはならなかった」などと言って、校長、教頭、担任、そして、彼女のお友達とばかり向き合って、心をすり減らし、我が子と真っすぐ向き合う時間を失くし、よそ見をしながら、人に迷惑をかけるな、もっと頑張れ、学校に行きなさいなどと言って、更に関係を悪くさせた。

PTSDではなかったのだろうか?

それとも、彼女が嘘をついているとでも言うのだろうか?

いや、彼女は、期待に応えようとして話を合わせることはあっても、恐怖や煩わしさから逃れる為にその場限りの嘘をつくことはあっても、相手の気持ちがよく分からず勘違いをして間違ったことを言うことはあっても、誰かを貶めたいという醜い欲求を充足させるために嘘をつくことは決してしなかった筈だ。

どんなに怒っても、最後は、自分が悪いと言って自分を責める。

そういう子だった筈だ。

だから私は、あなたたちの言葉ではなく、彼女の言葉を信じる。



別に、あなたたちだけが話を盛ったり、話をでっち上げる人間という訳ではない。

手柄を上げたいという欲求を充足する為の、違法不当な「権力」を振り翳す馬鹿もいれば、誰かに責任を押し付ける為の、筋の通らない「命令」に従うアホもいる。

子供の為になると思い込んで、同じようなことをしてしまう人は、まだマシかも知れない。

でも、限られた権限と時間の中で、真っすぐ向き合おうとしてた人たちを貶めるようなことはしてはいけなかった。

自分ができなかったことを、頑張っていた人たちのせいにして、何故できなかった、などと言って、罵倒してはいけなかった。

何故、私の話を真剣に聞いてくれないんだ、などと言って、問い質そうとしてはいけなかった。

あなたたちが攻撃をした人たちも、あなたたちの言葉ではなく、彼女の言葉を信じて動いていたからだ。

メディア旭川に捏造記事を出されるまでは、金子さんも、中山さんも、菅野さんも、辻並さんも、彼女の為を思って、動いていた。

あなたたちが「マスコミを使った暴力」を振るったから、みんな離れていっただけなんだよ。

でも、今回は、もっと巨大な暴力を使ったことによって、納得できる結果を得られたのかも知れない。

代わりに失ったものは、言葉では言い表せないくらい大きいものだったと思うけれども。

本当に、このままで良いのかい?



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コメント

    • 匿名
    • 2024年 7月 09日 8:29am

    世の中、お金で買えない物の方が価値があると思います
    命も信頼関係もお金では買えません…。

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