小池百合子氏が3選　石丸伸二氏2位、蓮舫氏3位　投票率は5ポイント以上増の60.62%【詳報・都知事選】

東京都知事選は7日投開票され、無所属現職の小池百合子氏（71）が3選を果たした。東京新聞の出口調査では、回答した有権者の4割程度の支持を得た。（デジタル編集部）

いずれも無所属新人で、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏（41）、立憲民主、共産などの各党が支援した前参院議員の蓮舫氏（56）ら他の候補は届かなかった。

NHKは午後8時ごろ、出口調査の結果に基づき、小池氏の当選確実を速報した。

東京都知事選は7月30日の任期満了に伴って実施。投票は7日午前7時、都内約1800カ所で始まり、午後8時に締め切られた。

開票結果が確定し、小池氏の得票は291万8015票。得票率は42.8％だった。2位は石丸氏で165万8363票で、得票率は24.3％。3位は蓮舫氏で128万3262票で、得票率は18.8％だった。この3人の得票が全体の85.9％を占めた。

石丸氏の得票数が蓮舫氏を上回り2位となることが確実となった。

都選挙管理委員会は午後11時25分ごろ、都知事選の投票率が60.62％だったと発表した。前回知事選の55.00％を5.62ポイント上回った。

都選管は午後10時50分ごろ、都知事選の投票率が60.00％だったと発表した。前回知事選の55.00％を5.00ポイント上回った。

警視庁は7日、都知事選と都議補選での選挙違反取り締まり件数を発表した。逮捕は計8件で、前回同時期より7件多かった。候補者の選挙ポスターをはがすなどの公職選挙法違反（自由妨害）容疑が4件、選挙に絡む暴行と器物損壊の両容疑が各2件だった。警告は22件だった。

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蓮舫氏は午後8時20分ごろ、報道陣に敗因を問われると「これからじっくり、いろいろ考えさせていただきたいと思いますが、私の力不足、そこに尽きると思います」と述べた。

人工知能（AI）エンジニアの安野貴博さん（33）は8時10分ごろ、JR神田駅近くの貸しスペースで、選挙結果を「本当に意味のある成果だった」と振り返った。

小池氏は午後8時5分ごろ、報道陣に「3期目、都政の舵取りをお任せいただいた。ますます重責を痛感するところだ。あらためて都民の皆様方からもっと改革を進めろ、もっと生活を支えてくれ、そういう思いを頂戴したかと思う」と述べた。

石丸氏は、4年後の都知事選への対応を問われ「可能性はそれはあります。それをすると決めたわけではありません。すべての選択肢はテーブルに載っている」と述べた。

元航空幕僚長の田母神俊雄氏（75）は7日夜、中央区築地の事務所で「もっと（票が）入るかと思ったが、残念だ」と悔しさをにじませた。

石丸氏は午後8時すぎ、新宿区内の選挙事務所で集まった多くの支援者を前に「全力を尽くせた。胸を張って、できることは全部やったと言い切れる」と敗戦の弁を述べた。

午後8時ごろ、小池氏の当選確実が伝えられると、東京都内で集まっていた蓮舫氏の支持者たちは静まり返った。

都選管によると、午後7時半現在の期日前投票を除く投票率は推定39.26％で、2020年の前回都知事選の同時刻を1.94ポイント上回った。

都選管によると、告示翌日の6月21日から7月6日までの16日間の期日前投票者数は、過去最多の215万1251人だった。投票率は18.65％だった。2020年の前回都知事選の同じ期間の期日前投票者数 175万4013人より約23％増えた。

◆18時は▲0.43ポイント

都選挙管理委員会によると、午後6時現在の期日前投票を除く投票率は33.07％で、2020年の前回都知事選の同時刻を0.43ポイント下回った。

都選管によると、午後5時現在の期日前投票を除く投票率は推定30.53％で、2020年の前回都知事選の同時刻を0.10ポイント下回った。

◆16時は+0.41ポイント

都選管によると、午後4時現在の期日前投票を除く投票率は推定27.78％で、2020年の前回都知事選の同時刻を0.41ポイント上回った。