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【高校野球】シード校分析/Bシード春日部共栄


高い制球力で打たせて取る春日部共栄の右腕松村
 5年ぶりに春4強入りを果たした勢いそのまま、掲げる「V奪還」をこの夏、実現できるか。今季限りでの引退を発表している本多監督は「いつもの夏を迎えるだけ。やるのは選手。任せるしかないし楽しみ」と選手の奮起に期待を寄せる。

 春以降、守備力をさらに強化。慌てず試合を制す精神力に磨きがかかった。主戦はピンチに動じず平常心で投げ込む右腕松村。高い制球力で凡打の山を築く。1年前田や2年大野ら下級生左腕コンビも制球は申し分なし。投手陣が一戦一戦試合を組み立てる。

 今季の春日部共栄打線は毎試合ヒーローが変わりそう。ミート力にたける器用な2番三田村に強心臓な4番平尾。長打力を備える6番高田らが好機を広げる打撃をここぞで発揮し、頂点まで着実に勝ち進みたい。

【春季地区大会】
▽代表戦 11―0 開智未来(五回コールド)

【同県大会】
▽1回戦 6―0 川口工
▽2回戦 11―2 坂戸(七回コールド)
▽3回戦 9―2 川越工(七回コールド)
▽準々決勝 4―2 西武台
▽準決勝 2―4 昌平

■予想オーダー

 1 和田(右)
 2 三田村(遊)
(3)佐藤隆(中)
 4 平尾(三)
(5)成井(左)
(6)高田(一)
 7 野口(捕)
 8 坂寄(二)
 9 松村(投)
※(数字)は左打者
2024/07/08 10:13:00
記事提供:埼玉新聞

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