転生したらモンキー・ゴードでした   作:NEST中毒者

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一応機体のおさらいをしておきます

イオタ/マインドι

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イグア……謎の傭兵パラナちゃんの機体。
ガン盾しながらガトリングが基本。

トランスクライバー/マインドΩ

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謎の超美少女独立傭兵ケイトちゃんの機体。
対艦巨砲主義の具現。

81-001 ANGL

【挿絵表示】


謎の傭兵の協力者セラちゃんの機体。
技研パーツを用いた作例の1つ。






バスキュラープラント襲撃⑨

 

「見つけたぜ……! 野良犬……!」

 

 「アーキバス・バルテウス」と入れ替わるように現れた新手。

 独立傭兵パラナの駆る「イオタ(マインドι)」……その正体については今更語るまでも無いだろう。

 

「のらいぬ……そう、だね」

 

「あぁ?」

 

「わたし……ほんとに、のらいぬになっちゃった」

 

「知るかよ、んなこと……!」

 

 執念に満ちた声と、自嘲と悲哀を滲ませる声。

 どちらも、感情が希薄だという旧世代型強化人間らしい姿では無かった。

 

 ……さて、状況は依然3対2。

 先程よりは連携のできる組み合わせだ。

 

「野良犬、テメェの相手は俺だ……!」

 

「―――――――!」

 

「こ、今度こそKRSVの真価を見せて差し上げますよ!」

 

 「イオタ」が「ボイジャー1」に、「81-001 ANGL」が俺の方に付き、「トランスクライバー(マインドΩ)」が後方で援護する陣形を取ってくる。

 

 ……ここは、あえてそれに乗ることにした。

 

「―――――――!」

 

 「81-001 ANGL」が左手のコーラルブレードを振りかぶる。

 

 放たれる光波の特殊な軌道も、随分見慣れたものだ。

 

 とはいえ、ここはコーラルの湖。

 水に混じったコーラルを利用した攻撃には注意しなければならない。

 

「―――――――」

 

 光波を躱し、接近。

 コーラルライフルの長い銃身より内側に入ることで、これを無効化。

 同時にグレネードキャノンも、自爆の危険性により撃ちにくくなる。

 

 そのまま、ニードルガンを連射――

 

「―――――――」

 

 突如として、爆導索の尾を引く特殊ミサイルが2機の間に割り込んだ。

 それは、こちらが飛び退いた後も意思を持ったように執拗に追ってくる。

 よく見れば、その弾頭に緋い粒子が纏わりついているのが見えた。

 

「―――――――!!」

 

 距離を()()()()()ところに、3点射のコーラルライフルが向く。

 

「―――――――」

 

 だが、それはあらぬ方向を向いた。

 

「クソッ、野良犬が……!」

 

「……っ!」

 

 放たれた3発のコーラル弾は、シールドを割られ硬直する「イオタ(マインドι)」……それを刺し貫こうとする「ボイジャー1」の目の前を掠め、その致命的な追撃を押し留める。

 

「クソッ、俺は1人でも……!」

 

 致命傷を免れたその銀の機体は、オーバーヒートしたシールドの代わりにパルスアーマーを展開。後退しながら射撃を続ける。

 

「……イグアスは、なにがそんなにこわいの?」

 

「ンだと、俺がビビってるって言いてぇのか!?」

 

「……だって、ずっとこわがってる」

 

「言うじゃねえか、テメェ……!」

 

 戦闘を続けるあちらの2機。

 一方、こちらの趨勢は半ば決していた。

 

「―――――――!!」

 

 足を止めずとも、明後日の方向に武器を向けるというのは致命的な隙だ。

 その一瞬で再接近した俺は、再びニードルガンを掃射。

 ACS負荷限界(スタッガー)に陥った赤い機体にチェーンソーを突き立てる。

 

「―――――――」

 

 だが、それはターミナルアーマーで止まる。

 すかさずリペアキットで回復され、仕切り直し――

 

「おや、だれか忘れていませんか?」

 

 アラート。

 

 直後に飛んできた、青と紫の混ざったエネルギー砲撃を躱す。

 続けて、さらに同じ攻撃が1発。それも回避すれば、極太の青い光線が2発同時に放たれる。

 

「もう、何で当たらないんですか!」

 

 ……マルチエネルギーライフルに、可変式レーザーキャノン。

 最大チャージされたそれらは、当たれば1撃で致命打になる威力と衝撃がある。

 

 故に、オーバーヒートした今、潰す。

 

 放たれた全弾を避けきると、それを放った「トランスクライバー(マインドΩ)」へターゲットを切り替える。

 

「こ、こっちに来ました! 対処してください!」

 

 ABで距離を詰めつつ、鈍重で的の大きいタンクにニードルガンを撃ち込む。

 そのまま体当たりし、機体が触れると同時にアサルトアーマーを起動。

 

 速攻でACS負荷限界(スタッガー)に陥った「トランスクライバー(マインドΩ)」を「81-001 ANGL」に対する壁にしながら、チェーンソーを――

 

「―――――――!!」

 

 だが、それはチェーンソーに抉られる寸前で蹴り飛ばされ、あらぬ方向に飛んでいく。

 その代わりに飛び込んできたのは、「81-001 ANGL」だ。

 

「―――――――」

 

 再び回転する刃に抉られ、削れていく赤い機体。

 

「……セラ、その身体はもう持たない……」

 

「―――――――」

 

 ターミナルアーマーをすでに切ったそれは、今度こそ機能停止する。

 

「……次」

 

 ……予想外の事象が入ったが、問題はない。

 奴のオーバーヒートが終わる前に、片づける。

 

 再び「トランスクライバー(マインドΩ)」に接近。

 破れかぶれで体当たりをしてくるが、逆に蹴り返す。

 

「イ、イグアス、対処を!」

 

 全武装をオーバーヒートさせたその機体に出来ることは、ほとんどない。

 一方的な攻撃でACS負荷限界(スタッガー)に陥れる。

 

「畜生……野良犬が……!」

 

「…………」

 

 助けを求めた先はというと、完全にユーリが圧倒していた。

 シールドとパルスアーマー、そして逃げ腰の戦法で決着が少し遅れているだけだ。

 

「対処を……」

 

「テメェと俺で、何が違う……? 何が足りねぇんだ、クソが……!」

 

 チェーンソーと、収束レーザー。

 致命的なとどめの一撃が、奇しくも同時に、違う敵に対して振るわれる。

 

 だが、撃破されたのは1機だけだった。

 

「随分なザマだな、G5(ガンズファイブ)!!」

 

 「イオタ(マインドι)」の近くに着弾したグレネードがそれを吹き飛ばし、ギリギリで致命傷を回避させたからだ。

 

「貴様には山ほど説教がある! 帰ったら徹底的に殴ってやるから覚悟しておけ!!」

 

 大量の重火器を携えた大型機体が、崖の上から現れた。

 

 

 

 

今構想のあるもの(上ほどハッキリ決まってる、下ほどフワフワ)

  • AMちゃんルートIF
  • ヒロアカRTA ヒューマライズチャート
  • 「465、仕事の時間だ」「ん」
  • 無限ループ闇堕ち621
  • TS魔法少女もの(オリジナル)

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