着物を着たいか、着物姿になりたいか
着物姿の人いいなあ…自分も着物着たいなあ…まてよ、本当に着物を着たいのか?着物姿になりたいだけではないのか?
着物を着る場合
着物を着るには、以下が必要であると考えられる。
着る着物
着物を着る時間
着物を着る技術
まず、着物を着るには着る着物が無いと話にならない。
着物を入手するには、街のお店やフリマアプリなどで着物を買うという方法がある。
また、きもの365などの業者でレンタルするという方法もある。
また、着物を着るには着物を着る時間も必要である。
上手い人なら数十分程度で着られることがあるらしいが、素人だと数時間かかることもある。
スペースマーケットなどでレンタルスペースを借りることで、周囲からの干渉を防ぎ、時間を確保する方法がある。
さらに、「着物を着る時間」だけでなく、「着物を着た状態で過ごす時間」「着物を脱いで片付ける時間」も確保したほうがよい。(これらも広義では「着物を着る時間」に含まれそうである)
さらに、着物を着るには着物を着る技術も必要である。
現代では、インターネットで検索することで着物を着る方法を紹介しているページが複数見つかる。
しかし、これらを読んでも、すぐに上手に着物が着られるようになるとは限らない。
実際にやってみると、数時間溶かした上、崩れまくったひどい見た目になってしまうこともある。
このように、着物を着るには技術が必要で、すぐに上手に着物を着ることはできないことがある。
「着物を着たい」のであれば、努力をして技術を身につけるほかはないだろう。
しかし、単に「着物姿になりたい」のであれば、別の選択肢も出てくる。
着物姿になる場合
着物姿になる場合も、着物姿になる時間と技術は必要だろう。
しかし、「着物を着る」との大きな違いとして、「着物姿になる」場合、着物を着る技術を外注できるのである。
自分で着物を着る技術を身に着けなくても、着物レンタルVASARAなどの着物を着せてくれる業者を利用することで、比較的簡単に着物姿になることができる。
もちろん、十分上手に着られるのであれば自分で着物を着てもよい。
さらに、着物を着る・着せてもらうだけが「着物姿になる」方法ではない。
たとえば、構造に工夫があり、簡単に着られて着物のように見える製品が市販されている。
普通の着物を身につけることにこだわらないのであれば、これらを用いて着物姿になる選択肢もあるだろう。
また、物理的な手段にこだわらず、画像を加工することで着物姿の画像を作る、という選択肢もあるかもしれない。
GIMP で切り貼りをする方法もあるし、最近ならAIを使ってなんとかできる可能性もあるかもしれない。
着物を着た状態になる場合
「着物を着る」と「着物姿になる」の中間として、「着物を着た状態になる」というのも考えられる。
この場合は、着物を自分で着るだけでなく着せてもらう方法もアリだが、工夫された製品や画像加工を用いるのはナシだといえるだろう。
さらに、着物は着ているが、その上に何かを着ていて着物が隠れている状態では「着物を着た状態」ではあるが「着物姿」ではないといえることがありそうだ。
このパターンでは、「着物を着る」と「着物姿になる」の中間とはいえないかもしれない。
まとめ
「着物を着る」のは難しく、技術の習得が必要であるが、「着物姿になる」だけであれば業者に着物を着せてもらったり、工夫された製品などを利用したりすればよい。
「着物を着たい」と思ったときは、それは本当に「着物を着たい」なのか、それとも「着物姿になりたい」や「着物を着た状態になりたい」なのかをもう一度考えてみよう。
ゆくゆくは自力で「着物を着たい」が、とりあえずは「着物姿になりたい」ので業者に着物を着せてもらいに行く…というのもアリだろう。
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