知事定例記者会見で述べた「選挙活動報告」
小池:この間ですね、昨日で申し上げると各地、区部を回らせていただきました。いや、とても反応は良かったことを実感いたしました。
新橋の仕事を終えたビジネスマンに向かって訴えても「クールビズなどはまさに楽で、実感していただいているのかな」と言ったら「そうだーという声が返ってきたり・・・。
これは完全に選挙活動のPRです。
候補者として有権者に特定の案件を訴えたら「そうだー」という声が返ってきた・・・って、これを「東京都知事の定例記者会見」で言ってしまえる公私の区別のゆるさ加減。
この東京都の公式動画の23分ちょうどあたりに隠れなく記録され、不特定多数に公開されてしまったので、もうなかったことにはできません。
さらに、この小池という人が本当に、遵法性の感覚が全くないと驚いたのは、以下のくだりでした。
都知事候補としての自分の選挙活動法を、知事の定例会見で縷々説明し始めてしまったのです。
小池:私の場合、その、街頭演説等も、場所とかですね、車の位置づけ等等、何かとこの、安倍(晋三)さん(が選挙応援中、狙撃されて死亡したケース)とか、前回のつばさ(の党)とかですね、正直、具体的に言ってしまいましたけれども、いろいろ制約が出てきて、非常に限られてくるわけでございますけれども・・・。
正確にチェックしておきましょう。
「制約」が出るのは「選挙に出馬している候補者としての小池百合子」であって、東京都知事としての公務には一切、何の制約もかけられることはありません。
その内容を話すべき都知事の定例記者会見で、何と選挙演説の詳細をブチ始めてしまった。
きちんとした法律のリテラシーをもっていたら、こんなことにはならずに済んだはずです。
小池:・・・街頭演説も行いますが・・・(候補者として)様々な街の反応も実感して、より、これからも、そういった形で(候補者として)都民の皆さんの中にはいっていこうというふうに考えております。