2023/05/07
かおりさん
高校3年生の夏、大学受験に備えて模試を受けていました。自分はそこまでトイレが近いタイプではないのですが、テスト中だけは別で、喉の渇きを避けるために水やお茶を沢山飲んでしまい、おしがま状態になるのが毎度のことでした。そして、件の模試の日は特に冷房が強く効いていて少し寒かったのも原因かも知れません。失敗した時の教科は忘れてしまいましたが、確かお昼休憩前だったと思います。前の小休憩ではトイレに行かず、例に漏れずお茶を沢山飲みました。すると、始まってから直ぐにトイレに行きたくなり、30分もするとトイレのことしか考えられなくなりました。テストはまだ1時間ほど残っていましたが、教育熱心な両親に育てられた進学校在学中の自分には、テストを中抜けするなんて考えられませんでした。教室も半袖では少し寒いくらいだったのも相まって、自分の身体はガタガタ震え、前押さえしながら前後に動き、側から見るとバレバレだったと思います。それでも途中退室したら戻れないからと必死で机にかじり付きました。
しかし、開始から1時間ほど経つと、ついにお漏らしが始まります。一瞬力が入らなくなって、ジューッジュワーッとかなりの量をおちびりして、必死に止めて、それが2〜3回……。最後は尿意が上回るというより、こちらの力が抜けていく感じで、出口の筋肉が全く反応しなくなって一気に全部出ました。その後は頭が真っ白で当時の心境は覚えていないのですが、試験官の方がおしっこを片付けてくれたこと、会場の大学の保健室に新聞紙を敷いて泣きながら着替えたこと、パーテーションの内側には全てベッドだったため外側に敷かざるを得なかったこと、号泣する自分を見かねた大学の看護師?さんがお尻やアソコまで拭いてくれたこと、生理用の下着とジャージを借りて帰ったことなど、起きた事実はハッキリと覚えていて、忘れたくても忘れられません。結局そのまま帰宅しましたが、親からは呆れられるだけで叱責は受けませんでした。学校から遠い会場を選択したため、その場に友達や知り合いが1人もいなかったのがせめてもの救いです。