プールで子どもが…間一髪の瞬間

県内のプールで子どもが溺れかけた瞬間をとらえた映像で確認します。画面中央には、小学校2年生の女の子がひとり、その近くでは、弟の面倒をみる父親も確認できます。

女子児童と弟、父親の三人で訪れたが…

次の瞬間、女の子の様子が少し慌てたような動きに。その直後、異変に気づいた職員が飛び込み、女の子を抱え上げました。

抱えあげられた女子児童

この話、さらに深堀りします。
NEWSDIG班は、異変に気付いた支配人の萬澤正俊(かずさわまさとし)支配人に話を聞くことが出来ました。萬澤支配人は「最初は息継ぎをしているように見え、溺れているのか分からず、5秒ほど迷った」と話していて、本来は浮き輪などを投げ込むのが対処法としては正しいのですが、思わず飛び込んだということです。

プールサイドから見えたのは…

さらに「プールサイドから見て迷うほどなので、プールの中から見ても気づかなかっただろう」とも話していました。

大人はどうすればよいのかを考えます。子どもひとりに対して、ひとりの大人が目を離さずに監視するのが理想的ですが、ひとり親や兄弟などの事情を考えると難しいのが現状です。萬澤支配人は「施設に任せっきりでもなく親に任せっきりでもなく、同じプールにいる全ての大人が力を合わせて子どもたちを守るのが大事」としています。

救助した人の言葉は重みがあります

今回、映像を提供して頂くにあたり、萬澤支配人は「プール利用者全員で子供を守るために、泳ぐ人・歩く人・プールサイドの親・施設監視員と立場にかかわらず、コミュニケーションをれる雰囲気にしたいです」と話していました。