Archive for 4月 2014

明日から黄金週間

明日から世間はゴールデンウィーク期間に入る。
元々は映画会社の宣伝用語に端を発した言葉らしいが、休日の並びの関係で、今年は「大型連休という感じがしない」という話も聞こえてくる。
大型のツアーが組めない旅行会社などに取っては苦しいゴールデンウィークかもしれない。
その分、安く近く短い時間で(そういえば、「安近短」などという言葉もあった)楽しめる手頃な娯楽である映画などは観客動員が期待できるので、本来の意味のゴールデンウィークになるのかもしれない。

年中無休の河野順一にとってはもともとゴールデンウィーク自体が存在しない。
とはいえ、顧問先も事務所も休みに入る期間だけに、執筆や講義の準備に普段以上に力を注げるという意味では、物書きにとってのゴールデンウィークとは言えるかもしれない。

士業者の先生方のゴールデンウィークの過ごし方も多種多様であろう。
家族サービスや休養に時間を充てる人もいれば、溜まった事務仕事を一気に片付ける時間にする人もいるだろう。
働くのも人生、遊ぶのも人生、休むのも人生。
まさに人生いろいろだが、士業者として忘れてはならないのは「日々進化」することである。

学ぶのも人生。
進化し続けるには学び続ける他はない。

ゴールデンウィークという日常から開放された時間こそ、何かを学ぶ時間に充ててもらいたい。
あるいは、「何を学ぶかを決める」時間をじっくり取るのも良いだろう。

私のゴールデンウィークは、以下のセミナーに向けた準備に充てるつもりだ。

東京法令学院河野順一セミナー

東京会場

5月16日(金)「安全配慮義務違反を問われないための労務管理」
5月17日(土)「解雇の限界点」
5月18日(日)「休職・退職をめぐる諸問題」

10:30~17:00まで。

次に、大阪会場のご案内。

5月23日(金)「安全配慮義務違反を問われないための労務管理」
5月24日(土)「解雇の限界点」
5月25日(日)「休職・退職をめぐる諸問題」

講座の申し込み・問い合わせ等は以下のホームページにアクセスしていただきたい。

東京法令学院
http://www.tokyohorei.co.jp/

申し込みフォーム・FAXでの申し込み双方に対応しているとのこと。

ゴールデンウィークで十分リフレッシュしてから、ぜひ私のセミナーを受講していただきたい。

TPP交渉

日米TPP、未明も協議…共同声明の発表見送り(読売新聞)

米大統領による尖閣諸島防衛義務の明言と引き換えにTPP交渉では日本が譲歩するのではないか、という観測も流れているが、ぎりぎりまでの交渉結果はその懸念を払拭してくれるものとなるのだろうか。
安易な妥協は禁物である。

産業競争力会議の提案への反応

残業代ゼロ、長時間労働の歯止めなし 抵抗できぬ働き手(朝日新聞)

今回は朝日新聞の記事を紹介しておくが、この問題については、今後新聞各紙を始めとした各種メディアによって様々な報道・論評がなされることだろう。
議論が活発化することを願うばかりだ。
法律というものは正義・公平に適うものでなければならない以上、残業代問題にメスを入れると同時に、長時間労働への歯止めもまた、真剣に議論し、具体化されなければならない。

活発な議論が進めば、業種・業態別にきめ細やかな規制がなされる新たな法整備も期待できる。
それは法の内容の複雑化を招くことにもなるが、そこはプロとして社会保険労務士の出番でもある。
いかに分かりやすく労働法制を説明し、運用の提案ができるか、その能力を今まで以上に磨いておかなければならない。

オバマ大統領が拉致問題に支援表明

オバマ氏「拉致、親として許せない」…支援表明(読売新聞)

横田夫妻や家族会代表の飯塚氏とオバマ大統領の面会はたった10分だったそうだが、この10分が40年にもわたる拉致問題解決の突破口となってくれればと切実に願う。

中央リニア新幹線

リニア、自民が一気に東京―大阪開業案 JR東海は拒否(朝日新聞)

2020年の東京オリンピック開催までに、東京と神奈川県の間だけでもリニアを開通させることができれば、外国人観光客誘致の目玉になると思うのだが、あと6年では技術的には難しいのだろうか。

河野順一、アップルパイを食べる


本日は「ハンドメイドベーカリー ハニー」という店のアップルパイを食した。
コーヒーや紅茶にとても合う。

「残業代ゼロ」産業競争力会議が提言へ

「残業代ゼロ」一般社員も 産業競争力会議が提言へ(朝日新聞)

まだ産業競争力会議による提言がこれからなされるという段階のニュースではあるが、いずれ労働基準法および関連法規の改正がなされる可能性も高いのではないだろうか。
注目を要するニュースである。
「残業代ゼロ」に関しては、年収1千万円以上の高収入の社員や、労働組合との合意で認められた社員を対象にすることが予定されているようだ。

そもそも、工場法を起源に持つ労働基準法は、制度疲労を起こしていることを、私は折に触れ指摘してきた。
第二次産業が社会の主役になろうとした頃に基本設計がなされた制度を、第三次産業が社会の主役になり、さらにはIT革命をも経た後(「第四次産業」「第五次産業」などという概念を提唱する方もいるほど社会は変化している)も延々と使い続けていれば、現実との不整合が随所に生じて当然である。
労働基準法の根本にある時給換算的思考も、工場の生産現場においてコンスタントに結果を生み出す労働にはフィットしても、不確実性の時代や、多様化した消費者ニーズに対応するクリエイティブな作業などには対応しきれない。
成長し、成熟した社会の現実に合わなくなった労働基準法という洋服を、無理矢理着ているのが日本なのである。
だからこそ、労働基準法は時代と現実を踏まえて見直されなければならない。
その際に忘れてはならないのは、労働基準法の原点である労働者保護の精神である。
労働者の権利を保護しつつ、企業の国際競争力・成長戦略にも配慮した法改正を実現することは容易なことではない。

ここで思い浮かぶのは「憲法」だ。
憲法もまた、制定後70周年が迫り、本来ならば時代と現実に合わせて見直しを図らなければならない時期に来ている。
もちろん、人権と民主主義の尊重という、立憲主義の根本精神は守られなければならないが、それを前提とした上で、各規定についての見直し論議を活発化させるべきであろう。
しかし、いわゆる護憲派の中には、憲法改正論議をすること自体に異を唱える者もいる。
そして労働基準法にしてもそうである、残業代問題について、時代に合わせた改正論議をしようとすること自体に、反対する者がいる。
憲法も労働基準法も、改正に関して全く同様の構造が存在するのである。
議論すら嫌われるのは、どう考えてもおかしい。

議論を避けることは、現実から目を背けることと同じだとなぜ気付かないのだろうか。
憲法で、表現の自由が保障されているのは、民主主義社会においては、その社会の成員である国民が、活発に自分の意見を言うべきだということでもある。
もちろん、何も言わない自由もあるが、自らが社会のあり方について活発に発言し提案することは、主権者としての責務であろう。
社会保険労務士もまた、労働基準法のあり方について活発に発言し、提案しなければならない。
ただし、それは現行の労働基準法とその運用について深く学び、社会の現実を知った上での発言でなければ意味がない。
たとえば、顧問先企業の残業代問題について、使用者と労働者双方のバランスを取りつつ、苦心惨憺して就業規則を作り上げていった、その経験に裏付けされた改正に関する要望・提言ならば、自ずと重みと説得力を持つだろう。

「残業代ゼロ」と聞いただけで、即拒絶反応を起こすようではいけない。
残業代という制度があると「残業代で稼ぐ」といった発想が出て、極端な場合、「5時から頑張ろう」などという社員を生んでしまうという弊害もある。
「残業代ゼロ」であっても、労働に見合う対価を労働者が得ていれば問題はないはずだ。
もちろん、ワークライフバランスの実現と、労働者の安全・健康への配慮から長時間労働の抑止策が講じられていることが前提だが。

いよいよ、真剣に議論すべき時が来た。
しかしそれは、現行の法制度と社会の現実を熟知した上でなされなければならない。
私もまた、セミナーや講演、執筆を通じて、現状の問題点と対応策、そしてその先にあるものを伝え続けていきたい。
皆が学び、活発な議論を交わした上で、真に時代に適合した労働基準法の改正がなされたならば、
「ブラック企業」などという言葉も自然と消えていくだろう。

いちえふ

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

脱原発か、反原発か、原発を利用し続けるか。
それらについて考える前に、まずこのノンフィクション漫画をぜひ読んでみてほしい。

「患者よ、クスリを捨てなさい」

日本薬剤師会会長(児玉孝氏)が決意の告白「患者よ、クスリを捨てなさい」(現代ビジネス)

まさに、我が意を得たりというご意見である。
児玉氏は日本薬剤師会会長でありながら、薬を捨てろと説く。
その心は日本人は何かにつけてすぐに薬を飲むことへの警鐘である。
薬は基本的には毒である。
体内の病魔を抑えることはあるが根治はできず、むしろ良性の部位(例えば肝臓)も傷付ける。
薬というものは、仕事などどうしても外せない用事の際に一時的な症状緩和のために飲むものであろう。
いわば必要悪である。
病を根治するためにはしっかりした睡眠、食事、体力作りによって、免疫力、自己回復力を高めていくしかない。
何でも薬をすぐ出す医者ではなく、慎重に考えてくれる医者や薬剤師を見つけることも肝要だ。
ブログをご覧になっている諸君も、かような事に気をつけて健康に留意して欲しい。

パートタイム労働法改正

パートタイム労働法が変わります(厚生労働省)

河野順一、オムライスを食べる

オバマ大統領来日で検問が多数ある中、赤坂の街を通り抜け、一番警備の厳重な国会議事堂近くへ来た。」
ザ・キャピトルホテル東急で長時間の打ち合わせ後、空腹を感じたので「ORIGAMI」という店で食事をとった。
都内とは思えないほど静かで、内装も落ち着きのある店内で心休まった。
ちなみにオムライスを頂いた。
値は少し張るが、非常に美味であった。

冷やしちゃんぽん

冷やしちゃんぽん発売 レタス、オクラでさっぱり(朝日新聞)

これからの暑い季節に人気が出そうなメニューである。
基本のちゃんぽんに季節に合わせたアレンジを加える。
基本に忠実でありながら、絶え間ない進化を目指す姿は私の理想だ。
今月25日から9月末まで、食することができるそうなので、一度店を訪ねて見ようと思う。

ホットジンジャーエール

こんな物が売っているとは驚いた。

ポケモン放送延期

沈没船が…「ポケットモンスターXY」放送延期(読売新聞)

WOWOWが「タイタニック」の放送を差し替えた、というのには納得も行くが、ポケモンに関しては過剰反応気味に思える。
とはいえ、沈没船が出るアニメを放送すれば、何らかのクレームが来るであろうという結果予測ができてしまう以上、テレビ局としては結果回避措置をとってしまうのも仕方のないところか。

マー君3勝目、日米通算31連勝!

マー君31連勝も「打たれたのは僕の責任」(日刊スポーツ)

「7回1/3を7安打2失点無四球7奪三振」ならば十分合格点であるが、反省する謙虚な心を忘れないマー君。
日米通算の連勝記録がどこまで伸びるか楽しみである。