皆さんは、小学生の頃の宿題を覚えていますか?
今回は、宿題の一番最後に出てくるような難しい問題に挑戦してみましょう。
一番最後に出てくるということは、ちょっとひねった計算が必要かもしれません。
特別な割り算の計算方法を思い出しながら、じっくり取り組んでみてください。
問題
次の計算をしなさい。
0÷456÷321
問題のポイントは、0の扱い方にあります。
解説
この問題の答えは「0」です。
のちほど、どうして0になるのか、割り算の式を実際の場面を想定して考えていきます。
まずは0を含む割り算から復習していきましょう。
・0÷□=0
※ただし、□は0以外の数とする。
これを利用しながら問題を解いていきます。
割り算だけの式なので、左から順番に計算していけば問題ありません。
0÷456÷321
=0÷321
=0
0÷□=0を二度利用することで、最終的に答えの0を求めることができました。
では、0÷□=0について、もう少し深く理解していきましょう。
まず左辺(=の左側の数や式)の0÷□という式は一体何を表しているのか、例を考えてみましょう。
例えば、りんご6個を3人に分けるということを考えてみると、
6÷3=2
となります。では、りんご0個を3人に分けることにしてみると、
0÷3
となるはずです。
このとき、3人は何個ずつりんごを分けられたか、と聞くと、もらっていないのですから「0個ずつ」と答えるのが妥当ですよね。
これを式に表してみると、
0÷3=0
とできます。
ない物を分けることはできないので、いくら人数が増えても減っても「0個ずつ」しか分けられないということで0÷□=0が成り立っているのです。
まとめ
数学において、計算が面倒くさそうだったら何か工夫ができる可能性が高いことを示しています。特に0を含む計算は簡単にできることが多いので、探してみてくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文・編集:うおうお 数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム)
「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。
0の計算にもう一問挑戦!