河野太郎大臣の「ヤカラ」発言も飛び出した…!都知事選以上に重要な都議補選 自民全敗なら「岸田おろし」の狼煙が上がる
河野大臣の「ヤカラを許さない」発言
国政につながるとして最も注目されているのが足立区だ。ここは9つの補選のうち唯一「自民党VS立憲民主党」の与野党一騎討ちの構図だからである。 足立区を地盤とする東京13区では、2021年の衆院選で自民党新人の土田慎氏が立憲民主党の新人を約3万7千票もの差をつけて比例復活も許さずに圧勝している。 区議会議員の数は自民党と公明党がそれぞれ13人もいる。これに対して、立憲民主党は2人だったが、都議補選にそのうちの1人の銀川ゆい子が出馬し、もう一人はそのタイミングで離党したためなんとゼロ人。共産党の区議は6人いるが、自力の差は明らかだ。それでも、今の大逆風の自民党では、地盤の強い足立区であっても敗れるのではないかと危惧されているのだ。 それだけに両陣営ともに国政選挙並みの力の入れようである。7月2日には自民党の榎本ふみこ候補の応援に総裁選出馬が取り沙汰されている二人の大物議員が駆けつけた。 竹ノ塚駅前に応援に駆けつけたのは河野太郎デジタル担当大臣だ。 「スマホを持っている人は、スマホで便利に家から区役所に行かなくても行政の手続きができる。スマホを使わない人も、区役所まで足を運んでいただかないといけないが、そこで窓口を回ったり書類を書いたりしなくても手続きすることができます」 例によってデジタル化を進めることで行政手続きが便利になることをひとしきり語る河野大臣。 演説中、複数の聴衆から「嘘つきデマ太郎!」「責任取れ!」などと矢継ぎ早にヤジを飛ばされ続けていた。すると、さすがに我慢がならなかったのか演説から12分が経過すると「攻勢」に転じる。 「最近、選挙で悪ノリをする人たちが増えていると思いませんか。都知事選挙の看板を見ても、真面目にこの国の未来を、都政の未来を考えているのか甚だ疑問になるようなものも見られます。この選挙運動を通じてYouTubeの再生回数を増やしてお金を稼ごう、そういう邪な考えで選挙妨害に近いことをする人が増えました。こういうヤカラを許しておいてはなりません」 「人がしゃべっている時にその横で大きな声をあげる。選挙の役にも立ちませんし、この国の未来を作ることにも何の役にも立ちません。そうやって面白がっている人の動画を見て、その人にチャリンチャリンとお金が入っていく仕組み、これはなんかしなければいけないのかもしれません」 その直後には、竹ノ塚駅近くの選挙事務所に高市早苗経済安保担当大臣が駆けつけ、関西弁で支持を訴えた。 「なんでもいいですから榎本さんが訴えてはる事、一つでもいいから会うた人、かたっぱ(片っ端から)伝えてってください」 その翌日、北千住駅前には立憲民主党の議員がずらっと揃い、ビラ配りを始めていた。駆けつけたのは国会議員だけでなんと10人。最初にマイクを握ったのは野田佳彦元首相だ。 「今回は事実上の与野党対決です。残念ながら裏金事件が通常国会の最大の争点でしたが、分かったことは、自民党は全く反省してないということです。反省していないならば、自民党にことあるごとにペナルティを与える投票行動をしなければならないと思います。そのペナルティの意味も含めて投票行動していただきたい」