ウナギの人工稚魚を大量生産 水産庁、民間に技術提供
天然資源に依存していたニホンウナギの稚魚を人工的に大量生産する技術を、水産庁の研究機関が4日発表した。人工稚魚の生産コストは2016年度時点で1匹4万円以上していたのに対し、生産効率を高めて1800円まで下げた。今後、都道府県や民間企業へ技術を普及し、量産化を目指す。
水産庁の研究機関、水産研究・教育機構(横浜市)を中心とする研究グループが大量生産システムを構築した。成熟させた母ウナギから毎週2...
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(更新)- 志田富雄日本経済新聞社 編集委員ひとこと解説
水産研究・教育機構が人工ふ化したウナギを育て、次の世代をふ化させる「完全養殖」に世界で初めて成功したのは2010年です。さらに遡れば、北海道大学で世界で初めてウナギの人工ふ化に成功したのは1973年。しかし、そこから20年は人工ふ化した稚魚を育てることができなかったそうです。すでに日本は半世紀以上も技術開発に取り組んでいるわけです。 民間企業の知恵をいかし、商業生産が可能なレベルまで価格(コスト)を引き下げることができるか。資源減少で天然のシラスウナギは1キロ250万円程度と貴金属並みの価格で取引されています。この高値が密漁や不正流通を生む要因にもなっています。
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