ルビコンわくわく傭兵ライフ   作:性癖解放戦線

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チャプター3 執行部隊殲滅
の代わりのミッションです


V.IXオルクス√2

〔621 仕事だ

 アーキバスグループから依頼が入っている〕

 

 

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執行部隊迎撃

 

〔ヴェスパー第8隊長 ペイターです

 独立傭兵レイヴン

 これは当社系列企業シュナイダーからの依頼です〕

 

〔ヴェスパー第4隊長と貴下の活躍により陥落し

 当社拠点となった「壁」の防衛MT部隊は

 ルビコン解放戦線と惑星封鎖機構の攻撃により

 疲弊状態にあります〕

 

〔現在は再教育センターに送られた第7隊長殿に

 代わり第9隊長が防衛を担当していますが

 彼だけではいずれ限界が来るでしょう〕

 

〔作戦内容は封鎖機構の迎撃及び当該拠点の防衛〕

 

〔V.IXオルクスと共同で作戦に当たって下さい〕

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 ルビコン解放戦線から特務機体撃破や、ベイラムから壁の奇襲依頼も来ていたけれど、オルクスと一緒に戦える依頼があるならどちらも論外だ。 

 それにしても実質1人で封鎖機構から壁を守り抜くなんて…オルクスの強さを実感すると同時にアーキバスの労働環境への怒りを覚える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オルクスは激怒した。必ず、かの鬼畜眼鏡の第2隊長を除かねばならぬと決意した。オルクスには経営がわからぬ。オルクスの前世は、文系の大学生である。講義を受け、友人と遊んで暮らしてきた。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。(以下略)

 

 

 

 

 

 惑星封鎖機構相手に単騎で壁防衛とかバッカじゃねえの?

「貴方なら可能な筈です。信用していますよ(メガネクイッ)」

 じゃねえよ死ね。お前の信用していますが1番信用出来ねぇんだよ死ね。それ信じる奴はスウィンバーンくらいだよ死ね。

 

 ついでにスウィンバーンもクソ。何621にやられて再教育センター送りになってんだよ。仕事を増やすんじゃねえ殺すぞ。

 

 

 戦ろう戦ろうとうるさいフロイト…面倒事を持ってきたスウィンバーン…ヴェスパー男性陣×俺で総受けBL本を書いてたメーテルリンク…そして何より鬼畜眼鏡のスネイル…!その全てが俺を苛立たせる…!

 

 

 というか例の本を見てからラスティの俺を見る目がヤバいんだよどうしてくれるんだ。お前には621が居るだろ。「戦友♡」じゃねぇよ助けてオキーフ。

 

 

 …遭難している所をホーキンスさんに救出されて、「いいね…君…ヴェスパーに…来ないかい…?」された俺は路頭に迷っていたので快諾。良い感じに実力があったせいで強化手術を受け、スネイルに話を聞く都合の良いフロイトとしてこき使われる企業戦士となっていた。

 

 そもそもこんな頭のおかしい(頭以外もおかしい)アーマードしてねぇコアになんか乗りたくねぇよ!EN武器縛りだとジェネレータ出力が足りないからこれに乗るしか無いんだよ…!飛ぶのが楽しいのは否定しないけど俺もラスティみたいに実弾使いたいよ!

 

 

  [新着メッセージ 1件]

 

〔傭兵起用担当のV.VIIIペイターです

 次の惑星封鎖機構迎撃に向けて

 独立傭兵レイヴンを雇用しました

 お役立てください〕

 

 

 ………サンキューペイター。勝ったわこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ヒアルマー採掘場以来だな、独立傭兵レイヴン。協力感謝する』

 

 作戦地点ではオルクスが既に待機していた。強がっているようだが、随分と疲れた声をしている。

 

『第4隊長殿の戦友なら俺の戦友も同然、頼りにさせてもらおう』

 

 その言い方はどうしようもないクズが頭をよぎるからやめて欲しい。

 

 

『さて、本題に入ろうか。惑星封鎖機構はこれまでに数度攻撃を仕掛けたものの、全てが失敗に終わっている。そろそろ執行部隊で本気の攻撃を仕掛けて来るはずだ』

『対するアーキバスの防衛部隊は兵士こそ無事に脱出したものの、BAWSとの交渉が滞り、破壊されたMTの補充が間に合っていない。よって、この作戦は俺と君の2人で遂行することになる』

 

『厳しい戦いになるだろうが、よろしく頼む』

 

 

 

 

 

 しばらく待機していると、前方から惑星封鎖機構の部隊が接近。サブジェクトガードのようだ。

 

 

「コード5 不法滞在を続ける企業部隊を排除する」

 

『俺が上空から支援する。君は自由に暴れてくれ』

 

 

 アサルトブーストで上空まで移動したオルクスは脚部を変形させてホバー移動を開始。「接敵以前での封殺」というアーキバスのFCS理念を体現し、封鎖機構の運用するMTを一方的に撃ち抜いていくACの姿はまさに移動要塞だ…要塞にしては防御がおざなり過ぎるような気もするけど。

 

 わたしは彼の狩り残したMTを仕留めていく。

 

 

『第1波は退けた、すぐに次が来るぞ』

 

 

 続いてやってきたのは部隊にはLCが混じっている。後衛の狙撃型はオルクスがレーザーキャノンで撃ち抜き、前衛をわたしがショットガンとブレードで撃破。

 

 

『第3波。執行尉官用の専用機も混じっているな』

 

 本格的にLC部隊で攻め込んできた。オルクスと共同で高火力型を片付けた後、2機の執行尉官専用機を分担して攻撃。残りも仕留めていく。

 

 

《…これで打ち止めでしょうか》

 

 

 ここまで途切れることのなかった進行が止まった。大量のLCを撃破されて動揺しているのかもしれない。

 

 

『これで終わりとは思えない。補給シェルパを使ってくれ』

 

 オルクスが補給シェルパを手配してくれたようだ。オルクスが雑魚散らしを担当してくれたおかげでほとんど無傷だけど、ありがたく使わせてもらう。

 

 

 

 

 

「コード23 排除目標を確認」

 

「排除を執行する」

 

 エアの予想は外れ、ブレード持ちとライフル持ちのHC機体2機が現れた。ライフル持ちはわたしが、ブレード持ちはオルクスが相手することで自分の得意な距離を押し付ける。

 

『これで最後のようだな。お高く止まった役人たちのさらに上をいってやろう』

 

 オルクスは高速飛行で敵機を振り回し、ブレードを捌きながら一方的ににダメージを蓄積している。

 

 対するわたしは敵に張り付き、ショットガンとニードルランチャーでACS負荷限界。ブレードを叩き込み、さらにショットガンで追撃。

 

 

 もう一度同じことを繰り返して容易く撃破。オルクスの援護に向かう。

 EN武器が主体のオルクスは、被弾こそ無いもののACS負荷の蓄積力に欠ける為少し手間取っているらしい。私がショットガンで補助したことで、両肩のレーザーを斉射しHCを貫いた。

 

 

『流石に打ち止めか…これだけの打撃を与えたんだ。封鎖機構の連中もしばらく手は出せないだろう。君がいてくれて良かった』

 

 敵勢力の掃討を確認し、オルクスがわたしにお礼を伝える。

 

 

『また戦友として機体を並べられることを祈っているよ』

 

 わたしだって、本当は貴方と一緒に戦いたい。スネイルに再教育されているようには見えないけれど、いつもの覇気もない。

 

 オルクスにとってアーキバスは良い環境では無さそうだ。なんとかして自由にしてあげられないだろうか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 621強すぎるわ…621と敵対する日が来るのが恐ろし過ぎる…再教育センターからの脱出に手を貸せば媚売れないかな…

 

 …ひとまず壁防衛の任務からは解放されたのだ。今はゆっくり休むとしよう。

 

 

 

 

 

  [新着メッセージ 1件]

 

 ………いつか必ず辞表(物理)を叩き込んでやる。




『スネイルにこき使われるのしんどい…』
『俺もラスティみたいに実弾使いたい…』
『この仕事辞めたい…』

「(押せば落ちるな…)」
「戦友♡(私と解放戦線に来てくれ)」

『(目がギラついてる…怖…)』

オルクスに蔑称を付けたい(他に案があれば活動報告にコメント頂けると助かります)

  • オルクズ
  • オルカス

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