仙巌園で島津家伝統の七夕飾り 鹿児島市

きょう7月7日は「七夕」です。
薩摩藩主・島津家の別邸として知られる鹿児島市の仙巌園では、明治時代に行われていた七夕の飾りつけが再現され、訪れる人の目を楽しませています。

仙巌園では、午前8時ごろから10メートル以上の竹が2本用意され、スタッフおよそ20人が赤や青など5色の短冊およそ500枚を1つ1つ結びつけました。

そして、クレーンで吊り上げて設置された支柱に取り付けると、色とりどりの短冊が風にたなびき、夏の訪れを感じさせていました。

仙巌園の七夕飾りは、明治時代に30代当主の島津忠重が幼少の頃に行っていた内容が再現されています。

仙巌園を運営する島津興業・観光交流課の上村瑠那さんは、「竹の迫力や島津家の伝統を感じてほしい。旅や散策のついでに夏を感じてもらえれば」と話していました。

仙巌園の七夕飾りは今月10日まで行われます。

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