渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

二輪の乗り方

2024年07月04日 | open




オートバイはタイヤ二つの
二輪車だが、一輪車のこの
原理と同じような感覚で乗

る乗り物。


二輪車を旋回させる時の身体
の軸線と
トラクションの面圧
のかけ方は、
一輪車と極めて
共通している。

これが三輪車となると全く別
な挙動と対処が必要になる。
オートバイは二輪車だが、前
輪ではなく後輪に乗って旋回
させるような感覚で運転する。
これ、基本であり、二輪車の
挙動特性の原理に沿ったナチュ
ラルな走らせ方だ。
リアステアなどは現実には存
在しないが、運動挙動特性と
してはリアをどのように扱う
かでかなり二輪の運動特性は
変化を見せる。
これはリーンウイズだろうと

極度に重心を移動させたハング
フォームだろうと原理は不変。

「公道ではハングオンなどは
必要ない」とか言っているの
は、レベルが低すぎて話にな
らない。
重心移動による二輪旋回特性
の外力付与が二輪車の運動に
与える効
果を丸無視している
固着脳が
言わせている言辞だ
からだ。

二輪車の運動特性についての
知見が低すぎるので、論外。
よく二輪の構造や動体特性を
知悉していない素人程、「リ
ーンウイズ」を連呼する。
あらゆる範囲に重心を大なり
小なり移動さ
せて、旋回時に
車を路面と適正
適合させるの
が二輪車の乗り
方だ。石像の
ように固定硬直して載るのが
二輪の運転ではない。
リーンウイズだろうとインだ
ろうとアウトだろうとハング
だろうと、瞬間的尻上げ対処
だろうと、ありとあらゆる乗
り方でタイヤのトラクション
を得て、あるいは意図的に滑
らせて走るのが二輪本来の走
らせ方だ。単一的乗り方など
は存在しないし、それに拘泥
するのは完全に誤り。こと二
輪の走法に関しては。
固着脳、硬直思考は思考停止
であり、危険を招く。
二輪運転で一番やってはいけな
いのが、根拠も論拠も無い決め
つけの硬直思考だ。

そして、これは私個人の事だが、
どうせ二輪に乗るならば、私は
走行に対して真剣に取り組みた
い。
二輪に乗る事を頑張る必要は無
いが、一所懸命に二輪を走行さ
せたい。
二輪を二輪として、真面目に走
らせたい。
ちゃらんぽらんな出鱈目な扱い
ではなく。
二輪車は人に教えてくれる。
二輪車は決して後退しないのだ、
と。

二輪車は前に進むのみなのだ、と。
ただ前進する乗り物。

二輪車は人に大切な事を示して
くれる。
そして、どう進むのか。どこを
どのように進むのか。
それを選択実行するのは人間だ。

 



 
 
 


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