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【朝鮮王朝の三大美女】敬恵王女、黄真伊、張禧嬪はどれほど美しかったのか

  • 2022.9.25
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朝鮮王朝時代の後期なら国王の肖像画が今も残っているが、女性に関しては肖像画が残っていない。それゆえ、どれほどの美女だったのかを目で確認することはできないが、幸いに、文書での記録が残っている。それを参考にして、朝鮮王朝の三大美女を選んでみた。それは、敬恵(キョンヘ)王女、黄真伊(ファン・ジニ)、張禧嬪(チャン・ヒビン)の3人である。

●敬恵(キョンヘ)王女[1436~1473年]

5代王・文宗(ムンジョン)の公主(コンジュ/国王の正室が産んだ王女)であり、6代王・端宗(タンジョン)の姉だ。歴史的にも、「朝鮮王朝で一番美しかった王女」と記録されている。それほどの美女だったのに、人生は波乱万丈だった。

端宗が叔父の世祖(セジョ)によって王位を強奪されて死罪になった後、敬恵王女もなんと奴婢(ぬひ)にされてしまった。苦難の日々が続いたが、後に罪を許されて平穏に暮らした。しかし、1473年に38歳で亡くなってしまった。まさに「美人薄命」の人生であった。

●黄真伊(ファン・ジニ)[生没年は不明]

時代劇『ファン・ジニ』のモデルにもなっており、ハ・ジウォンが美しく演じていた。実際の彼女は10代の頃から大変な美貌を誇っていて、恋い焦がれた青年が死んでしまうという騒動まで生じるほどであった。後に妓生(キーセン)となったが、詩歌の才能が抜群で、その作品が韓国の教科書に掲載されている。本当に凄い女性だった。

時代劇『ファン・ジニ』でハ・ジウォンがヒロインを演じた(写真=SPORTS KOREA)
どれほどの美女だったのか
●張禧嬪(チャン・ヒビン)[1659年~1701年]

ご存じのように、韓国時代劇で一番多く登場する女性だ。19代王・粛宗(スクチョン)の側室から王妃になり、後に降格して死罪になっている。とにかく、誰もが認める絶世の美女であり、女性の容姿に触れないことで知られる正史『朝鮮王朝実録』でも、何度か容姿を絶賛されている。

記録を担当した史官も思わず容姿について書いてしまうほど美貌が優れていたのである。朝鮮王朝の三大悪女に数えられるが、悪女である前にとてつもない美女であった。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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