人数の多さ故に会話だけでかなり字数が増えてしまったのでルビコニアンデスワームくんには周回プレイヤーの餌食になって貰いました。
アイスワームのブリーフィングわくわくするよね…
ーベイラム ルビコン支社 会議室ー
ここに来て元日本人の癖が…
早く到着し過ぎて誰も居ない会議室の椅子にちょこんと座る俺。集合時間まではまだまだ時間がある…
仕方ないので端末を見ながら失ったアンフォラL2の再購入に向けてオールマインドのショップを確認する。
チェーンソーが売ってないんだよな…カーラに依頼してみるか?
いや、そもそもチェーンソーはあれしか無いから仕方なく装備した武器だった…
素直に扱いやすい武器を…持つにはアレに慣れ過ぎたな…
などと考えていると突然手に持っていた端末が取り上げられる。
「よお、木端?まさかてめえがこんなちっせえガキだったとはな…?」
お手本のようなチンピラムーブをしてきたのはG5イグアスだ。前世ではカツアゲなんてされたことが無かったので普通に驚いた。
『G5イグアスか、俺も一応成人はしてるんだが…』
ルビコニアンのアクスは栄養状態があまり良くなかったのだろう。発育は結構悪い。
それに対してイグアスはレッドガンとしてミシガンに身体を鍛えさせられている訳だから俺と比べるとなかなかの体格差だ。
「前会った時の威勢はどうしたよ。ビビってやがるのか」
「前回はよくもやってくれたなあ…?」
胸ぐらを掴まれるなんて初めての経験だ。
『イグアス…そのくらいにしておいた方がお前の為だと思うぞ』
「それは脅しのつもり…」
「G5!客人への態度がなっていないようだな!」
『…だから言ったのに』
イグアスはミシガンに引きずられていった…あの感じだとブリーフィング直前まで帰ってこないだろう…
にしてもちっせえガキ…か。170はあるんだがなぁ…
再び時間を潰していると服の裾を引っ張られた。
「オルクス!」
「旧宇宙港以来だな、オルクス」
『そうですね、ハンドラー・ウォルター。レイヴンにはいつもお世話になっています。』
「そうか…今後とも仲良くしてやってくれ」
なんかいつもと雰囲気違くない?ストライダー護衛からずっと俺にはピリピリしてたような…
《レイヴンが私と一緒にオルクスのことも友達として紹介しました。ウォルターはレイヴンに友人が出来たと満足そうにしていましたよ》
そうか…その期待に応えないとな。
『分かりました。これからもよろしくお願いします』
それからしばらく621達と話しているうちにラスティ、スネイル、カーラもやって来た。
「これよりベイラム主導での混成部隊によるアイスワーム撃破作戦ブリーフィングを行う!」
ドアが開け放たれ、イグアスを引きずったミシガンが部屋に入って来る。
「まず私から前提を説明しましょう」
「これは両社が合意した一時停戦協定に基づく 惑星封鎖機構に対する同時襲撃作戦です」
「目標は敵方が保有する拠点群および強襲艦隊 そして先般起動した…」
「ここからが本題だ! 要するにルビコン各地で封鎖機構との総力戦が起こる」
「貴様らは貧乏くじを引いた!」
「ここにいる面々がアサインされたのは 最大の脅威 氷原の化け物退治だ!」
長ったらしく喋るスネイルに我慢出来なくなったのかミシガンが無理やり話を進めだした。
「やってられるかよ 俺は遠巻きに見物させてもらうぜ」
「G5! 前線に出るメンバーがひとり確定したようだな」
口は災いの元とはこのことだな。
「アイスワームの多重コーラル防壁を無効化する 手段について話そうじゃないか」
「あれはプライマリシールドとセカンダリシールド 2枚から成る鉄壁の守りだよ」
「1枚目を突破する手段はアーキバスが提供しましょう」
「最新兵器「スタンニードルランチャー」 これを顔部に当てれば求める結果が得られるはずです」
「2枚目はどうする」
「夜なべして作ってた玩具がある RaD謹製「オーバードレールキャノン」さ」
「バートラム旧宇宙港の待機電力を回せば 威力は足りる計算だが… 問題は命中精度だね」
「そういうことであれば射手は任せてくれ 狙撃には自信がある」
「私は現場監督として出ましょう 寄せ集めには統率が必要です」
「弾幕要員も欲しい うちからはチャティも出そう」
『目標は子機もいるそうだな。露払いは俺が引き受ける』
「あと決まっていないのは スタンニードルランチャーを誰が当てに行くか…」
「最前線で殴りに行く係なら最初から決まっている」
「G13! 話は聞いていたな? 愉快な遠足の始まりだ!」
さあ、大仕事の始まりだ。
「……あれが、野良犬だと?」
「オルクス以下のチビで…女で…あんな奴に俺は…」
会議室を出たところで見えた背中に声をかける。
『ラスティ、少し良いか』
「あぁ…構わないが」
『以前聞かれた戦う理由について、俺の答えを見つけられたんだ』
「そうか…聞かせてくれ」
『俺は、ルビコンの未来を切り拓く。その為に戦いたい』
「…!それは…」
『俺はずっとこの願いから目を逸らしていた』
『諦めきれなくて燻っていた思いに、君が火を点けてくれた』
『ありがとう、ラスティ』
「あぁ」
俺の意志は伝えた。灼けた空の上で共に戦える事を願う。
〔…時間だ 621 準備はいいか〕
《作戦の要はあなたです レイヴン》
《私も参加したかったのですが…仕方ありません》
《行きましょう 出来る限りのサポートをします》
[メインシステム 戦闘モード起動]
ブリーフィングの翌日、わたし達はアイスワーム撃破作戦を開始した。
今回、わたしの機体はスタンニードルランチャーを2つ載せるために脚部をRaDの逆脚にして積載を確保し、ジェネレータをコーラルジェネレータに変更している。
もちろん腕にはパイルだ。
『忘れ物はないようだな、偉いぞ後輩』
〔ミッション開始だ 本作戦の総指揮はミシガンが執る〕
〔これよりベイラムとアーキバスの合意に基づき混成AC部隊による作戦行動を開始する〕
〔始めるぞ!命知らずども!〕
「寄せ集め各位 統率を欠かないように」
「なんだこいつは舐めてんのか…?チッイラつく奴しかいねえ」
〔まずは厄介な防壁を引き剥がす〕
〔G13!アーキバスが大金を注ぎ込んだ贅沢な専用兵装をお見舞いしてやれ!〕
《狙うべきは頭部です》
《体側は強固な物理装甲でも覆われています》
〔こちらV.IVラスティ レールキャノンの準備はできている〕
〔戦友 出番無しで終わらせてくれるなよ〕
ラスティの準備完了を聞くと同時にニードルランチャーを発射。
みんな(一名を除く)に危険が及ばないように速攻で終わらせよう。
「ビジターうちのボスから伝言を預かっている」
「「滅多にない作戦 楽しんできな」だそうだ」
オルクスもラスティも居る作戦、楽しくない訳がない。
《目標プライマリシールド消失!》
〔シールド消失を確認〕
〔レールキャノン発射シーケンスに入る〕
〔EMLモジュール接続〕
〔エネルギータービン解放 出力80%〕
〔照準補正よし 90 95〕
〔外しはしない〕
ラスティの狙撃が現れたアイスワームを的確に貫く。
《セカンダリシールド消失!》
〔G13!頭部に直接攻撃を加えてやれ!〕
指示されるまでもなくわたしは頭部の落下地点に向かい、パイルを打ち込む。ダメージに耐えきれない頭部が爆発。
「あの野郎決めやがった…」
「当然です この程度はやってもらわなくては」
「ビジター、目標が子機を展開した 対処する」
『取り巻きは任せてアイスワームにぶっ放せ!後輩!』
〔V.IV!次弾装填準備!〕
〔今終わったところだミシガン総長〕
〔抜かりはないようだな〕
〔ナンバーに空きがあれば勧誘しているところだ!〕
〔ベイラムの「歩く地獄」にそう言われるとはな〕
〔光栄だが遠慮しておこう〕
先程同様ラスティの装填完了と同時にニードルランチャーを発射。
《プライマリシールド消失しました!》
〔シールド消失確認 レールキャノン発射準備〕
〔エネルギータービン出力80%〕
〔出力95…100〕
「…そう簡単には落ちませんよ」
「私はヴェスパー アーキバスです」
『どうした急に』
今いいところだからだまってて欲しい。
〔巻き込まれるなよ…!〕
《セカンダリシールド消失!》
〔戦友 追撃を頼む〕
落下して来た頭部にパイルを打ち込む。再び頭部が爆発。
すぐに距離を取る。
〔待て 様子がおかしい〕
〔離れろ 621!〕
アイスワームが紅い光を放つ。
「これは…!?まだ機能を隠していたのか!?」
「機体は限界か…止むを得ん 撤退する!」
出しゃばったクズの妥当な末路だ。
そのまま2度と帰って来なければ良かったのに。
《コーラルが…暴走している…!?》
『出力が上がっているのか…!』
〔これは…悠長にやっている余裕はなさそうだな…〕
〔レールキャノンの出力を限界まで引き上げよう〕
〔被害が出る前に決着を付ける〕
〔次が最後の1発だと思ってくれ〕
ラスティの言葉を聞いてから両肩のスタンニードルランチャーをずらして放つ。時間差着弾によって上がった耐久を強引に突破した。
『…!?そういう挙動もあるのか!』
《プライマリシールド消失!》
〔よくやってくれた 戦友〕
〔EMLモジュール全点接続〕
〔エネルギータービン全開 出力80…90…〕
〔緊急弁全閉鎖 リミッター解除!〕
ラスティの通信にノイズが走る。
〔100…110…115〕
〔レールキャノン最大出力〕
〔--- ---これで決める…!〕
ラスティの狙撃がアイスワームを貫いた。
『魅せてくれる…!』
《目標 コーラルシールド完全消失!》
『あとは任せたぞ戦友!』
スタンニードルランチャーを一斉発射、チャージしたランセツも撃ち込む。
『決めろ………!後輩ッ!』
「これで…!終わり…!」
チャージパイルが突き刺さる…!アイスワームが爆ぜた。
〔やったか…!?〕
〔爆発するぞ!離れろ!〕
アイスワームが倒れていく…
「マジかよ…野良犬が決めやがった…」
〔…終わったようだな〕
〔爆発の余波は汚染を伴う 作戦領域から…〕
《… コーラルが…また失われていく…》
《レイヴン オルクス》
《計画を…必ず成功させましょう…!》
『ああ…そうだな』
空へ登っていくコーラルを眺めるわたしをヘリのライトが照らす。
〔621戻って休め〕
〔これから忙しくなる〕
〔よくやった〕
〇オルクス
》170はあるんだがなぁ
嘘。本当は168.2cm
『決めろ………!後輩ッ!』って台詞、最終決戦を祈りながら応援するヒロインみたいだね
〇621
時間差着弾というちょっとしたテクニックにより最終シールドを強行突破。
オルクスはその仕様を知らなかった。
◯ラスティ
今回対面したことでオルクスがアクスであることには気付いている
それと同時にアクス=オルクスではないことも察した
オルクスに蔑称を付けたい(他に案があれば活動報告にコメント頂けると助かります)
- オルクズ
- オルカス