こんにちは。 いいアドバイスになるか分かりませんが、回答させていただきます。 まず、お題が今回のように漠然としていて規模が大きいものは、身近な問題を例に挙げて「その時自分がどう思ったか・どう行動したか」を述べると読み手に分かりやすくなります。 例えば「環境問題について」というお題が出た時、知識があるならば地球規模のことについて触れてもいいのですが、学校の作文として好まれるものは「自分はどう思うか」「どうすべきだと思うか」をきちんと書くことです。 こういう問題があるという内容をずらずらと書くのではなく、「だから私はこう思います」というところまで言及する必要があります。 私が作文を書くときよくやっていたのは、まずお題の定義を明らかにすることです。 社会を明るくするには」というお題ですので、「自分は社会を明るくすると言うのはこう言うことだと考える」という具体的な内容を始めに述べるのです。後はその定義にしたがったことを書けばいいので書く側として楽ですし、読む側もこの人はこう言うことについて書きたいんだなと言うことが始めに明示されているので分かりやすいんです。 よく書いているうちに内容がずれてきたり何を書きたかったのか分からなくなることがありますが、こうして始めに内容を整理することで迷いもなくなります。 もうひとつは身近な例を挙げることです。 先ほども述べましたがこれは大変重要なことだと思います。 抽象的な内容を書いても「この人は本当に理解して書いているんだろうか」と思われてしまいがちですし、何より分かりにくいです。 具体的な例を挙げて、それが自分の考えたお題の定義とマッチしていればかなりすっきりした文章になります。 かっこいい作文にしようとか思わずに自分が感じた素朴な疑問や心から思ったことについて書く方が評価は高いと思います。 私の作文は、 1、お題に対して自分が考えている定義 2、今の社会にある問題点 3、自分の身近な例 4、その時どう考えたか 5、それを解決して自分が考えているような明るい社会に近づけるにはどうしたらいいか 7、しかし、解決するには問題点もある 8、こうした問題点を解決することが、明るい社会づくりの一歩なのではないか みたいな流れになっていると思います。 すごく簡単な具体例で示すと、 1、私が考える明るい社会とは、家庭環境が充実している社会である。子供が始めに触れる社会は「家庭」であり、そこでの過ごし方や教育によって人格が形成されるからである。 2、最近はDVや虐待などの事件のニュースが絶えない。そうした家庭環境で過ごした子供は人格形成に支障をきたされる。家庭環境が正常であれば、その先の社会である学校、職場などでの問題も減るのではないか。 3、私の友達にも家庭のことで悩んでいる人がいた。(ここはプライバシーにかかわるなら言及しない) ○○事件の犯人も、家庭環境に問題があったということが報告されている。単にDVや虐待だけでなく、親が不干渉すぎたり放任主義すぎることも重大な問題だ。 4、5、きわめて残忍な事件だと感じたが、私は犯人の家庭環境の問題の方に関心があった。そうした環境で育ってしまったことを考えると、この犯人の行動も未熟なアイデンティティが引き起こした社会的問題の膿なのではないかと思う。この犯人の行動だけを取り上げるのではなく、その裏に潜む真の原因にスポットを当てることも必要ではないか。 6、しかし、忘れてはならないのはそうした家庭環境を作り上げてしまった親の方である。親も親で、自分の子供への接し方や愛情の与え方が分からず悩んでいたことも考えられる。子供側の立場に味方してしまいがちになるが、親の心の闇を暴いて解決していかなければ本質的な問題解決には至らないだろう。 7、被害者側の心のケアや保護を最優先することはもっともだが、加害者側の心理や悩みを明らかにし、危害を加えてしまった側についても考えると言う問題解決へのアプローチも必要だと考える。子育て相談の窓口を充実させたり、実際に問題を起こしてしまった家庭に対するケアを充実させることが必要だ。 こんな感じです。長ーくなってしまってすみません。 あくまで一例ですので!