OBSは15日と16日の2日間、大分合同新聞社・JX通信社と共同で参議院補欠選挙の世論調査を実施しました。これに、OBS独自の取材を加味した選挙戦中盤の情勢は、吉田さんがやや先行し、白坂さんが激しく追う展開となっています。

参議院大分選挙区補欠選挙に立候補しているのは、届け出順に自民党の新人・白坂亜紀さん(56)と立憲民主党の前職・吉田忠智さん(67)の2人です。

与野党一騎打ちとなった参議院補欠選挙の選挙戦中盤の情勢は、野党統一候補の吉田さんがやや先行し、保守票固めを進める白坂さんが激しく追う展開となっています。

吉田さんは立憲民主支持層のおよそ9割を固めるほか、社民・共産・れいわの7割以上からも支持されています。また、女性からの支持も一歩リードしています。

一方の白坂さんは、自民の7割近くまで浸透しているほか、推薦を受ける公明の8割を固めています。また、20代を中心に若い世代から支持を集めています。

支持政党を持たない無党派層では、吉田さんが大きくリードしています。居住地別では大分市と県北部・南部は吉田さんが先行。県西部は白坂さんがわずかにリードしています。その他の地域ではいずれも吉田さんと白坂さんが激しく競り合っています。

調査では全体の8割近い人が「参院補選に関心がある」「投票に行く」と回答しています。また、投票先を決める際に重視する点については、最も多いのが「政策」で「経歴や実績」が続いています。

今回の調査では「まだ投票先を決めていない」と答えた人が2割を超えていて、今後情勢が大きく変わる可能性があります。