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Conversation

ひまそらあかね都知事候補を応援した岩下の新生姜へ対し、政治的動機から取引先に「商取引をするな」と妨害をした事件が先日あった。 こうした市場原理とは無関係の取引妨害でかつて戦争になった歴史を忘れているから野蛮な真似をするんじゃ。そこで今日は自由市場と戦争の歴史を解説したい。 大日本帝国の主要輸出品は、絹織物や綿織物だった。 もちろん他に沢山あったが、日本製の工業製品が主要な輸出品になるのは1938年からで、 それまでは「おしん」の奉公先のように、ひたすら布製品をつくり、海外に販売していた。 デュポン社が化繊の開発製品化に成功するまで、 全ての白人女性が身につけたブラジャーは日本製だったと言っても良いほど盛んだった。 それだけ日本国内の雇用を守っていたんじゃな。 ところが1929年に世界恐慌が始まると、 アメリカは、ホーリースムート法をつくり、日本製品の輸入を禁止した。 イギリスはスターリングブロックといい、イギリス連邦(オーストラリア、ニュージーランド、インド、南アフリカなど)において約6000倍の関税を日本製品にかけた。 こんなことされたら売れれわけないよな。 幕末に3000万人だった日本の人口も昭和初期には6000万人近くに増え、 多くが海外との貿易で養っていた。 どんなに頑張って働いても、製品を締め出されたら意味がない。 そこで、石原莞爾ら関東軍が 「日本製品を売れる海外市場」として、 満州を獲得した。 政治家が全く解決できなかった経済問題を軍人が解決したわけじゃ。 なのに、その政治家らは「国際社会で満州は認められない」といい、 承認しないように政治をした。 その国際社会から締め出されたのにな。 農村ではいくら働いても市場がないから、 仕方なく人身売買が盛んになり、女子中学生くらいからセックス産業に売り出した。 515事件で決起した青年将校の姉や妹も売りに出され、 弟や兄が働かず勉強できるように犠牲になり、客に処女を売った。 そこで自由市場である満州に政治家が否定的態度を示し、 一方で経済問題に解決策を持たなかった現実に、青年将校らが激怒した心情は察するに余り有る。 一般国民も事情がわかっているから、 青年将校らへの助命嘆願が、日本人の成人の25人に1人から集まるなど、同情を集めた。 殺された犬養毅らは、一応対策を持っていたんじゃが、 それは金本位制を廃止して管理通貨制にし、円の信用を減らして大規模な円安を起こし、 低価格化した日本製品を売りまくるやり方じゃった。 しかし、そもそも日本製品が人種を理由に規制されている現実をよく理解していなかった。 価格など市場規制の前には何の意味もなかった。 無事、満州を手に入れた日本は 「満蒙は日本の生命線」という共通認識となった。これは誇張ではない。 本当に市場がそこしか無くなったんじゃ!! 失業者だらけで大変だったんじゃ! 第二次世界大戦が終結すると、 関税自主権の行使が、植民地市場を持つ国と持たない国の格差をもたらし、 自由市場を妨害した反省がなされた。 そして、各国は協定で関税率を決めるGATT(General Agreement on Tariffs and Trade)が設立され、 1995年にはWTOが設立され、今日に至る。 関税を一方的に決めたら戦争になるから、 加盟国同士の協定で決めようという話しじゃな。 あのな 人間は一生懸命に働くだけでは意味が無いんじゃ。 その働いた結果を防衛し、販売する自由が守られて、初めて働く意味がある。 岩下の新生姜の販路妨害は、まさに悪質な業務妨害で、 人の命がかかっている重大な問題じゃ。 そこで働く人の雇用とは、働き手の家族の命と健康そのものだからな。 警察は見過ごすことなく強烈に取り締まりをせねばならん。 戦争、というか人の争いとは、経済的問題なんじゃ。 ガザ地区みたいになんかの思想の違いで戦争ごっこしとるのはレアケースで、 弥生時代の利水権を巡る戦争から分かるように、 利水権は稲作の生産量に関係し、結局は人の命にかかわるから戦争をするんじゃ。 絶対に他人がした正当な労働の結果を妨害してはいかん。 それが平和を守る! みんなの意見を聞かせてな! 最後に宣伝させてな! ワシの著作『われ、正気か!』は経済問題から戦争に発展した歴史的背景の解説に力を入れ、ワシの地元、広島弁で書いた。 読んで深く知り、一緒に日本を守ろうな! amzn.asia/d/0F6WSxq 電子版も各社ある! 地元図書館や学校にリクエストして応援してな! 文章が気に入ったらフォローしてな!
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