サンドイッチ伯爵が命名したサンドイッチ2018.02.11
サンドイッチという言葉が生まれたのは、今から200年〜300年前のこと。
18世紀にイギリスの、「ジョン・モンタギュー第4代サンドイッチ伯爵」が命名したという、伝承があります。その料理方法は古代ローマ時代へと遡り、歴史とロマンを秘めていました。今回は、サンドイッチの特集です!
実は古代ローマ時代からの料理
サンドイッチの料理方法、パンに食材をはさんで食べられていた、という伝承は、古の昔より存在していました。
一番古い伝承は、古代ローマ時代。
まだサンドイッチという名前はなかったのですが、1世紀のユダヤ教の律法学者(ラビ)ヒレルが、ユダヤ教の宗教的記念日に仔羊の肉と苦い香草を、パンで挟んで食べたという記述が残っていました。1世紀ってすごいですね、あまりの古い記録にビックリです!
この頃のパンはまだ酵母が入っておらず、平たいパンであったという事なので、今のフワッフワなパンで挟んだサンドイッチとは、きっと全然違う食感だったでしょうね。
サンドイッチ伯爵はトランプ好き
サンドイッチの名付け親である、イギリスの貴族、「第4代サンドウィッチ伯爵ジョン・モンタギュー」は、無類のトランプ好きでした。
彼はトランプゲームに夢中になっている時、空腹をおぼえました。ふと、ゲームを続けながら食事をしたいと思い、二枚のパンを牛肉で挟んで食べたのです。そのとき「これは片手で食べられるし、指も汚れない。ゲームを続けながら食事もできる」ということで、伯爵が大変気に入り「サンドイッチ」という名前がついた。ということです。これがサンドイッチ命名の由来としては、最も有力な説のようです。
仕事で食べていたという伝承も
他の歴史的文献によると、この頃海軍であったサンドイッチ伯爵は、ゲームどころではなく仕事でとても多忙であったという記録がありました。
「サンドイッチ伯爵は、仕事しながら片手で食べられる食べ物を、とても気に入っていた」ことから、この名前がついたという説もあるようです。
今や世界各国で食べられるようになったサンドイッチには、さまざまな由来がありました。パン屋さんでも、惣菜パンのレギュラーとして君臨しているので、これからも進化していくのでしょう。サンドイッチ、なかなかに歴史深い惣菜パンですね!
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