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効能の高いコリョ薬の開発者
 日進月歩の今の世界で新しい薬も次々と開発されています。
 ピョンヤン医科大学のコリョ医学部の博士、助教授であるチャン・グムリョン室長のお話です。
 「季節の変わり目には人体の免疫機能が低下するので、風邪など呼吸器疾患にかかりやすいです。この度、私たちは、国内に豊富で、朝鮮人民の体質にも合うコリョ薬種で免疫をコントロールする錠剤を開発しました。オウギとボウフウが主原料の錠剤です。この錠剤を年寄りや子供を始め、免疫機能の低下で風邪を引きやすい人たちが服用しますと、風邪を効果的に予防することができます」
 新しく開発されたこの錠剤は、昨年、「全国保健医療部門の科学技術の成果の展示会・2023」で高く評価されました。



 この錠剤の開発にはコリョ薬の良さを生かすため励んで来たチャンさんの努力が秘められています。
 チャンさんは、数十年間、大学で、医学の研究と人材育成に尽くして来た誠実な科学者で、教育者です。
 チャンさんは国内に豊富なコリョ薬種で体を保護し、免疫機能を高めるため、長い間、使われて来た伝統の薬と現代の疾患との相互関係に対する研究を深めてきました。
 多量の薬種の味と性質などを正しく分析し、複数の薬種を配合するとき、どのような薬理作用があり、それが治療にどんな影響を及ぼすかを解明するための基礎的な実験を重ねました。
 苦心の努力の末、チャンさんは、朝鮮民族の伝統の薬種で、現代の疾患の治療に効果がある薬品の開発にこぎつけました。
 チャンさんのお話です。
 「今、抗ウイルス作用をするコリョ薬を開発していますが、これからも研究に励んで、人民の健康増進に役立ちたいです」



 朝鮮人民の体質に合う効能の高いコリョ薬の開発に向けられたチャンさんの努力は続いています。