深淵卿に憑依しました   作:這いよる深淵より.闇の主人

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今回はステータス紹介回みたいなものですね

お気に入りが300越えしていて倒れそうになったZ

それではどうぞ


オスカーの住処

 "ヒュドラ"との激戦を終え、【オルクス大迷宮】の最深部に至ってから二ヶ月が経った。

 

 そして現在、俺は━━

 

「ハジメ...気持ちいい?」

 

「ん~気持ちいいぞ~」

 

「ふふ...じゃあこっちは?」

 

「あ~それもいいな~」

 

 親友とユエのイチャイチャ現場を見せつけられていた

 

「はぁ...南雲とユエ、俺がいるんだから自重しろよ」

 自身の胸に南雲の手によって魔改造された黒刀を抱き、暗に「俺には愛刀(相棒)がいる」と主張しつつ抗議の声をあげる

 

「うおっ浩介いたのか」

 

「...びっくり。だけどコウスケ、これでも自重してる方」

 

 いつも通りの反応に肩を落としながらため息を吐く

 

 

 この迷宮の創造者、オスカー・オルクスの住処で俺たちは戦いの傷を癒し、迷宮のクリア報酬として〈生成魔法〉。現在では失われた神代魔法のひとつを手に入れた

 

 俺たちは工房にいいものがないか探していると、ユエがとあるものを見つけた。それは他の六人の迷宮に関することだ。他の迷宮も攻略すると、創設者の神代魔法が手に入る。

その中には帰るために必要な魔法があるかもしれない。とのことで、当分の目的は六つの迷宮をクリアすることに決まった

 

 

 

 

 俺は椅子に座りながら左目の義眼に手を当てる。

 

 本当なら南雲の右目が極光によって眼球が蒸発してしまって欠損するはずだった。

 しかし、これ以上南雲に傷を負って欲しくないため、俺の技で場所を入れ換え代わりに攻撃を受けた。

 

 だが、俺はあの時に目を焼かれないよう目の前に刀を差し出して盾代わりに防御した筈だった。しかし左目は間に合わず、右目も危なかったがすんでの所で間に合い神水で治癒

 

 おかげで今の俺は黒布を使った眼帯を着けなければ、左目の義眼は常にぼんやりと青白い光を放つという深淵卿が喜ぶような見た目になってしまった

 

 俺と南雲は互いの姿をみて、「「厨二キャラにいそう」」と同じ発言をして一緒に四つん這いになって南雲はユエに慰められ、俺は黒刀で素振りをして落ち着いた

 

 

 "ヒュドラ"の肉を喰った現在のステータスはこうだ。

 

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 遠藤浩介 17歳 男 レベル:??? 

 天職:暗殺者

 筋力:11028

 体力:13248

 耐性:10824

 敏捷:13569

 魔力:14952

 魔耐:14952

 

 技能:暗殺術[+短剣術][+隠蔽][+追跡][+投擲術][+暗器術][+伝振][+遁術][+深淵卿][+操影術]・気配操作[+気配遮断][+幻踏][夢幻Ⅲ][+顕幻][+滅心]・影舞[+水舞][+木葉舞]・直感・魔力操作[+魔力放出][+魔力圧縮][+遠隔操作]・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光]・風爪・夜目・遠目・気配感知[+特定感知]・魔力感知[+特定感知]・熱源感知[+特定感知]・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・恐怖耐性・全属性耐性・先読・金剛・威圧・念話・高速魔力回復・魔力変換[+体力][+治癒力]・限界突破・生成魔法・言語理解

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 "ヒュドラ"を倒す前からヤバいステータスだったのが、倒して肉を喰らったらマジもんの化け物入りを果たしていて驚いた

 

 しかも天歩の最終派生である"瞬光"があったのにも驚いた。"ヒュドラ" と戦っている時に敵の攻撃がスローに見えていたりして妙な気はしていたが、最終派生だったからなのだと納得した

 

 原作ではユエを助けるために"瞬光"に至っていた南雲だが、ステータスプレートを見せてもらうと、しっかりと"瞬光"があった。どうやら俺を助ける時に最終派生したようだ。ごめんよ親友、俺で

 

 

 そんなことを考えていると、南雲とユエがきて周りをキョロキョロする。確認し終えると

 

 南雲が"魔晶石シリーズ"と名付けたアクセサリー一式をユエに送ったのだ、だが、その第一声はというと

 

「...プロポーズ?」

「なんでやねん」

 とぶっ飛んだ発言に関西弁で突っ込む南雲。そして、「俺には刀あるし」と呟く俺

 

「それで魔力枯渇を防げるだろ? 今度はきっとユエを守ってくれそうだろうと思ってな」

 

「...やっぱりプロポーズ」

 

「いや、違ぇから。ただの新装備だから」

 

「...ハジメ、照れ屋」

 

「...最近、お前人の話聞かないよな?」

 

「...ベッドの上でも照れ屋」

 

「止めてくれます!? そういうのマジで!」

 

「ハジメ...」

 

「はぁ、何だよ」

 

「ありがとう...大好き」

 

「...おう」

 

 最後まで見ていた俺も悪いかもしれないが、ここで俺はぶちギレた

 

「てめぇらイチャつくのはいいが、俺がいない時にしてくれって言っただろうが!? なんでわざわざ人がいるところに来てやんの?!」

 

 鬱憤が溜まっていた俺全力の言葉は

 

「いや...全く気付かなかった。すまん」

 

「全く気配しなかった。それに確認したけど...いなかったような?」

 

 え、俺には刀あるしとも言ったのに...

 ━━━

 

「俺は部屋に籠るからそっとしておいてくれ」

 その日、男のすすり泣く声を二人が聞いたのは言うまでもないだろう

 

 




因に遠藤君の装備は苦無、黒い短刀、黒刀、ギミックの付与されたナイフですかね

次回、シアが出てきます

ヒロインにしようかなと今は考えております。というか雫のことをアンケートに入れなければよかった。みんなそっちに投票しちゃうし

次の投稿は夜の6時頃になると思います

雫視点ってかクラスメイトたちの話とか興味ある?下手くそでいいなら

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  • 雫かわいい

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