深淵卿に憑依しました リメイク 作:這いよる深淵より.闇の主人
この話の前に何か書こうと思ったけど止めました。
いや〜恵里が凄い人気だぁ……リリィも
シアティオ愛子先生ぇぇ
お気に入り嬉しいです!目指せ500
それではどうぞ
この世界に来てから早くも二週間が経過した。
雫との木剣を使った打ち合いを一時終了し、席を外したタイミングでステータスプレートを取り出す
==================================================
====================
遠藤浩介 17歳 男 レベル10
天職:暗殺者
筋力:164
体力:178
耐性:133
敏捷:234
魔力:108
魔耐:108
技能:暗殺術[+短剣術][+投擲術][+暗器術]・気配操作[+気配遮断][+幻踏]・影舞・直感・言語理解
==================================================
====================
派生技能を獲得するのには相当の苦労が伴った。ひたすら短剣を振り回したり、腕が上がらなくなるほど苦無や手裏剣を投げまくったりもした。そのうち徐々に動きが補正されるようになって今に至る
苦無や手裏剣などは王国直属の鍛冶職人たちへお願いして作って貰ったので、数はある。あまり出来は良くないのだが、ないよりはマシだろう
「さ〜て、
「あ、危ないわよ? 浩介」
ボーとしながら短剣を弄んでいると、あわあわと心配そうに声をかけてくる……どうやら戻ってきたみたいだ
「大丈夫だ。問題ない」
「それ大丈夫じゃない時のセリフよ?!」
本当に気を付けなさいよ! と少し強めに言われてしまったので、「へいへい、止めるよ〜」と短剣をしまった。
「……なんだか浩介って
「そ、そうか? いや〜それよりも天之河のやつ、成長早すぎだろ……レベル10で全能力値が200だぞ?」
話しを全力で逸らそうと、取り敢えず天之河の話を振る
「勇者だから補正が入ってるんじゃない? 光輝も凄いけど……浩介も負けずに……す、凄いと思うわ」
頬を少し赤らめながら、そう言って褒めてくれた雫に可愛いなぁと思って癒されていると、ハジメの姿を遠目で捉えた
「お世辞でもそう言ってくれると嬉しいよ。……はぁ、すまんがアイツ達にお説教してくるわ」
赤くなった顔に悟られないよう身体の向きを調整しつつ返答すると、四人を追って施設外へと向かう
施設を出て人気の無さそうな場所に向かうと、五人を見つけたので乱入する
「ここに風撃を望mグホッ?!」
散々ボコボコにした後、檜山が炎弾を撃つが、ギリギリで南雲が避け、避けたのを見計らって斎藤が魔法を放とうとするが、寸前で蹴り飛ばされた
「なっ?!」
「懲りもせずによくやるな? お前ら」
その声に四人は憤怒の表情を浮かべ、ハジメは乾いた笑みを浮かべる
「てめぇ!」
「大丈夫かハジメ?」
「あはは、いつもありがとう浩介君」
手を貸して起き上がらせると、敵対心むき出しの四人と相対する。
「ハジメのついでにお前も訓練つけてやるよ」
邪魔をされてか、青筋を浮かべて剣を構える檜山たち
「安心しろ……峰打ちにしといてやる」
「両刃だから峰打ちできないよ浩介君?!」
「何やってるの!?」
今にも飛びかかりそうな檜山だったが、怒りに満ちた白崎さんの声が響くとビクリッと直立になった
「いや、誤解しないで欲しいんだけど、俺達、南雲の特訓に付き合ってただけで……」
と弁明しようとしたが、南雲の様子を見て「南雲君!」と駆け寄る。檜山達のことは頭から消えているようだ
「特訓にして、随分と一方的みたいだけど? 浩介が止めてなかったらもっと酷いことをしていたんじゃないかしら?」
「いや、それは……」
目を泳がせて必死に言い訳を考えているようだが……
「言い訳はいい。いくら南雲が戦闘に向かないからって、同じクラスの仲間だ。二度とこういうことはするべきじゃない」
「次こんな事やってたら容赦しねぇからな?」
二人からのお説教の言葉を受けた四人は愛想笑いをしながら逃げていった
「ふぅ……両刃だったの忘れてたぜ。助かったよ雫」
「本当に走ってきて正解だったようね」
し、雫さん? 冗談ですよ?!
「いつもこんな事されてたの? それなら私が——-」
「そんないつもってわけじゃないから! 本当に大丈夫だから気にしないで!」
「俺と浩介で殴り込みに行くか……文字通り」
「乗った!」
「乗らないで! 二人も大丈夫だから!」
慌てるハジメに顔を綻ばせていると、その空気をぶち壊す一言を天之河が投下する
「……だが、南雲自身ももっと努力すべきだ。弱さを言い訳にしていては強くなれないだろう? 聞けば、訓練のないときは図書館で読書に耽っているそうじゃないか。俺なら少しでも強くなるために空いている時間も鍛錬にあてるよ。南雲も、もう少し真面目になった方がいい。檜山達も、南雲の不真面目さをどうにかしようとしたのかもしれないだろ?」
「い、いや光輝? ハジメは俺達と特訓を……」
「それは龍太郎と浩介が誘っているからだろ? 俺が言ってるのは自主せ—-」
「はいはい。もう訓練が始まるから行こうぜ」
「浩介! 俺の言葉を遮らないでくれ。俺は南雲のために……」
「天之河……行くぞ?」
かなり不機嫌そうな天之河だったが、香織と雫が説得する事で仕方ないといった感じで移動する
もちろん遅れて軽く怒られた
~~~~~~~~~~~~~~
いつも通りの訓練が終わると、メルド団長から呼び止めがかかった。いつもなら自由時間で、いつものメンバーを集めて特訓をするのだが、今日は違うようだ
「明日から、実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へ遠征に行く。必要なものはこちらで用意してあるが、今までの王都外での魔物との実戦訓練とは一線を画すと思ってくれ! まあ、要するに気合い入れろってことだ! 今日はゆっくり休めよ! では解散!」
そろそろだと思ってたら明日かよ
次の話は今夜にも上げると思います
なんなら一気に奈落のとこまで勢いで書くか……
それではまた次の話で会いましょう!
雫以外のヒロインについて
- リリアーナ
- 愛子先生
- 園部
- 中村恵里
- シア、ティア