深淵卿に憑依しました   作:這いよる深淵より.闇の主人

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どうも!少し遅れてしまいましたが投稿させて頂きました!

急ぎ足っぽいけど許してください!



それではどうぞ!


奈落での再会と怪物たちの目覚め

「うっ」

 と呻き声を上げて俺は目を覚ました

 

 

 未だ完全に意識が覚醒しないながらも、痛む全身に鞭を打ち上体を起こす

 

「痛っ、そうか...助かったのか」

 全身の身体が痛むが、それどころではない。周りの状況を確認する

 

 周りは薄暗いがなんの石かは分からないがそのおかげで、何も見えないという程でもない。どうやって助かったのかは分からないが、自分は悪運が強かったのだと思い込むことにした

 

 

 取り敢えずはどうするか...南雲は何処にいるか分からないが、今頃は爪熊に襲われていたりするのかもしれないな

 

「辺りを散策しよう... 」

 今の俺には何もできることはない。戦うとしても短刀とクナイ擬きが3つ、手裏剣擬きが4つしかない。一度は戦闘できるだろうが、戦いを避けて行こう

 

 

 

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 どのぐらい時間が経ったんだろうか、直感のおかげで眠っていても魔物が来たときには分かるので、睡眠についての問題はなんとかなったが...ぐぅぅ

 

 

 腹が減った。水は近くに小川のようなものがあったから良かったものの、そういえば奈落といえば食べられる物があるとすれば魔物ぐらいだ

 しかし、その魔物も神水がなければ食べた瞬間に死んでしまう

 

 人は水だけでもなんとか生きれる筈だ。食べ物は諦めて南雲を探そう

 

「待ってろ、一人にはしない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 それからまた数日経った。直感を駆使して探し回った甲斐があって、錬成を使った形跡のある場所が判明した

 爪熊に襲われて、南雲は錬成を駆使して逃げたのだろう

 

「穴の中にいたんじゃ、俺の声なんて届かないよな」

 諦めて他の場所に行こうとしたが、不意に獣の悲鳴のようなものが聞こえた

 

 俺はすぐさま駆け出した。別の魔物同士で争っているかもしれないが、南雲の仕業というのもある。南雲じゃなければ逃げればいい

 

 

 近づくに連れて、人の声.南雲の声が聞こえてきた

 

 

「やっぱり刺...な。だ...想定...だ」

 

 段々はっきりと聞こえてきた

 

「痛てぇか? 謝罪はしねぇぞ? 俺が生きる為だ。お前らも俺を喰うだろう? お互い様さ」

 

 曲がり角を曲がると目をギラギラとさせて、槍のようなものを狼型の魔物に振り下ろしている南雲の姿があった

 

「...南雲」

 人は此処まで豹変するものなのか...と、驚きつつも、自分のせいなので、首をふって親友の名前を呼ぶ

 

「遠藤...か?」

 南雲は信じられないものを見たような目で俺を見たあと、駆けていくとハグをしてきた

 

「南雲...生きていてよかった。後、助けられなくてすまん」

 

「助けに来てくれただけでも嬉しかったよ

そっちこそ生きてて良かった」

 

 

 

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「今頃だけど、右腕は大丈夫なのか?」

 南雲に案内されて、洞窟に入った俺は質問した

 

「此処にある"神結晶"から流れ出ている"神水"のおかげで助かったんだ」

 

「ああ、書物に書いてあったなぁそういえば」

 南雲は二尾狼を俺が渡した短刀を使って捌いている

 

「え~と、その魔物の肉を食う気か?」

 

「...腹が減ってるからな、遠藤の分もあるけど要らないなら食べちまうが」

 

「あー...んじゃあ同時に食べないか?」

 という事で同時に食べることになったのだが、口に入れると、不味いながらも我慢できないほどではなかった。

 

 しかし、その肉を飲み込むと頭が沸騰しているのではないか? というほど熱くなり、全身が引き裂かれるような痛みに合う

 

 

「ぐっ、がぁぁぁぁぁ?!」

 

「どうし...アガァ!!!」

 

「う、オエァァ...カハッ! オオォォォォァァァ!!」

 

「なんで...なおらなぁ、あがぁぁ!」

 

 俺と南雲は神水をがぶ飲みしたが、全身を襲う痛みは収まらず数十分もの間、地獄の苦しみを味わった

 

 

 

 

「はぁっ! はあっ! そういえば、魔物の肉を食ったら死ぬんだっけな」

 

「はあっ、はあっ、お前が俺に教えてくれたのに忘れてるのかよ」

 

「知ってて食ったのかよ、言ってくれればいいのによ」

 仰向けになっていた状態から身体を起こし、互いに顔を見合わせる

 

「おい、お前金木君になってるけど」

 

「お前もな」

 

「一体どうなってるんだ?」

 

「さあな、ステータスを確認してみるか」

 

 南雲がステータスを確認しだしたので俺も見てみる

 

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遠藤浩介! 17歳! 男! レベル12

 天職:暗殺者

 筋力:236

 体力:456

 耐性:196

 敏捷:416

 魔力:366

 魔耐:366

 

 技能:暗殺術[+投擲術][+暗器術]・気配操作[+気配遮断]・影舞・直感・胃酸強化・纏雷・言語理解

 

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嘘だろ?強すぎだってばよ

 

 

「なあ遠藤、勇者越えちゃったんだけど」

 そう言って差し出してきたステータスプレートは、確かに全ての能力値が100以上になっていた

 

「どうやら魔物の肉を喰ったことで、レベルとステータスが上がり、技能まで手に入れられたみたいだな

 と、その勇者を越えた者さえ越したぞ」

 自分のプレートを渡す

 

「規格外怖い」

 俺は心の中で、お前には言われたくない! と突っ込んだ

 

「それで? これからどうするんだ?」

 

「勿論此処を出る、そのために必要な武器を作る」

 

「あーえっと、俺の武器も作ってくれないか?」

 

「ん? あぁ俺のが終わったら作るよ」

 

 ということで、武器作りの開始だ

 

 

 

 




お気に入りが100件を越え、評価も頂いちゃってとても嬉しいです


次回は武器作り...ではなく、次の階層に上ります!なんだか急ぎ足になっちゃってるけど、早く雫ちゃんとか他のヒロインだしたいんだい!


文才がなくておかしいところが多々あるとおもいますが、応援してくださると嬉しいです!


それでは24時頃に出せたらだすので、その時にお会いしましょう!

この小説での第一ヒロインは?

  • 八重樫雫
  • 畑山愛子
  • 園部優花
  • リリアーナ
  • 一応ティオorウサミミお姉さん

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