更新スピード落ちるかもしれないけど許してね!
今回も駄文ですが、
それではどうぞ!
ベヒモスが現れた反対側からはトラウムソルジャーと呼ばれる骨格だけの体で、剣を携えた魔物が数百体に上る数が現れる。だがその数は未だに増え続けている
メルドはベヒモスの叫びで正気に戻ったのか、部下に指示を出す
俺はもうすでにトラウムソルジャーへと駆け出していた。どうやら俺の気配遮断の技能は不具合なく発揮しているようで、気が付いてなかった目の前の敵を難なく倒す
「突っ込みすぎるなよ! 囲まれたら終わりだ」
後ろからアランさんと他の仲間が来た
「大丈夫です。俺は自動ドアに三回無視されてるほど影が薄いんで」
「? お、おうそうか! 期待してるぞ!」
自動ドアがなんなのか分かっていないようだったが、期待してるぞなんて言われてしまったので、その期待に応えることにする
まず、しっかりと全体をみる。右奥にいる女の子の後ろからトラウムソルジャーが斬りかかろうとしているので、クナイ擬きを投擲して援護する
相手が狙ってこない分、やりやすく簡単に数を減らすことができた。しかしそれは自分の周りだけで、奥にはうじゃうじゃいる
すると再度咆哮が聞こえ、ベヒモスとメルド達の障壁がぶつかり合う
その衝撃で、橋は大きく揺れて転倒する者も現れる
前からも後ろからも迫り来る敵に殆どの者がパニックに陥っている。一人の女の子が転んでしまい、目の前にはトラウムソルジャーが剣を振りかぶり...
「残念、させねぇよ」
その剣を受け止めると、流れるように腕を斬り落として最後に首を跳ねる
「大丈夫か?」
「は、はいぃ!」
「よし、コイツ等は冷静に対処すれば簡単に倒せる敵だ。危なくなっても援護するから頑張れよ!」
そういい残して、錬成中の南雲の元に向かう
「さて、南雲...どうする?」
「みんなパニックになってる、このままだといずれ死者が...」
「そうだな...そして残念ながらあれを一掃できる火力は俺にはない
だが、そんな圧倒的火力で道を開くリーダーが一人いるよな?」
「そうか、天之河くん!」
南雲は未だに駄々をこねている天之河の元へ走っていく
俺は此方の相手をしますか
「天之河くん!」
「なっ、南雲?!」
「南雲くん!?」
驚いている一同に南雲は必死の形相でまくし立てる
「早く撤退を! 皆のところに! 君がいないと! 早く!」
「いきなりなんなんだ? それより、なんでこんな所にいるんだ! ここは君がいていい場所じゃない! ここは俺達に任せて━━━」
「そんなこと言っている場合かっ!」
ハジメを言外に戦力外だと告げて撤退するように促そうとした光輝の言葉を遮って、南雲は今までにない乱暴な口調で怒鳴り返した。
「あれが見えないの!? みんなパニックになってる! リーダーがいないからだ!」
光輝の胸ぐらを掴みながら指を差す南雲。
その方向にはトラウムソルジャーに囲まれ右往左往しているクラスメイト達がいた。たまに首が飛んだり、斬られているが
「一撃で切り抜ける力が必要なんだ! 皆の恐怖を吹き飛ばす力が! それが出来るのはリーダーの天之河くんだけでしょ! 前ばかり見てないで後ろもちゃんと見て!」
呆然と、混乱に陥り怒号と悲鳴を上げるクラスメイトを見る光輝は、ぶんぶんと頭を振るとハジメに頷いた。
メルドに撤退することを言おうとした瞬間、遂に障壁は砕け散った
トラウムソルジャーの相手をしていた俺だったが、凄まじい衝撃にベヒモスの方に目を向ける
障壁は砕け散り、メルドたち護衛は吹き飛ばされたのか横たわっている
八重樫と坂上が時間を稼ぎ、天之河が"神威"を放つが、全くダメージを受けていないベヒモス
ベヒモスは天之河達を睨むと、頭を上げる。頭の角がキィーーという甲高い音をたてながら赤熱化していく。
俺は全力で駆け、三人をベヒモスから遠ざけると同時に、ヘッドアタックをしてきた
その衝撃に近くにいた者も、遠ざかった俺たちすらも吹き飛んだ
ベヒモスはめり込んだ頭を抜き出そうと必死に踏ん張っている
少し足を捻ってしまったが問題ないと判断し、立ち上がると南雲とメルドが話し合っていた
しばらくすると、メルド団長が距離を取り、南雲が錬成で時間を稼ぐ
天之河が大技で敵を凪ぎ払い、道ができた。その隙に階段前を陣取り、南雲が錬成を中止した途端、メルド団長の号令で魔法が一気に放たれた。
此方に南雲が走ってくるが、悪意によって誘導された魔法はきれいに南雲に当たる。
絶望は続き、三度目の赤熱化を行ったベヒーモスは標的を南雲に定め、突進する。それをなんとか避けられたものの、度重なる衝撃に橋が耐えられなくなったようで、崩落し始める。ベヒーモスはもちろん、南雲も落ちるだろう
白崎さんは八重樫に止められた。しかし俺の派生技能である気配遮断があるためか、誰も気づくことなく止めてくることはない
崩れかけているが、橋の断片にしがみついている南雲の手を取った。しかし、足場が全て壊れ俺と南雲は奈落へと落ちていった。
落ちながら自分のした偽善者行為に笑みを浮かべる
結局俺は南雲を助けず、奈落に落ちて貰うことにした。しかしそれでは後味が悪いので絶対に助からない所に助けに行き、一緒に落ちる
他の人には俺がやった事が理解できないだろう。だが、南雲が奈落に落ちることを知っていながら行動を起こさなかったんだ。これぐらいしないと割りに合わないだろ
死んだらそれまで、生きてたら━━親友と一緒に怪物生活でもできればいいな
う~ん最後が微妙かな~途中で直すかもしれません!
お気に入りがもう少しで100になりそう!頑張るぞい!
続きは20時にあげられたら上げます
最後に読んでくださってありがとうございます!
それではまた次話で!
この小説での第一ヒロインは?
- 八重樫雫
- 畑山愛子
- 園部優花
- リリアーナ
- 一応ティオorウサミミお姉さん