深淵卿に憑依しました リメイク 作:這いよる深淵より.闇の主人
長らく前書きをしてしまいすいません。失踪せずに書ききりたいと、思っているのでよろしくお願いします!
あれから俺たちは小中と卒業し、遂に高校生になった。
高校生になるまでにあった重要な事といえば、中学の時に天之河や香織、雫とは別のクラスになってしまったものの、ハジメと龍太郎が同じクラスで、しかも席が隣同士だったので、ラノベや漫画アニメの話で盛り上がり友達になった。互いの家に泊まりに行って遊んだり、トレーニングなどをしたりもしているってこと
原作で色々と……何というかアレだった中村恵里をランニング途中に見つけたので、俺のありとあらゆる人脈を利用して助けたり……
そして俺の中で個人的に感動したのは登下校の道路で不良に絡まれたおばあさんを助けるためにハジメが大声で謝りながら土下座していたことだ。
何故このような珍場面で感動していたかというと、このシーンはハジメに対して白崎さんが恋心を芽生えさせるきっかけになった場面だからだ。
まぁ、そんなこんなで原作を見てから一度は見てみたい所を見れて嬉しかった
と、話は戻るが高校生になった時点での俺の年は16で、クラスごとトータスに転移させられるのは17歳になった時だったはずだ。そろそろ準備を始めた方が良さそうだな
~~~~~~~~~~~~
「よう龍太郎、さっきぶり」
教室に向かって廊下を歩いていると、つい先ほどまで一緒にトレーニングをしていた龍太郎がいたので声をかける。
「ぬおっ!? ……なんだ浩介か」
「その反応は毎回傷つくんだが……」
俺の落ち込んだ姿に「悪い悪い!」と背中をバシバシ叩きながら謝ってきた
「お、そう言えばハジメは大丈夫なのか? 朝のトレーニングも来てなかったし」
「さっきLINEしたら「昨日の夜、お母さんに頼まれ物してて寝たの4時なんだ。ごめん無理」って返ってきてたぞ」
「…………あ、マジだ」
俺の言葉に急いでスマホを取り出すとLINEを開き、メッセージを打ち始める龍太郎をよそに教室の扉を開けて自分の席に向かう。いつも通り最初に開けて入ってきた俺ではなく龍太郎へ挨拶がかけられるが、慣れてしまったので華麗にスルーする。ホントウダヨ?
「おはよう浩介!」
「っ?! ……おはよう雫」
席につき、ハジメからのLINEを見ようとスマホを取り出した所で、隣からかけられた声に少し驚いてしまった。
「今日はいつもより遅かったわね?」
「まぁ、ちょっとトレーニングが長引いちまってな」
苦笑しながらそう答えると、始業のチャイムが鳴る五分前、本当にギリギリの時間でハジメが教室に到着した。その瞬間、男子生徒の大半が舌打ちやら睨みをきかせている。女子生徒も友好的な視線はない
「よぉ、キモオタ! また、徹夜でゲームか? どうせエロゲでもしてたんだろ?」
「うわっ、キモ~。エロゲで徹夜とかマジキモいじゃん~」
と、南雲にダル絡みする4人衆(
彼らがあのような態度の原因は檜山が言った通りキモオタではないにしろオタクだからだ。理由はそれだけでなく━━
「南雲くん、おはよう! 今日もギリギリだね。もっと早く来ようよ」
彼女、俺の幼なじみである香織が原因だったりする。簡単に言ってしまえば学校のマドンナである彼女が、オタクで、授業では大抵寝ていたりする不真面目な生徒扱いの彼が話しかけて貰ってるのが気に入らないのだ
南雲は'趣味の合間に人生'を座右の銘にしているため、授業よりも趣味優先になっているため、白崎に注意されたとしても態度を変えないのでそれもあるのだろう
おっと、そういえば一時限目は現代文だったかな? と教科書とノートを取り出す
「南雲君。おはよう毎日大変ね」
「よう、ハジメ! 朝来れなかった分、夕方は付き合えよ!」
「香織、また彼の世話を焼いているのか? 全く、本当に香織は優しいな」
いつもの面々がが口々に挨拶? をしている中、俺も挨拶のついでに時間が迫っている事を教えることにした
「おはようハジメ、香織、天之河」
その声に殆どのクラスメイトがギョッとする
「「「「いたの(か)!?」」」」
「いたよ! 龍太郎と一緒に入って来てたじゃん?! はぁ、まあいいや時間だから席に戻った方がいいぞ〜」
俺は
~~~~~~~~~~~~
4時限目の社会が終了し、背筋を伸ばすとポキポキと気持ちのいい音が鳴る。テスト前なら苦手な科目な為、質問しに行くのだが……テストまでは時間がある。 俺は弁当袋を取り出して立ち上がると、未だに寝ている南雲の机に向かって歩き出す
「zzzz」
隣に来たのに
バチンッ
「いっ?! たぁぁぁ!」
決して殆ど座ってるのに俺だけが立っている状況に誰も気が付かなかった事で、イラついてデコピンしたわけではない 本当だ
「授業は終わったぞ
「わざわざ起こしてくれてありがとう
お互いに、はっと笑うと10秒でチャージできちゃう定番のお昼を取り出す。それを乾杯するかのようにコツンと合わせ
━━じゅるるるる、きゅぽん!
早々にお昼ご飯を食べ終えた俺達は、家から互いに貸していたラノベを出し合う
さて、では互いに感想を言い合うか……と、目をキランッとさせたところで、二人のお楽しみタイムは終わることになる
「南雲くん。珍しいね、教室にいるの。お弁当? よかったら一緒にどうかな?」
「あ~誘ってくれてありがとう、白崎さん。でも、もう食べ終わったから天之河君達と食べたらどうかな?」
「えっ! お昼それだけなの? ダメだよ、ちゃんと食べないと! 私のお弁当、分けてあげるね!」
「ん?」
おかしいな? デフォルトスキルのステルス遠藤を発動している俺を捉えるだと?!
「香織の言うとおりだわ……そんなんじゃ今日の手合わせ、私に負けちゃうわよ?」
あれれ~? こういう時ばかり影の薄さが通じないのズル過ぎない?
「大丈夫だ問題ない」
「それって大丈夫じゃない時のセリフよね?」
そう言い、ため息をついた雫は弁当を一つ差し出してくる
「? え、作ってきてくれた感じのあれ?」
「そ、そうよ……」
「ま、マジで?! すっげぇ助かる!」
なんてラブコメでありそうなことをしているとハジメと香織の会話に割り込む声で視線を弁当から目の前に移す。
「香織。こっちで一緒に食べよう。南雲はまだ寝足りないみたいだしさ。せっかくの香織の美味しい手料理を寝ぼけたまま食べるなんて俺が許さないよ?」
爽やかにそう言ってのけた天之河だったが、
「え? なんで光輝くんの許しがいるの?」
と返されてしまい、場が少し凍りつく
俺と雫はと言うと、
「「ブフッ」」
耐えきれず笑ってしまった。
雫が天之河を
すると突然、足元に純白に輝く魔方陣らしきものが現れた
その魔方陣は徐々に輝きを増し、一気に教室全体を満たすほどの大きさに拡大した。
驚きと悲鳴、愛子先生の「皆! 教室から出て!」という叫びと、カッと爆発したように輝いたのは同時で
あとに残ったのは食べかけの弁当に、錯乱する箸やペットボトル、教科書などで、その場にいた人間だけが姿を消していた
龍太郎君とハジメ君を少しパワーアップ&仲良くさせてみました。いや〜龍太郎君、意外と好きなんですよねぇ
おかしな所があれば指摘してくだされば直しますのでお願い致します
さてさて、此処からは投稿ペース上げてくぞぉ!→期待しないほうがいいですよ
というかプロローグ見ました!いや〜やっぱり雫が可愛い!!
二期まだかなぁ〜
というわけでまた次の機会に会いましょう!
中学生編一話欲しい?それともリメイク前見たいにする?
- ほしい
- リメイク前みたいなんでいいんじゃね?
- 続き早く見れんならどっちでも