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シエル

お好きにどうぞ

お好きにどうぞ - シエルの小説 - pixiv
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5,566文字
自己満足なだけのシリーズ
お好きにどうぞ
脳内妄想です
ご本人様とは関係ありません

完全な自己満足です

何だかいつもより長くなっちゃった

暫くしたらマイピクに入れます
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912327
2024年6月6日 15:00

部屋で、ベットの上で正座して待つ


『好きにしていいから』

『夜、何してもいいから』


うん、間違いなくおれが言った

何よりユタカさんは条件を満たしたのだ
ちゃんと全部優勝したやん

おれが逃げてどうすんねん


実は…
今日初めて明確に自分から行為のお誘いをした


…対応が分からないのだ

表情は?
態度は?
なんて声をかければいい?
誘ったからには積極的にならんとダメなん?

そもそも好きにしてって何?
何してもいいの、何って何?

おれ、何されるの?

ユタカさんに
どうされちゃうの?

深く考え始めて本当に辛くなってきた

やめよう
きっとユタカさんからオーダーがあるはずだ

それに従えばいい…
約束したんだから

期待に応えなきゃ……

何度目かの覚悟を決めた時、ドアが開いた

「おまたせー」

ユタカさんが部屋に戻ってきた

…おれは湯上がり姿を一目見ただけで降参した

「ユーイチ」

放心していたら声をかけられて、大袈裟に反応してしまった

「え、え!?なに!?」

慌てた様子を見て笑われた

「まだ何もしてへんよ」

「あ、いや……うん」

その通り
まだ何もされてないのに

1人で勝手に…恥ずかしい…

「緊張してる?」

「……」

「それとも期待?」

「き、期待…!?」

予想外の言葉に驚いて聞き返す

「俺に、どんな風に好きに抱かれるかの期待」

よく…そんなこと、言えるよね……

自信満々なのか、おれをからかうためだけに言ってるのか分からない

…両方かも

「大丈夫」

期待は……してる
ものすごく不安でもあるけど

俯いていると、優しく手を握られた

「なんも怖いことはない」

「……うん」

「あとはユーイチが素直になってくれれば完璧や」

素直…

むり、恥ずかしいもん
勢い余って変なこと言っちゃいそうだよ…

でも……ユタカさん頑張ったもんね

「善処します…」

…せめて今夜だけでも素直になろうと決めた





キスをしている間にシャツのボタンが次々に外されていく

「ん…んぅ……」

絡んで、吸って、丁寧に丁寧に……いや、しつこいくらいに離してくれない

ちょっと苦しくなってきた

「ぁ…んっ…や…っ、」

「……かわいい」

胸あたりを叩くとやめてくれて、うっとりとした感じで言われた
…反論する気力もない

「はぁ…」

キスだけで腰が抜けてしまい、ベットに倒れ込む
大会中での触れ合いの数々がここに来て蓄積ダメージとして表れてきた

ユタカさんは覆いかぶさってきて…

おれはそこでひとつ気が付いた

「ね、ねぇ」

「うん?」

「電気…」

消して、という意味で言ったが笑顔でかわされた

「今日はダメ」

「な、なんで…」

「好きにしていいんでしょ?」

…まだ全然序盤なのに、これから先もこの文句が通じてしまうことが判明した

もうだめだ…

「恥ずかしい?」

こくこくと頷く

だって、ただでさえかっこいいユタカさんの顔が
しかも行為中の顔だなんて…

見たら色々と爆発してしまう

おまけにおれのだらしない顔も身体も見られるのだ
明るい部屋で、バッチリと

そんなの絶対無理!!

で、でもぉ……約束したし…

「し、仕方ない、から……今日は…いいよ……」

「…ありがとな」

ちゅ、と額にキスを落としてくれた

はだけたシャツの間からユタカさんの手が入ってきて、素肌に触れる

温かくて、優しい、大好きな手

その手が自分の身体に這い回る

「あ、ん…」

「敏感やね」

色んなとこを触れてもらって身体が悦ぶ

おれも嬉しい
もっと触ってほしい

「俺は心配やわ」

シャツを大胆にはだけさせられて、胸を突き出すような形になった

「他の人に触られてもこうなるんじゃないかって」

服を完全に脱がしてはくれないみたい
肩や腕に引っかかっている状態だ

「…ちがう」

「ホンマ?」

「ゆ、ゆたかさん…だけ、だもん…」

ほんとだよ
ユタカさんだけ
うそじゃないよ

「だ、だから…いっぱい触って……」

「分かったよ」

指先が突起に触れて、両方とも弾くように引っ掻いてくる

「あっ、あん、んんっ…!」

身体が跳ねる

悶えるのを抑えるようにシーツを握るけど、身体中を駆け巡る快感は何も変わらなかった

「ひゃ…ぁん…!」

「良いぞ、ユーイチ…」

身体を押さえつけられて、胸に口を寄せてきた
生温かい感触と共に甘い刺激が走る

「っん、んぁあ…っ」

尖りが舌で転がされる
軽く噛んだり、舐めたり、時折強く吸われたり

逆側は手で弄られる
押しつぶしたり、摘んでみたり、周りを揉まれたり

同時にされて、気持ちよくて

頭も身体もどうにかなっちゃいそう

「ん、んぁ…っ、」

何回も何回も繰り返し行われる

耐えきれなくなってきて、ユタカさんの頭を掴んだ

のに力が入らなくて
抱き込むように腕を回してしまった
これじゃあユタカさんに自分の胸を押し付けてるみたいじゃん

まるで、舐めて欲しくて差し出してるみたい

「まっ、まって…とま、ってぇ…!」

ユタカさんは答えてくれない

止まって欲しいのに
行動がエスカレートするから
混乱してくる

「あっ、!あっ…や、やだぁ…!」

今度は逆にしていじめられる

手で弄られてた方が、舌にやられて
舌で弄られてた方が、手にやられている

こんなん無理……!

「やだ、やだ…!ぃ、いっちゃう……!」

片方を強く吸い上げられて
もう片方をきゅっと摘まれた

「んんっ…!」

背筋をかけ上がる快感に抗えず、達してしまった

「…上手くイけたな」

む、胸だけで………

微かな力でまたシーツを掴む
ぽろぽろと涙が落ちていく
ぐすぐす泣いているうちに、いつの間にかズボンも下着も脱ぎ捨てられてた

何もかもだらしないおれの身体を電気が煌々と照らしている

頭で理解すると羞恥が込み上げてきて、あまり意味のないシャツと足で身体を隠した

本当に、意味はないのに

「全部俺に見せてな」

これはお願いじゃない
命令だ

「ユーイチ」

…服で隠していた部分をおそるおそる晒していく

「下もや、脚広げな」

立てて隠していた脚をゆっくりと開く

見せつけるような格好
はしたなく求めている様
誘うような体勢

明るいから、全てはっきりとユタカさんに見られている

恥ずかしすぎて涙が止まらない

「よくできたな、えらいぞ」

なのに、次の行動に期待している自分がいる

「良い子や」

広げた脚の間から既に濡れた指が伸びてきて、指が入ってきた

「っ…」

最初こそ慎重に進む

しかしある程度奥に行くと指は増えていくし
遠慮はしてくれなくなる

「ん、やぁ、あぁ!」

指が数本バラバラに動く

その度に声が出る
自分の知らない、自分の声

いやらしい音もしてくる

「やっ、ぁ、あっ…」

「嫌なん?」

楽しそうに
面白そうに
意地の悪い笑みのまま聞いてきた

おれはハッとした

今日は素直になるって決めたのに…

「や、やじゃない…!」

「そう?」

「すき、すきだから…やめないでっ……」

「…ええよ」

いきなりイイところを重点的に虐められる

「あぁ、っ!」

身体と心が追いつかない

やだ
やだ…
イッちゃう

1人で気持ちよくなりたくない

一緒がいいのに…

「あっ!…ゃ……ま、また……!」

全身が震えて、熱が放たれる

脱力感に襲われる間に指を引き抜かれた

「ゃっ……あ、も、もう…」

物足りないみたいに
後ろがきゅんきゅんと蠢いている

「おれ、ばっかり……」

ありえない事に、ユタカさんはまだ脱いでいない

おれに髪や服を引っ張られたりしたぐらいで…
涼しい顔してて…ちょっと嫌……

「ユーイチのこと美味しく頂きたいやん?」

「…ぇ?」

「とろとろに溶かして、さらにいじめたいんや」

爽やかな笑顔で何を言うのか

「いじわる……弱いものいじめ…」

「そそる顔してるのが悪いで」

知らないし…
分かんないよ…

「さて、どうされたい?」

「ど、どうって……」

「言ってくれる?」

なんで…
ここまできたのにまだ焦らすのか

おれはもう準備万端どころか好き勝手に暴かれたというのに…!

ほんといじわる…

「が、がんばった…ごほうび、だから…」

両手を伸ばして、ユタカさんの顔を挟む

「うん」

素直に言うから
飛ばないように気を付けるから

「すきに、して……いいよ」

手を上から重ねて、答えてくれた

「たくさんしような」

ユタカさんは少し離れて服を脱ぎ始めた

…いつ見ても、いい身体してると思う
無駄のない筋肉が逞しい
スタイルも良くて脚も長くて
かっこよくて…ずるい……

ぼんやり見ていると、目が合った

「見すぎや」

からかうように笑われて、目を逸らした

数分後、目の前に影が出来た
見上げるユタカさんの表情は……

「ユーイチ…」

こんな、こんな顔するんや…!

改めてはっきりと見たユタカさんの捕食者みたいなオスの顔に、心がやられた

心臓がバクバクしてる
超絶ときめいている
この後…大丈夫かな…

「好きだよ」

優しいキスが降ってきた

「っん…」

両手を繋ぎとめてくれて、張り詰めたものを宛てがわれる

「あ……」

ユタカさんも興奮してるんだ
おればっかりじゃなくて、ユタカさんも

「入れるよ」

ぐんっと一気に押し込まれた

強い衝撃に身体が仰け反る

「あぁ…っ……!!」

今までのとは比べ物にならないくらいの気持ちよさが押し寄せてきた

「ッ、……入れただけでイッたん?」

分からない
考えられない

ユタカさんが言うなら、多分そうなんだろう

「たまんねぇな…」

待って、待って、待たされて
焦らされた身体が歓喜に満ちている

「は、ぁ…、あぁ…っ!」

思いっきり突きあげられる
奥に、深く

今、ユタカさんに抱かれている

その事実だけで絶頂してしまいそうになる

「っあ!や、まっ、て…!」

「今更止まれんわ」

抑えられない
我慢できない

いつもより、余計と言っていいほどに
ユタカさんを感じている

「ふぁ…!、んん!」

容赦なく攻め立てるものだから、またも限界が近付いてくる

おかしくなる

そう思うのは今日何度目だろう

「気持ちいい?」

無我夢中で頷く

もう、何されても気持ちいい

「ゆたか、さん…は、?」

「気持ちいいよ、最高や…ッ、」


うれしい

うれしい

すごいうれしい


まとわりついている服が煩わしい
全て脱ぎ捨てたい

この人を全身で感じたい

ユタカさんも、気持ちよくなって…

「あ、ぁぁぁ…っ!」

一番奥を刺激されて、目の前が弾けた


……2つの荒い息遣いだけが聞こえてくる

余韻に浸るように
はぁっ、と一息つく

「ゆたかさん…」

「すき…だいすき…」

「かっこいい…」

気持ちを伝えるように、繋いでいた手をきゅっと握る


おれのゆたかさん


ふふっ、と笑いかけた

「アカンやろ……」

普段のおれなら絶対に言わない
快楽に脳を支配されているから出た言葉だ

「ユーイチくんさぁ」

「え、ぁ…!?」

ふにゃふにゃ笑っていると、ユタカさんが急にさっきよりも激しく動き出した

「煽ったユーイチが悪い」

「や、…ぁぁっ!」

煽ってない
してないのに

お仕置とばかりに攻められる

「っ、ぁあ…!や、らぁ……!」

気持ちよくて
発散したくて

手を振り払ってユタカさんの首に腕を回した

ぎゅーっと抱きついた

「ユーイチッ…」

ユタカさんもおれの身体に腕を回してくれた

…くっつかって安心する

「っあぁ…んゃ…あ…!」

もっと欲しい

浅ましいとも、はしたないとも思うけど

ずっとずっとしてほしい

イイところを突かれる
何度もナカを擦られる
じんじんする

熱くて、溶けそう

止まってほしい
でも…やめないで…

「あぁぁ…っ……!」

「くッ…!」

自分がイくと同時に
ナカに濃くて熱いものが注がれた

長い時間、いっぱいくれた

「は……っ…」

「ふぁっ……」

全て出し終わると、涙を人差し指で拭ってくれた

「ユーイチ、愛してるよ」

「お、おれも…愛してる……」

心も身体も通じあって
素晴らしい愛の行為だった

おれはいま幸せだ

………けど

「ぬ、抜かないの……?」

未だに入っている
それも、萎えることのない感じで……

「言わなくても分かるやろ?」

「え…」

「好きにしていいって、言ったよな?」

言った
確かに言った

でも、でも…!

「俺、まだ1回しかイッてないし」

そう言われるとなにも言えない
比べておれは一体何回…

でもこれ以上やると……

「おれ、おかしくなっちゃうよ…」

文句や拒否に近いことを言ったのに、入っているものが硬さと太さを取り戻してきた

「…え?な、なんでおっきく…なって、」

「おかしくなっていい、俺もおかしくなりたい」


え、えぇ……


「っう…ま、まって…よ…」

「今日は時間が許す限り抱きたい」

「む、むり…だよ……」

「もっと求め合おう」

「……ん、やだ!だめ!」

「付き合ってな」

「あぁっ…も、う……」


心の中でばか、と悪態をついた

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