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シエル

代わりじゃない

代わりじゃない - シエルの小説 - pixiv
代わりじゃない - シエルの小説 - pixiv
4,634文字
リクエスト作品シリーズ
代わりじゃない
脳内妄想です
ご本人様とは関係ありません

ゆたかくんは今後の話にも登場させたい
そのくらい気に入りました

しばらくしたらマイピクに入れます

今回の全4つの話はいかがだったでしょうか
書いている私も楽しかったです

ご感想やリクエストをお待ちしております

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1212241
2024年6月20日 14:57

一日の初めから良いものを見た

寝起きのユーイチがぽやぽやしながら幸せそうに微笑んでいた

朝から刺激が強すぎる
心臓止まるかと思ったわ
重い瞼を開けた甲斐があった
最高やユーイチ…

きっとまだ朝早いのだろう

朝食を作ってくれるはずだから、俺は二度寝をキメようとして目を閉じた


…待てや


カッと目を見開いた

可愛い可愛いユーイチくんの膝の上には
憎き人形がいた

愛おしそうに見つめられながら
優しい手つきで頭を撫でられている

……ふざけんな

調子乗りすぎやで
誰の許可もらってユーイチに可愛がられてんだ?

俺だけの特権やぞ

独占していいのは俺だけだ

ジッと見ていると、人形と共にベットから降りようとしたので後ろから抱きついて引き止めた

「…どうしました?」

「………」

「今日は甘えんぼの日ですか?」

くすくすと笑っている

可愛すぎるやろ…
腕に力が入りそうになった

「子どもみたい…」

母性100%の声をやめて欲しい

こっちは我慢が続いてるんや

昨日は心に決めた通り、ユーイチを超甘やかした
具体的には好きなスキンシップをたくさんしてあげたのだ

最初は戸惑って遠慮していたが、次第に自分からすり寄ってきた時は俺が爆発しそうだった
素っ気ないフリをしながら甘えてくる姿にとてつもなく興奮した

病み上がりに配慮して手を出さなかった俺を褒めてほしい

「…ユーイチ」

耳とうなじに軽くキスをする
イタズラみたいな戯れでまずは様子を見る

「ユタカさん…くすぐったいです…」

嫌がる素振りは見られない
このままじわじわ迫ろう
なし崩しになった瞬間
俺の勝ちだ

「だめですよ、ご飯作るんですから…」

「ユーイチがいい」

「あっ、こら…」

ちゃっかり手を服の中へと侵入させた

肌に手を滑らせながら頂を目指す
手始めに薄い胸を揉み始める

「ん、んっ…」

「柔らかいな」

「は、はなして…!」

「やだ」

身体を捩って逃げ出そうとする

大人しくさせるため
突起をきゅっと摘んで、指の腹で捏ねる

「あ…んっ、んぅ…っ」

未だに抱きかかえている人形にぎゅうっとしがみついたのを見逃さない

…今度は先端を引っ掻いてから押し潰した

「んゃ、ぁ…っ…!」

可愛らしく啼いて
またもユーイチは人形にしがみついた

へぇ…

そういうことするや
なんでソイツなん?
俺の方に来ればええのに

「ま、まんぞく…したでしょう!」

んなわけないやろ

涙目で俺を見るなや
いじめられたいんか?

「これ以上はいけませんっ!」

人形を盾にされた
憎くてたまらないものが目の前にある

……ムカつくわ

俺のこと挑発してんの?

「邪魔やで」

雑に人形を取り上げた

「ゆ、ゆたかくん…!」

名前も気に食わない

せめて違う名前…
いや、ナシやな

他の男の名前とか絶対に許さない

「返してください…」

「これからの事にお人形さんは要らんで?」

「………」

返事はなかったが、話を続けた

「俺さぁ、ユーイチくんに冷たくされて傷ついてるんや」

「あ、謝ったじゃないですか…!」

頬にちゅーまでしてくれたよなぁ
可愛かったなぁ

「足りんのよ」

人形を投げ捨てても良かったが、文句を言われそうだったのでベットの端に置いた
…存在自体抹消したいけどな

「仕事も頑張って、しかも勝った俺を…甘やかして癒してくれ」

耳元で囁いて、抱き寄せてからユーイチの唇を塞いだ

触れるだけのキスを何回も
たまに角度を変えたりしてみる

警戒心が解けてきた頃合いを見計らって、舌を入れた

びくついた肩を横目に見つつ絡ませる

「ぅん…ん……っ、」

性急にやるのは勿体ない
じっくりいじめたるわ
人形への八つ当たりも含めて

「ぁ、んんっ…」

ユーイチは俺の服を掴んで縋ってきた

…そうや
正解や
いい子やな

頭を撫でながら最後に舌を強く吸い上げて、口を離した

「…ぁっ、」

そっと押し倒して服を脱がす

チラッと顔を見ると、ユーイチはこちらを恨めしそうに見上げていた

…煽るだけなんやけどな

「あ、朝なのに…」

「俺は休みやしええやん」

「不適切です…こういうのは、夜にするんです…秘め事なんですから……」

だからこそ、朝にするのがええんやで

お淑やかなユーイチくん大好きや
いちいち顔真っ赤にして注意してくるのが好きでわざと不適切なことしてるわ

「他の奴らは仕事中なのに、俺だけ嫁と朝から愛し合えるなんて幸せや」

「……しらない」

ぷいっと顔を背けられた

可愛いなぁホンマ

いい反応するのが悪いんやで?
嫌ならちゃんと嫌がりなさい?

「ばか、へんたい……」

パジャマのボタンを外して全開にしただけなのに、もじもじしている

下まで脱がしたらどうなるんや…?

好奇心に駆られて、全てを剥ぎ取った

「み、みないで…」

まるで初めてのように恥じらっている

日が高くて、明るいのに
事に及ぼうとしているのが原因らしい

…最高か?

「綺麗だよ」

「………」

無視されたが、照れているのは分かってる

棚に手を伸ばしてローションを手にかける
馴染ませてから指を後孔に滑り込ませた

「ひゃ、ぁ…!」

容易く飲み込んだので早くも2本目を入れる

押し広げるというか
撫で回しながら可愛がる

「っ、ぅん…」

ユーイチが徐々に乱れていく

たまらず舌なめずりをした
可愛い顔して行為中は別人のように淫らに豹変するのズルいと思う

「あっ…や…ん、ん…」

3本目を入れると首を振り始めた

すりすりとナカをくすぐられる感覚がもどかしいみたいだ
身体をくねらせる姿がいやらしい

「も、う…」

「うん?」

「ゆび…やだ……」

「じゃあ何がいい?」

聞くと、すっごい小声で答えてくれた

「……ゆたかさん、」

まぁ…合格点はあげようじゃないか
恥じらいでポイントを荒稼ぎしたからな

「我慢できなくなった?」

「うるさい…」

「俺に抱かれたくなったんやね、素直になってくれて嬉しいよ」

からかいながら指を引き抜いて
ユーイチから視線を外さずに服を脱ぐ

本人は気まずそうに目を逸らしている


「ゆたかくん…」



………は?


ポツリと呟いた言葉に動きが止まる


なんて?
今、なんて言った?

人形が、何?

関係あるん?

ここまで来たのに
俺じゃなくて、まだ人形のこと見てるん?


頭の中で何がブチ切れた


お望み通り

物欲しそうにひくついている場所に
一気に突き入れてやった

「ひっ、や、ぁん〜〜っ……!!」

衝撃にしなる白い肢体が美しい

達してようだが、構わず律動を開始する

「っあ、あぁ、あ!」

待ちかねていたように肉壁は包み込んできた
温かくて柔らかくて…
奥に進めば進むほど心地よくなる

達したばかりで敏感な身体をどんどん攻めていく

「や、ぁ、んん…!」

なんで?
どうして?

と目で訴えてくる

分かってないのがタチ悪いよなぁ…

「俺だけを見てくれ」

「み、みて、みてるよっ…」

「…嘘つくな」

自分で思っていたよりも、数段低い声が出た

「そのわりには人形に夢中やん?」

まずい
隠せない
取り繕えない

「ち、ちがっ…!みられてる、きが…したからっ…」

「見られて困るん?」

「それはっ…」

「見せつければええやん、ユーイチが誰に抱かれてこんなに悦がっているのか…俺から教えたろか?」

頭では分かっているのに
口が勝手に動く

「お人形さんが好きなんか?」

人当たりの良さそうな表情なんていくらでも出来る
相手が求めてそうな言葉だってスラスラ出る
隙なんて見せない
俺の余裕が崩れることなんて

あるはずがないのに

ユーイチの前だと、何もかもがダメだ

「なぁ、俺よりソイツの方がええんか……?」

「ぇ…?」

情けない本心が零れ落ちた

誤魔化すように奥まで入りきったものをギリギリまで引き抜いて、抉るように突き上げた

「っあ、やっ、ああ、〜〜っ!」

ユーイチが絶頂を迎えたと同時に、俺も最奥に先端を擦り付けるように熱を吐き出した

でもまたすぐに動き出す

力なくベットに横たわって
びくびく震えながら涙を流しているユーイチを犯す

「んっ、あっ、ぁあ!あっ、やあぁ…!」

「答えてな、どうなん?」

「あっ、んぁ…!あ、あぁっ……!」

ちょっとの刺激でもきゅうきゅうと締め付けて
朝には不釣り合いの甘美な声が響く

可愛い
好きだ
愛してる

出来れば極上の愛の言葉を紡ぎたいのに
身も心も溶かすような快感を与えたいのに

醜い嫉妬心が邪魔をする

「ユーイチ、答えてくれ、どっちが好き?俺よな?」

必死になりながら答えを聞き出す
なぜか焦って律動が激しくなっていく

言わせたいなら少し抑えればいいのに

普段の余裕なんてどこかへ行ってしまった

「ユーイチッ…」

腰を掴んで……という所で

ふふっ、とユーイチが笑った


「ゆたかくんに…しっと、してるの…かわいい…」



は………?


紅潮した頬
上がった息
蕩けた表情
乱れた身体

自分の下にある
艶かしい産まれたままの姿

ユーイチは色っぽく笑って、小さな唇を動かした



ごかいさせてごめんね
だいじょうぶだよ

ゆたかさんとゆたかくん

べつなのはわかってるから
つぎからきをつけるね…



上半身を起き上がらせて
ちゅ、と可愛らしくキスされた

「ゆたかさんだいすき…」

………頭が回らない
ホンマに毒気を抜かれた

ユーイチくんは…常に俺の斜め上を行くよな

「俺は、かっこいいやろ……」

ようやく出た言葉はそれだった

「訂正か撤回を要求する」

「…やだ」

いたずらっ子みたいに
茶目っ気たっぷりの可愛い声で言うものだから
俺も意地になった

「そうか、なら勝負やな」

また押し倒して
両手をベットに縫い付けて
こつんと額と額をくっつけて
見つめ合いながら提案する

「発言を取り消すのが先か、俺の体力が尽きるのが先か」

「そ、それ、ふびょうどう……」

「せやっけ?」

ニッコリと笑いかけて抽挿を始めた











オマケ

「ケダモノ……!」

ベットの上でシーツにくるまりながら籠城しているユーイチを何とか宥めたい

しかし近寄れば罵倒されて
声をかけても罵倒される

…まぁ俺が悪い

ユーイチにしては粘っていたが、結局先に撤回してくれた

けれど俺が止まれなかった

しゃーないよな
うん
健気に頑張って応えてくれる姿を見て止まれるか?
無理やろ?

謝罪はするけど反省はしない

だって、俺かっこいいし

断じて可愛くない
ユーイチこそ自分の可愛さをどうにかしてくれ
止まれなかったのは君のせいやからな

「ゆたかさんのばか!」

しかも……まだ人形抱えてんだよなぁ

分かってるって
気をつけるって言ってたやん

なのに…

「い、いじわるばっかりすると、ゆたかくんと浮気しますから……!」



長きに渡る俺と人形の戦いが始まった瞬間だった

代わりじゃない
脳内妄想です
ご本人様とは関係ありません

ゆたかくんは今後の話にも登場させたい
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今回の全4つの話はいかがだったでしょうか
書いている私も楽しかったです

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