オリ棒界隈のイベントについて思ったこと
昨今の棒界隈でのイベントの開催にあたり、複雑な心境だったので、少し言語化しようと思う。
このnoteは、特定のイベントや関係者を非難することを目的としておらず、あくまで、過去の経験や観察に基づいた意見を述べ、今後のイベント運営において注意してほしい点を強調するもの、ということを念頭に置いておいてほしい。
今までの棒界隈のイベント
ぼうけっと:サークル参加
ぼうまぜ:一般参加
FREESTYLE:サークル参加,一時スタッフ参加
と、今まで開催されたオリ棒のイベントは制覇してきた。
(金銭的なやり取りがないイベントや、イラストコンテストなどは除外するものとする。)
※2021年9月に開催されたぼうけっとについては適切な画像がなかったため載せれませんでした。
※2023年9月に開催されたぼうまぜについては写真を一枚も撮っていなかったので載せれませんでした。
現在、記述している日付は2024年6月である。
オリ棒界隈での初イベント「ぼうけっと」が開催されてからまだ3年も経っていないことを考えると、この界隈はまだイベント運営の経験が浅いと言えるだろう。
FREESTYLEについて
その中でFREESTYLE(以降フリスタ)はクラウドファンディングを始めた。この時点で僕は驚いた。ぼうけっとやぼうまぜは個人的に成功したと思っているが、フリスタが成功したかと問われると、僕の答えは「いいえ」だ。
その理由について言及していこうと思う。
フリスタが楽しかったかと聞かれれば、僕は「別に…」と答える。
当時、なぜ「別に…」と感じたのか考えた。
確かに、低価格でサークル参加が気軽にできるという、インターネット即売会ならではの良さはあった。しかし、フリスタの良さはそれだけだったように思う。
ピクリエ(PICREA)の仕様やUIの不便さもあり、全員が見れるチャットはあったが、活気がなかった。実際、フリスタに参加したものの、商品を買ってしまったらそれ以降は何もやることがなく、僕の周りではアバターを変更して遊ぶことで楽しみを見出していた。
同じ様な仕様で開催したぼうけっとはピクスク(pictSQUARE)の使いやすさや仕様に少しは助けられたと言えるだろうが、それだけではない。
ぼうけっとやぼうまぜは主催および副主催の機転が利いていたり、ツイートにも各所で飽きさせない工夫が施されていたと記憶している。反して、フリスタは初回募集から開催まで約2年という長い月日がかかったためか、僕の熱が冷めてしまったのか(サークル参加用に出す同人誌の締め切りに追われていたのも理由の一つかもしれない)、「楽しみ」「早く始まらないかな」という気持ちはなく、なんとなくその日がきて、なんとなく始まった印象だった。
フリスタの問題点
楽しかったか否かとは別に、個人的に問題ではないかと思ったことをまとめてみる。
まず、公式がイベント中に、フリスタのスタッフでもない一般参加者に注目するツイートをしており、疑問を感じた。
フリスタ終了後にもスペースが開かれていたが、主催がご飯を食べながらやっていたので、「大勢の中、咀嚼音が苦手な人がいるかもしれない」「イベントに対して真摯に向き合ってる姿勢ではない」という思いでDMに注意を入れた。その後も、主催が一個人に対して言及したり、スペースに人を招き入れるものの、公式の場にふさわしくない発言を主催が咎めることもなく、別の参加者が柔らかく注意する場面があった。
その時はモヤモヤとした感情だけがあり、言語化できていなかったが、今考えると「主催の言動を鑑みると、公式としての責任や意志を感じられない」という不満のようなものがあったように思う。
僕も一応スタッフの一部だったので仲介に入ったが、正直、事が大きくならなかっただけ良かったと思っている。
つまり、「結果だけ見たら悪くはなかったかもしれないが、良くはなかった」というのが、僕の個人的な考えだ。
何より、スタッフとして参加していたが全く仕事が割り振られなかったり(実際に参加した部分はごく一部のDM対応だけである)、上記のような問題行動が続いてしまう可能性が大いにあると考え、自分もトラブルに巻き込まれる可能性や、主催に対して不信感が募ったために、次回のフリスタのスタッフは降りることにした。
その後、フリスタはクラウドファンディングを始めたのである。
年齢層が低くトラブルを抱えやすいオリ棒界隈、その中でのオフライン開催はオンライン以上の配慮や知識が必要になるのは至極当然であるし、金銭のやり取りをする上で信用問題にも関わってくる。上記のような調子できちんとイベントの主催としての責任を果たせるのか。
コミックマーケットなどのイベントは赤字覚悟で行い、参加費で経費を回収するのが一般的であり、先にお金を集める方法では、誰でも簡単にイベントを開催できてしまうためトラブルが発生しやすくなる。その前例を作ってしまうのは非常によくない事ではないのか。
いろいろな懸念があったが、もうスタッフから降りている身であったのと、クラウドファンディングという他人に選択権がある行為をどうすることもできないので、一度静観することにした。
後に、クラウドファンディングは資金が集まったのである。
その後
フリスタに関しては不安しかない中、いつもの日々を過ごしていると、いつの間にかフリスタとぼうまぜが共同で開催することが公表された。
それおかしくないですか?と思って調べました
最初はこのことに関して、「へー、合同でやることになったんだ。」としか思っていなかったが、とあることに気付いた。
それはクラウドファンディングのプロジェクトの説明と異なるのではないか?という疑問点。
クラウドファンディングはプロジェクトの目的を最初に決め、それに賛同してくださった方が金銭を以て支援する仕組みである。
なのに支援完了後に急にぼうまぜが共同でやるというプロジェクトの変更。これは、クラウドファンディングのルール無視・違反行為の可能性があり、支援者からの信頼を失うだけではなく法的な問題が発生することもある。
人によっては小さなことかもしれないが、規約として、プロジェクトが変更される場合、事前に支援者に対して詳細に説明しなければならない責任がプロジェクトオーナーにはあり、支援者がその変更に関して同意しない場合、返金対応が求められることもある。
イベントを主催する側であるのに「利用規約を読まなかったから知らなかった」では済まないことだ。
この時点で僕は、フリスタと、クラウドファンディングに乗じたぼうまぜにも不信感が高まった。
ぼうまぜに対する考え
しかし、その後すぐにぼうまぜは「運営方式の認識の齟齬があった」としてフリスタから撤退し、FANBOXを介し、個人的に金を集めるようになった。というのが今、僕が把握している現状だ。
https://x.com/BOUMAZETEN/status/1807017892430614902
しかし先ほど言及したように、先にお金を集める方法ではいろいろな観点からトラブルが発生する可能性があり、イベント開催に十分な貯蓄を自らで確保できないような状態でのイベント開催は不健全と言える。
これは主観ではあるが、「お金は集めるかもしれないがクラウドファンディングはやらない」と明言していたのにもかかわらず、フリスタに乗っかる形で開催しようとしたり、「やりたい」という気持ちを否定するつもりはないが、未成年の多い界隈であるにも関わらず、イベントでシーシャを使いたいと提案をしてみたり、大丈夫なのか?と不安に思える要素が多い。(副流煙などの問題が懸念されるため、20歳以上限定で開催するなら問題ないと思う。)
最初の方で述べたように、ぼうまぜは成功したと考えている為、周りからの信頼関係が一定以上あると思っており、支援する/したい人は多いと思うし、実際に支援するかどうかは個人の自由なので何かを言うつもりはない。
しかし、現時点で何をやるかの中身の説明がない不透明な部分があることには留意したいところである。
終
何にせよ、現時点で水面下で動いているイベントに対してこういった不安が拭えないのは事実だ。
今後、主催する側の立場になる方はこのような責任やリスクについても考え、行動してほしいところである。
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