憎きトヨタを何とか「悪者」に仕立てたいのか…「認証不正問題」で国益を大きく損なわせている国土交通省の「罪」

大原 浩 プロフィール

意味のない校則を守らせるべきか?

「校則」の必要性は否定しない。むしろ重要だと思う。だが、髪型・髪の長さやスカートの丈などは、「人を殺してはいけない」というような規則とは違って、「絶対不可侵」というわけではない(この規則も戦争の時に「逆転」するが……)。

例えば、学校内の風紀が乱れず生徒が健全な生活をおくるという「目的」を果たせるのならば、どのような髪型・髪の長さ、スカート丈でも良いはずだ。

 

だが、自らの保身ばかりを考え生徒の健全な成長についてまるで考えない教師たちは、「明確な根拠無く」規則を定め、まるで「校内ゲシュタポ」のように、ルール違反を探し回る。「私は規則を守らせるように努力しました」という言い訳が、自らに向けられる批判に対する免罪符になるからだ。

生徒の健全な成長をはかるという「目的」のための「手段」であるはずの校則が目的そのものになってしまう。そして、手段が目的になるのと同時に、「校則を振りかざして教師が生徒を支配する」という誤った目的に導かれることにもなる。

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