【わすれられない味】中田翔の実家に呼ばれ、広島名物「コウネ」に舌鼓の幸せ/連載5
記者には「忘れられない味」があります。時に孤独に、時にワイワイと食する味は、取材の思い出として記憶と味覚に刻まれます。好評を博した紙面の不定期連載が、プレミアムに初登場。「Season3」をご賞味あれ。
その他野球
母香織さんお手製
プロ野球選手と親交の持てるスポーツ紙記者は〝役得〟だと思う。
自分の給料ではとても行けないような高級店で、「おいしい」食事に感動したことは、幸運なことに何度もある。
だが「忘れられない味」を選ぶとなると、巨人中田翔の〝おふくろの味〟が思い出される。
まだ日本ハムに入団して間もない頃のオフ。広島での自主トレを取材した際に、実家に招待してもらった。
食卓に並んで絶品だったのが、母香織さんお手製の「ホルモン鍋」と、1頭の牛から少量しか取れない希少部位「コウネ」の焼肉。
辛みそ仕立て(香織さん、違ってたらすいません)の鍋にプリプリのモツ、そしてコウネは赤身と脂が絶妙のバランス。あの衝撃を超えた料理は、いまだにない。
そもそも、プロ野球選手の〝母の味〟を堪能させていただいたのは、後にも先にもあのときだけだ。
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