「できることを信じてやるしかないです」。コロナ禍でも前向きにゴルフと治療に努めている。自宅のある東京・立川市を拠点に、練習ラウンドや体幹トレーニングで準備を進める。薬の服用はドーピング違反にあたる恐れもあることから、治療はカウンセリングや自然療法。完治した人の本を読み、1人でツアー転戦できるようにと2月末に運転免許証を取得した。
「不安はありますが、コースは好きなので、そこをプラスに考えて頑張ります」
今季開幕戦となる「アース・モンダミンカップ」の昨年大会は首位発進して、最終的に昨季最高の5位に入った。今年も優勝争いを演じて、ファンや同じ病気に苦しむ人たちに勇気を届ける。(稲垣博昭)