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もの・こと  |    2024.06.28

躍進する安芸高田市|石丸伸二氏が切り拓いた地方創生の新たな道

広島県北部に位置する安芸高田市が、近年注目を集めています。その背景には前市長の石丸伸二氏(以下、石丸氏)の施策があります。石丸氏の取り組みにより、安芸高田市の知名度は向上しました。
石丸氏は現在、東京都知事選への出馬を表明しており、より大きな舞台での活動が予想されます。SNSでは「安芸高田市で実績を上げた石丸氏に期待する」という声も見られます。

安芸高田市はどのように変化し、石丸氏はどのような取り組みを行ったのでしょうか。
本記事では、安芸高田市の変遷と石丸氏の施策をご紹介します。

安芸高田市の概要:広島県北部の魅力あふれる街

広島県安芸高田市は、広島県北部に位置する地域です。
政令指定都市である広島市に隣接し、バスも定期的に走っているためアクセスしやすいのが特徴。
山間の気候を生かし、農産物(米・野菜など)の栽培が盛んで、安芸高田市のみならず県内全域に出荷されています。

またスポーツでも賑わっており、サッカーチームのサンフレッチェ広島・ハンドボールチームの湧永製薬は安芸高田市を拠点として活動をしています。

この他に土師(はじ)ダム・神楽門前湯治村・吉田サッカー公園など観光名所も多数。
年間約140万人が、安芸高田市を訪れます。

石丸氏就任以前の安芸高田市:静かな田園都市の姿

広島県北部に位置する安芸高田市は、かつて静かな田園都市でした。筆者は22歳まで隣接する山県郡で過ごし、この街になじみがあります。のどかな風景が広がる安芸高田市ですが、表面上の穏やかさとは裏腹に、深刻な財政危機に陥っていました。
2016年度から2020年度にかけて、市の財政は悪化の一途をたどり、2019年度には実質単年度収支が4年連続の赤字、経常収支比率も98.2%に達しました。財政調整基金も低水準で、無理な事業が財政悪化に拍車をかけていました。
しかし、この状況は市民にほとんど知られておらず、執行部と議会の機能不全により、問題は放置されていました。2020年8月、石丸氏が市長に就任すると、静かだった安芸高田市は一躍全国の注目を集め、財政健全化への取り組みが本格化していくことになります。

石丸伸二氏の市長就任:若き市長の登場

2020年8月、前市長の辞任を受け安芸高田市の市長に就任した石丸氏。
就任当時38歳。
若い方が市長になったと、当時話題になりました。
石丸氏は、市長就任前にも様々な経験を積んでいます。
以下、石丸氏の経歴です。

【石丸氏経歴】
2006年 京都大学経済学部卒業
2006年 三菱UFJ銀行入社 姫路支店に配属
2014年〜2018年 為替トレーダーとして三菱UFJ銀行ニューヨーク支店に赴任

若さと経験を生かした石丸氏は、安芸高田市の知名度向上に取り組みました。

デジタル時代の地方創生:安芸高田市の新たな取り組み

石丸氏は安芸高田市市長に就任して以来、様々な活動を行っています。
ここからは、石丸氏の市長としての主な取り組みを見ていきましょう。

財政健全化への取り組み:厳しい状況からの改善

石丸氏は就任後、安芸高田市の厳しい財政状況の改善に取り組みました。2019年度には実質単年度収支が4年連続の赤字となり、経常収支比率も98.2%(引用元:安芸高田市ホームページ)に達するなど、市の財務状況は悪化傾向にありました。
石丸氏は「このままでは市の財政が破綻する可能性がある」という危機感を持って行政改革に臨んだと言われています。
その結果、2021年度以降、実質単年度収支の一時的な黒字化や経常収支比率の改善が見られました。

しかし、少子高齢化と人口減少による構造的な課題は依然として存在しています。2023年10月には公共施設の具体的な廃止スケジュールを示すなど、持続可能な財政運営に向けた取り組みが続いています。

SNS戦略で市の認知度向上:47万人超のフォロワーを獲得

石丸氏は、SNSを使って安芸高田市の知名度アップに取り組んでいます。
安芸高田市はこの10年で、人口が5,000人減るという深刻な人口減少に悩まされていました。
石丸氏は、SNSを使って安芸高田市の知名度をアップすることを試みました。

「政治の見える化」としてXに議会の様子を投稿し、注目を集めました。
地元のメディアに対して、時に厳しい発言をすることも。
ときには議員に対して強い表現を用いることもあり、世間の注目を集めています。

2024年6月末現在、Xのフォロワーは47.3万人と増加しています。
またYouTubeライブで視聴者と触れ合ったり、自身のことを書いた書籍も出版しています。
YouTubeライブでもらったスーパーチャットや書籍の売り上げは、すべて安芸高田市に寄贈しているとのことです。

ふるさと納税の成長:月間1億円の寄付金を達成

安芸高田市は、2023年度の9月のふるさと納税の寄付額が1億1,345万3,286円(引用元:安芸高田市ホームページ)となりました。
地方都市がひと月で1億円超の寄付額を集めるのは、注目に値する成果と言えるでしょう。
これも石丸氏の政策の一つの結果と考えられます。

子育て世帯への実質的支援:小中学校給食費の完全無償化を実現

育て世帯への支援:小中学校給食費の無償化を実現
石丸氏は子育て世帯支援の一環として、小中学校の給食費無償化を実施しました。
給食費を無償化するために、一般支出財源の組み替えを行っています。
この政策は、必要な分野への投資を重視する石丸氏の方針を反映したものと言えるでしょう。

若者の自主性育成:高校生徒会への財源を提供

石丸氏は、安芸高田市の吉田高校・向原高校の生徒会にそれぞれ100万円の財源を提供しました。
(引用:安芸高田市ホームページ
これは「生徒会長が公約を考え、それを生徒が選ぶことを高校生のうちから経験してほしい」という石丸氏の狙いが込められています。
若いうちから考え選ぶ力を養うことが、正しい政治を選ぶ第一歩だと石丸氏は考えているのです。

東京都知事選への挑戦:石丸氏の新たな挑戦

2024年7月7日、東京都知事選の決着がつきます。
石丸氏は東京都知事になった際の公約を「政治再建」「都市開発」「産業創出」と掲げました。
とくに都市開発においては、東京23区の過密具合解消に意欲を見せています。
現在渋谷区・港区において、石丸氏に対する支持率が高いとされています。
これまでの石丸氏の活動が、多くの人の関心を集めたと考えられます。
安芸高田市の知名度向上に貢献した石丸氏が、東京都政でどのような取り組みを行うか注目されています。
筆者も広島県民として、石丸氏を注目しています!

安芸高田市の今後:新たな取り組みへの期待

石丸氏在任中は、安芸高田市にとって変化の大きい4年間となりました。
石丸氏が去った後、安芸高田市は新たな段階に入ります。
知名度の向上や、安芸高田市を応援する人の増加など、一定の成果が見られました。
また一般社団法人東京ニュービジネス協議会(東京NBC)との包括連携協定や、Mediall (メディアール)との新しい取り組みがスタートすることが決まっています。
これらの新たな取り組みを通じて、安芸高田市がどのように発展していくか注目されます。

安芸高田市の未来:地域の魅力発信と市民参加型プロジェクト

安芸高田市とMediallの連携がスタートいたします!

安芸高田市とMediall(メディアール)が手を組み、地域の魅力を新たな形で発信します!
安芸高田市民をライターとして募集し、皆さんの目線で発見した地元の「文化、人、お店、スポット、取り組み」などを記事にして紹介していきます。

この連携の目的は、安芸高田市の魅力を掘り起こし、広く発信することで市の知名度アップとブランド力向上を図るとともに、市民の皆さんが地域の素晴らしさを再発見し、誇りを持てるまちづくりを進めることです。

Mediallのプラットフォームを活用し、ライターの育成や記事の企画・編集、情報発信を行います。また、安芸高田市専用ページも設置いたします。
地元の方々の目線で描かれる安芸高田市の新たな魅力にご期待ください!

Mediall 内 :安芸高田市専用ページ

Mediall内 安芸高田市専用ページ:https://mediall.jp/community/akitakata-hiroshima


外部リンク:
安芸高田市H P:【東京NBC×安芸高田市】安芸高田市の魅力を伝えるライターを募集します!

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この記事を書いた人

木村香央里

広島県山県郡出身のフリーライター☆ 宇宙と広島東洋カープ大好きです。 広島や中国地方の素敵な場所・人をたくさん紹介できればと思います。 よろしくお願いいたします。!

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