物の数や値段など、日常生活でよく見かけるのは正の数です。
それに対して、実生活であまり見かけないのが負の数です。
そのため、負の数のイメージがしにくく、大人になってから負の数の計算をする時に混乱することもあるかもしれません。
しかし、基本的な計算法則を理解すれば、負の数も難しくありません。今回は、負の数に関する問題に挑戦してみましょう。
問題
次の計算をしてください。
−2+(−2)+(−2)+(−2)
解答
答えは、「−8」です。
どうして答えが−8になるのか、次の「ポイント」で確認してみましょう。
ポイント
この問題のポイントは、+(−2)をどう扱うかです。
つまり負の数の足し算の扱い方ですね。
結論から言うと、負の数の足し算は引き算と同じように扱います。
+(−■)=−■
負の数は、全体にマイナスの影響を与える存在です。マイナスが加えられる=全体の数が減るというイメージです。
例えば、格闘ゲームで100のダメージ(−100)を加えられる(+)ことは、HPが100減ることと一緒ですね。
つまり、問題に出てくる+(−2)は−2として計算すればOKです。
−2+(−2)+(−2)+(−2)
=−2−2−2−2
=−8
効率的な計算のためには、下記の法則を覚えておくと便利ですよ。
+(−■)=−■
−(−■)=+■
まとめ
今回は、負の数だらけの問題に挑戦しました。
+(−2)の扱い方さえわかれば、計算自体はとてもシンプルな問題でしたね。
負の数の扱い方に慣れたら、他の計算問題にも挑戦してみてください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム)
「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。
負の数の計算にもう一問挑戦!