BPOが日テレに意見書「過剰な演出で視聴者裏切った」
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は4日、日本テレビのバラエティー番組「芸能★BANG ザ・ゴールデン!」が「不適正な言葉を多用し、過剰な演出で視聴者をあざむくなど、放送倫理に反した」とする意見書を公表した。
番組は女性お笑いタレントと占い師の同居騒動を特集。新聞のテレビ欄や番組内で占い師本人が登場するかのように告知したが、実際に登場したのは別の占い師だった。
意見書は、この演出が「表現の行き過ぎ」などではなく、視聴者への「裏切り」だったと指摘した。
同番組のレギュラー放送「芸能★BANG+」は7月に打ち切り。日本テレビは「指摘を重く受け止め、視聴者の皆さまの信頼回復に全力で取り組む」とコメントした。〔共同〕