こんにちは、Tadです。私の専門は発音矯正です。自分が発音できない音は聞き取れないということで、発音矯正からのリスニング上達プログラムというのをオンラインで、メインは主に今現在アメリカに住んでいる駐在員、それから留学生、また、そのご家族に向けて、オンラインを通してこの「発音矯正プログラム」という商品をご提供しています。
今回、「Subscribers!」に参加しました。興味を持ったのはもちろんなんですけれども、やってみてすごく気付いた発見とかがあって、今日はそれをシェアしたいと思うんですけれども、ビジネスにおいて後出しじゃんけんができるんだということに気付いたというか、このプログラムを通して学んだんですけど、ここには実際にいいことと悪いことというか、本当にこんなのはいいのかなという、通常の今までの概念というか商習慣で考えると、それってどうなのかなと思うことがあるんですが、実はそれってインターネットの世界ではOKなんだなというのをこのプログラムを通して学ぶことができたんですね。
例えばどういうことかというと、正直に言ってこれは安い買い物じゃないじゃないですか。20万円もするようなプログラム、オンラインで。私は特に初期のユーザーなので、リリースされた時の物理的量というかプログラムの量って、今コンプリート版を見ている皆さんの絶対量でいうと半分ぐらいしかなかったんですね。後から継ぎ足しという形で付いてくるんですけれども、それでも常に完璧ではないので、そのグループコンサルというのをやっているんですけれども、そのグループコンサルの中で出てきた質問とか疑問とかリクエストですね。
例えば私のケースでいうと、「Subscribers!」の前に「morefree.me」から入っているんですね。そこの中ではConvertKitを使ってメール配信サービスというのを使うように推奨されていたと思うんですけど、実際にClickFunnelsの実装の部分、インテグレーションの部分になってくると、石崎さんはMailChimpを使って紹介していたんですね。これはどうなのかなって正直もやもやしていた部分があったんですけれども、これをグループコンサルの方に投げ掛けたら、「石崎さんは実際はMailChimpなんだけれども」という形の回答をもらったんですが、後々ちゃんとConvertKitの方も実装するというか、プログラムの方にちゃんと収録して後から載せると。
これは例えば印刷物とか本とか雑誌とかって1回リリースしてしまったら後から追加ってできないですよね、基本。だから間違ったとしたら回収もできないじゃないですか。できたとしてもすごく大変なことになっちゃいますよね。ネットの世界というのはそれが全然OKな世界なんだなというのを認識はしていたんですけど、知ってはいたんだけど、いざ自分のビジネスのときって完璧にそろえてからリリースしなきゃいけないんじゃないかという脅迫概念というか、そういう感覚がちょっとあったんですけれども、こんな……こんなって言い方なんですけど、例えば金額でいえば決して安い買い物じゃない。20万円というようなプログラムでも後出しじゃんけんじゃないけど、後から継ぎ足しできるんだ、それで売っちゃっていいんだというのはけっこう衝撃でした。
そういう意味で、完璧じゃない形でリリースするということが良しとされる世界、文化、これって大きいですよね。よくよく考えてみれば、WindowsのOSだって常に更新があるように、完璧なものを求めてしまうのが日本人の気質じゃないですけど、製品として出来上がってから出さないといけないんじゃないかと思っちゃうんですよね。
だけど、ネットの世界ってスピードなんですよ。だからアメリカのインターネットって未完成のままどんどん新しいものをつくっていって、走りながら改善していっていいものにしていくと。その間、お金を先にもらっちゃうっていう感覚はもしかしたら私たち日本人には備わっていない部分というところがあるかもしれないんだけど、それをこの「Subscribers!」を通して、教え方とかプログラムの運び方、作り方というのを、もちろん期限付きで販売するというところのClickFunnelsの販売の仕方というところも学ぶことはできるんですけど、同じかそれ以上にもしかしたら価値があると私が感じたのは、別に悪いという意味じゃなくて、未完成でリリースして後から継ぎ足しをどんどんしていって、それもある意味ただ継ぎ足していくんじゃなくて、グループコンサルをやったりとか質問を受けた形でそれを実現していくというふうにできるというネット文化のいいところですよね。
私も含めてそうなんですけど、これからオンライン教材をどんどんリリースしていくというときに、このスタイルを一緒に学ぶと。テクニカルな部分だけじゃなくてもうちょっと俯瞰(ふかん)してみたときに、こういうような販売の仕方、お客さんの声の拾い方、そしてまたそれを実現していくというところの全体の部分もすごく参考になると思うので、ぜひこのネットでのオンライン教材、後出しじゃんけんビジネス、今勝手に作っちゃいましたけど、そんな感じでテクニックと概念も一緒に学べる素晴らしい教材になっていると思います。ということで、Tadでした。
Tad 金子さん
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