ソフトバンクG 医療データをAI解析する新事業 開始へ

ソフトバンクグループは、遺伝子情報などの医療データをAIで解析する事業を新たに始めると発表しました。アメリカの企業と合弁会社を設立し、数年以内に医療の支援サービスの開始を目指すとしています。

ソフトバンクグループは、アメリカの新興企業「テンパスAI」と都内で記者会見を開き、ことし8月に合弁会社を設立することを発表しました。

テンパスAIは、患者の遺伝子情報や病理検査などの医療データを管理する事業を手がけ、合弁会社では、医療データを匿名化したうえで、データの収集やAIによる解析を年内から始める計画です。

そのうえで、AIが治療法の選択肢を提示する支援サービスを数年以内に始めることを目指すとしています。

会見で孫正義社長は「AIのレベルはまだまだ入り口であり、ものすごい進展がやってくる。病による悲しみや死による悲しみを減らしたい」と述べ、医療関連分野でのAIの活用が今後、急速に進むという認識を示しました。

こうした分野では、富士通も医療分野での活用を想定したAIの開発を進めるなど、将来の成長性を見込んで参入する企業が相次いでいます。

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