2024年6月24日(月)
イスラエル北部も戦火 米欧巻き込む紛争拡大 飢餓続くガザに停戦は
米バイデン政権の “停戦案” も空転模様で泥沼化するガザ紛争に“新たな戦火” が重なり始めた。隣国レバノンを拠点とする親イラン武装組織ヒズボラと迎え撃つイスラエル軍の北部戦線がエスカレート。ヒズボラ側が「東地中海」への戦線拡大を示唆した事から “第5次中東戦争”への発展を懸念する声も高まっている。米欧諸国からの懸念の声も顧みず “暴走”を続けるネタニヤフ政権の内情と北部&ガザ戦線の最新情勢を緊急検証する。
- ゲスト
- 立山良司防衛大学校名誉教授 元在イスラエル日本大使館専門調査員田中浩一郎慶應義塾大学政策・メディア研究科教授小谷哲男明海大学外国語学部教授
2024年6月25日(火)
伊吹文明×輿石東直言 岸田独断力VS派閥政治 政治不信への処方せん
ことし上半期の政治は自民党派閥のパーティー券をめぐる問題で混乱した。岸田首相は派閥解消を表明し、政治倫理審査会にも出席。一方、野党は真相解明を求めたが、規正法改正では足並みが揃わず、自民と公明の協議でも溝が表面化。自民と維新の合意をめぐっては首相への問責決議案の提出に至った。このような政治の状況を政界のご意見番である伊吹文明元衆院議長と輿石東元参院副議長はどう見ていたのか。お二人に与野党への忠告と、政治が歩むべき道を問う。
- ゲスト
- 伊吹文明元衆院議長輿石東元参院副議長
2024年6月26日(水)
米国と並ぶ?核配備数 核大国中国の虚実とは 危険度と戦略を超解剖
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が衝撃的なレポートを発表した。世界最速ペースで核兵器を増強する中国が、約10年後の2035年に配備数で米国に並ぶ可能性があるとの内容だ。そもそも「平和のために核を持つ」と宣言し、最小限抑止戦略や先制不使用を謳ってきた中国。今日の増強は核戦略の転換なのか?核大国を目指す中国の狙いと実力とは?中国の「核」がアジア情勢に与える“変化”と日本のあるべき対応について考える。
- ゲスト
- 兼原信克同志社大学特別客員教授 元国家安全保障局次長飯田将史防衛省防衛研究所理論研究部長張雲新潟大学大学院准教授
2024年6月27日(木)
小泉&鶴岡が緊急分析 露×NATOの新戦略 新同盟と核リスク増大
北朝鮮と「軍事同盟」とも取れる協定を結び、核使用指針の見直しを表明したプーチン大統領。対するNATOでは、次期事務総長にF-16戦闘機供与を早期から表明するなど、ウクライナ支援に積極的だったオランダのルッテ首相の指名が確実になった。ロシアは弾薬の供給を睨み、NATOは支援に消極的なトランプ氏の復活を視野に入れた動きと見られるが、その先に両陣営が描く戦略はウクライナ戦争の趨勢と世界秩序にどう作用するのか? 小泉悠氏と鶴岡路人氏が緊急分析する。
- ゲスト
- 小泉悠東京大学先端科学技術研究センター准教授 笹川平和財団上席フェロー鶴岡路人慶應義塾大学総合政策学部准教授
2024年6月28日(金)
暴走でもトランプ支持 日本の不安▽佐藤正久 古森義久×モーリーほか
今年11月の米大統領選に向けて支持率では現在トランプ前大統領が僅差でバイデン大統領をリードしている状況だ。あらゆる暴言や大統領経験者としては史上初の有罪評決を受けてもなおトランプ支持は崩れない。一方のバイデン大統領は、失言や高齢による健康不安が度々注目され、テレビ討論会で支持拡大を狙う。次期大統領候補者の資質を見極めるのに重要なイベントであるテレビ討論会から、米国の今を徹底分析。大統領選の行方を占う。
- ゲスト
- 佐藤正久元外務副大臣古森義久産経新聞ワシントン駐在客員特派員モーリー・ロバートソン国際ジャーナリスト