別れ話は電話でオッケー。
実は今日彼氏と別れようと思っていると話す沖縄在住の女性K様にお会いした。彼氏のことは好きなんだけど、一緒にいると威圧感を感じて思ったことをスムーズに口にすることができない。周囲の素敵なカップルを見るととってもヘルシーに見える。自分は「恋愛はモヤモヤするのが当たり前」みたいに思い込んでいたみたいだが、それは違うのではないかと思った。色々考えた結果、自分が一番欲しいものは安心だとわかった。彼氏は小さな嘘を頻繁につく。信頼できない。自分的にはもうやり尽くした。別れようと思う。そのようなことをK様は話した。
私は「ブラボー」と思った。門出に乾杯。何度でも死んで何度でも生まれ変わろう。だが、K様は「彼氏に会うのは未だに緊張する」と言った。口が達者な彼氏に会うと、言いくるめられて言いたいことが言えなくなって「あ〜れ〜」となる。私の言いたかったことは何処に行ってしまったのと、心が行方不明になる。だけど、頑張る。あたし、頑張る。勇気を出して心を強く持って彼氏に言いたいことを言うのだとK様は言った。私は「別に頑張らなくてもいいのではないか」と思った。K様は一生懸命な女性だから、恋愛がうまくいかない時も「自分がダメなんだ」と思って努力をする。だが、本当に良好な関係は「自分がダメなんだ」的な反省とは無縁である。そう思わされるのは、男の罠だ。
罠に嵌ってはいけない。恋愛はそもそも楽しくて気持ちのいいことだ。なんで頑張らなきゃならないんだ。頑張った時点でゲームオーバー。愛を支配と勘違いした男は、お前のために言っているんだよ的な悪魔の囁きと共に、優しい支配をするようになる。支配の罠に嵌ると「自分がダメなんだ」的なことを信じるようになり、モヤる。完璧な人間はいない。恋愛の素晴らしい所は、不完全な二人が一緒になることで、完璧よりももっと完璧になれることだ。一般的な完璧なんて関係ない。常識や良識を超えて、新しい存在になる。最高よりもっと最高になる。K様は言った。別れ話の時のあの独特の空気感が苦手だ。だけど、頑張って向き合いますと。
私は「別に頑張らなくてもいいのではないか」と思った。重苦しい空気が苦手なら、カラッと爽やかに別れてもいい。誠実に気持ちを伝える必要はない。嫌いな人と別れるために、相手にわかりやすく説明する必要はない。単純に、あなたといるとなんだか支配をされている気がするから別れたいです。以上。これだけでいい。一分で終わる。相手が「置いて行かないで」的な空気感を醸し出してきても、それは罠だから無視。優しい人ほど「お互いの自由を尊重したい」とか「自分の気持ちを押し付けたくない」などと言うが、自分の気持ちをストレートに伝えることは自由を損なわないし押し付けにもならない。それで相手が傷つくなら、それは相手の問題だ。傷つけたくないと思って言いたいことも言えなくなるのは、支配されている証だ。
K様は「実は彼氏に会うのが一番嫌で、本当は電話で済ませたいと思っているけどダメですよね」と言った。別れ話は電話でオッケー。全然オッケー。実際に会うのが当たり前とか言う人もいるが、胃を痛めてまでやる必要はない。そこまで誠実になる必要はない。会って言いたいなら会って言えばいい。電話で言いたいなら電話で言えばいい。楽になる道が正解。心が軽くなる道が正解。K様は「そうですよね!電話でいいですよね!ここが一番ひっかかってたんですけど、今、めちゃめちゃ楽になりました!坂爪さんありがとうございます!すぐ電話してすぐ別れます!」と言って、意気揚々と帰った。また、一人の女性を救ってしまった。今日もいい仕事をしたなあと思いながら、海岸で寝た。
おおまかな予定
6月28日(金)沖縄県那覇市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
バッチ来い人類!うおおおおお〜!
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