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シャドウズポリコレ炎上騒動

あさしんくりーどしゃどうずぽりこれえんじょうそうどう

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アサシンクリードの最新作『アサシンクリード シャドウズ』発表に際して巻き起こった騒動
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警告編集

  • 所謂炎上に関する記事です。
  • 加筆修正の際は、他所のそれらと同様に然るべき慎重さ・冷静さ・中立性をお忘れなく。
  • 本記事は項目の肥大化とその内容に伴いアサシンクリードシャドウズの本記事から隔離したものです。騒動に関して、該当記事への追記はおやめください。

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概要編集

まず『アサシンクリード』とは、UBISoftによるアサシン(暗殺者)を主役とした潜入アクションゲームシリーズである。

シリーズを重ねるごとに様々な時代や地域が題材に選ばれ、2024年11月15日発売予定の『アサシンクリードシャドウズ』ではシリーズで初めて日本が舞台になることが発表された。


日本を舞台に忍者を主人公した作品は10年前から熱望されていたのだが、本作の主人公はオリジナルキャラのくノ一と、実在した黒人小姓(雑用係)である弥助であった。


さらに日本を侮辱していると思われてもおかしくない映像の公開により、国内外問わず怒りや失望などからの批判からの大炎上へと発展した。(YouTubeで公開されたトレーラーでは特殊なツールを使うと海外版が高評価が20万件に対し3倍の60万近い低評価ツイートされている)

仮に侮辱ではなく資料集めに難航した無知ゆえにトンデモ外国描写になったり、初めからファンタジー路線を売りにしていたのであればともかく、事もあろうに史実を捏造しておきながら「これは本当に日本で起きた事」と釈明する姿勢を貫いているがために各方面に引火して炎上の勢いが収まる気配がない。


更にUBIsoftの株も約15%減とかなり落ちており、洒落にならない状況と化している。

このような惨状になった主な理由として以下の事が挙げられている……が、公式やそれに味方する勢力が自ら炎上の火種や燃料を次々に投下していく為、記事に載せ切る事が出来ない。(炎上関連の情報が多すぎる為に、この記事が作成された)


日本の文化のみならず、アジア系人種全体が差別対象とすら見える振る舞いにより騒動は東アジア全体に波及、反日感情の根強い中韓ですらも日本人に同調する事態となり、日中韓の団結という偉業を成し遂げたと揶揄される始末である。


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1.日本が舞台なのに実在した黒人を主人公にしてしまった(+盛りに盛ったトンデモ説を史実扱いした)編集

現地人の架空の人物が主人公というシリーズの伝統があったのだが、ポリコレの為にその伝統を本格的に破った。

なお、『アサシン クリード IV 』の主人公はイングランド出身でカリブ海を舞台に活動、『アサシン クリード ヴァルハラ』はストーリーの大半がイギリスを舞台としているが、主人公はノルウェー出身のバイキングと、そもそもシリーズの伝統という指摘自体がおかしいのではないかという指摘があるのだが、架空の人物という点は逸れてなかった。

また彼自身についての歴史上における資料はとても少ないにもかかわらず、公式は弥助を『圧制者から日本を救う伝説の侍』と誇張表現している。(そもそも史実には弥助が侍だった根拠がない)


尚、後に本作品の元脚本家はXにて、“元々の主人公は日本人の山内鷹だった”と明言している。


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2.開発陣とそれを擁護するメディア陣の失言編集

大手ゲームメディアの『IGN』の韓国系アメリカ人記者の失言編集

「アジア人の役割に別の人種が入るのをもっと見たい」と言い出しただけでなく、「アジア人がアジア人的な役に抜擢されるのは時代遅れ」といった暴論を展開した。

以降もIGNやIGNJapanの他、UBIに味方する記事が出ることがある。

因みに本作をアジア人差別と認識しているのか、中国や韓国、そして台湾でも批判の声が上がっている。


ファミ通のインタビューに答えた開発陣の失言編集

UBIの開発陣は弥助を「私たちの侍」と称し、「日本人ではない私たちの目になれる人物を探していた」とインタビューで答えていた。(現在はファミ通によって該当部分だけ削除されてしまっている)

この事が海外にも知れ渡ると、当然のように猛烈な批判が起こった。


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3.雑すぎる歴史考証編集

アサシンクリードシリーズはこれまで『ディスカバリーモード』と呼ばれる鑑賞モードが存在し徹底した時代考証に定評があり、ノートルダム大聖堂の復元にも役立てる材料になりうるなど大きく貢献してきた筈だった。

しかし、本作シャドウズに至っては

桜と青田と芒と鶴が同時に登場し、四季の統一感が皆無。

②安土城の天守の畳が正方形(江戸幕府開幕後の1609年に薩摩藩から琉球王朝(沖縄県)に伝えられて派生した「琉球畳」と呼ばれる畳)、天井もやたらと高く障子も大きい。

③家臣たちは全員胡座ではなく正座。(正座を推奨したのは徳川家光)縁石にも普通に乗り上げている。

④信長は板張りに座らせる。森蘭丸も信長と同じ壇上にいる。上座もへったくれもない。

⑤奈緒江の刀を背中に差し込んでいる。

神社境内で線香を焚く

⑦弥助が甲冑姿のまま町中を歩き、なぜか通りすがりの子供には尊敬の眼差しで見られる。

⑧コレクターエディションの特典フィギュアで弥助の幟にこの地点では存在しないはずの豊臣家の家紋を付けている。


など2024年5月15日公開された映像紹介トレーラーにて日本人なら不自然としか思えないような描写がされていた。

映像紹介時点で違和感だらけだったにもかかわらず、ゲームディレクターは「織田信長のような実在した歴史上の人物や当時の出来事を忠実に描いているので、封建時代の日本を舞台にゲームを楽しみながら、この素晴らしい時代について学ぶことができます」と豪語した。

このようにUBIは意地でも「史実を基にした」という趣旨の主張を続けている為、「文化盗用」「歴史修正主義」といった批判が出ている。

ただ当のUBIは自身に向けられた多くの批判に驚き戸惑っていたらしく、6月11日の4gamerの記事では「ネガティブな意見が多かったですが,肯定的な意見も少なくなかったとは思います」と言っており、弥助を侍という事にした件については「あくまでゲームは歴史事実を絡めたフィクションですから」「弥助については知られていないことが多く,そこに肉付けしていくことも主人公として魅力を感じます」などと発言していた。(因みに別のインタビュー記事で「歴史上の人物や当時の出来事を忠実に描いている」と豪語していたディレクターが「歴史事実を絡めたフィクションですから」と言っていた為、その今更過ぎる発言や発言の割には歴史事実をあまり絡めてない様子が批判される事となった)


UBIは再調査を東京と大阪の2つのスタジオの人間に依頼している。



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4.プレイ動画の問題点編集

6月11日にもプレイ動画が公開され、

①プレイ中でも弥助にお辞儀をする庶民

②相変わらず四季の統一感ゼロ。桜が咲いているところに田植えをしており(何の根拠もなしに弥助が「豊作だな」と答えている。)道端ではが転がっている。

足軽を斬首する弥助。しかも町中でも平気でやる。(これはシリーズ全体を通して言えることである筈なのだが、本作のディレクターが「日本特有」と答えていた記事が出ていた)

④弥助が刀を右から引き抜いている。(この時代の武士は利き手を問わず刀を左から抜くのが基本)

⑤弥助の戦闘BGMがヒップホップ調。

村の入口に鳥居。

金棒で頭を粉砕。(倒れた敵への追い打ちする際にも頭狙いの所があった)

ドレッドヘアのまま兜を着用。兜の緒がきっちり縛られていない。

などが問題視され、「弥助は蛇足」「メアリー弥助」「バイオハザード5と同じことをしている」などと非難する者もいた。

更に海外メディア『Video_games』インタビュー記事にて、本作のディレクターが斬首などに関する質問に対し、「So looking at death was a day-to-day occurrence in that period, and the way most people died in Japan during that time is clean decapitations.(当時、死を目の当たりにすることは日常茶飯事でしたし、当時の日本ではほとんどの人が首をきれいに切られて亡くなっていました。)」などと答えていた。

戦国時代における斬首は戦での手柄を証明する為の行為か処刑ぐらいなものであり、町中での斬首はする意味も必要性もない。(そもそも人の手による斬首は相当な技量がないと綺麗に切る事が出来ない)

つまり「戦国時代に首を斬られるのが当たり前」「当時の日本では殆どの人が首を綺麗に斬られて亡くなった」というのは完全な誤解であり、アサクリ開発陣はこのような誤解を史実扱いして世界に広めてしまった。

(「ほとんどの人がきれいに首を切られて」というのは日本における戦国時代よりも未来の事である1792年にフランスで開発されたギロチンがなければ不可能である為、開発陣はUBIの母国にあった歴史も混ぜてしまった可能性がある。余談だが、フランスではギロチンが少なくとも1977年まで使用されており、1939年までは処刑が一般公開されていた)


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5.炎上鎮静しようにも裏目に出る編集

日本向けと逆効果編集

「史実に忠実」「日本特有」など散々言いたい放題なUBIだったのだが、世界各国からの猛烈な批判に驚愕し、何とか鎮めようと必死になっていた。

その一種として日本に向けたインタビュー記事や動画では「フィクション」という言葉を強調し、日本を味方に付けようとしていた。(日本は他と比べて擁護派が多かったように見えたのだと思われる)

しかし「空白の歴史を私たちのストーリーで埋めた」という台詞が目立つサムネイルをしたIGNJapanのインタビュー動画に出ていたディレクターが、逆効果となる発言をしてしまった。

開口一番から「フィクション」という言葉を何度も口に出していたのだが、歴史考証が雑すぎる所しか見せてないにもかかわらず「日本史に詳しい方にぜひ楽しんでいただきたい」と発言し、更に弥助についての資料が少ないという事を語るも「数少ない史実から作り始めることでストーリーチームはより自由に物語を構築できます」と何故か日本の歴史の資料が少ないと言っているかのような発言をした後に「歴史の空白を私たちのストーリーで埋めたわけです」と悪びれもなく語った。

なお、日本に限らずという記録媒体を持つ東アジアは歴史記述に熱心な文化を持ち、同時代に羊皮紙を用いてた西洋と比べても歴史資料の数と精度で圧倒的に勝るため、今や戦国時代は日本人の歴史研究家でも容易に手を出せるジャンルではなくなっている。故に弥助の歴史記述が少ないのはそれだけ彼に特筆すべき活躍も出来事も無かったからに他ならず、そこに「空白を埋める」という行為は捏造以外の何物でもない


これらの発言に対して日本人が怒りや皮肉を込めたコメントをしていた事が、海外のSNSで話題となった。

尚、UBIは未だに史実アピールを諦めていない様子であり、インタビュー動画内でも「史実や歴史的人物を踏まえて作ったフィクションですね」などと発言していた。(だからこそ「日本史に詳しい方にぜひ楽しんでいただきたい」と言ったのだろうが、踏まえている証拠がない

因みにフィクションアピールをしているのは主に日本に向けてであり、他の国に向けたフィクションアピールは現時点では確認されていない。(Japanでない方のIGNの動画にもそれらしきものは確認されなかった)



日本向け映像に中国字幕編集

これまでアサシンクリードシャドウズに関する事で問題ばかり起こしてきたUBI。

日本に向けてフィクションアピールをしながら他の国では史実アピールを続けており、未だに反省しないどころか罪悪感もない様子を見せていた。(そのせいで「差別している自覚がない」「ナチュラルにアジアを見下している」といった意見も出ている)

それでもUBIを擁護する人や信じる人は居り、どうにかこうにか理由を見つけて庇い続けていた。

しかしUBIが公開した日本向け映像に中国語と思しき字幕があった為に、これまで擁護していた人まで怒る事態に発展していった。

映像自体は非公開となったが既に情報が拡散されており、ただでさえ問題行為ばかり起こしてきたUBIの印象は更に悪化した。

尚、公開された映像にも問題点がしっかりとあり、その中の一つとして弥助が筆で『勇』という字を書くシーンがあるのだが、縦書きかつ巻物の下端から書いているという所にツッコミのような批判が入っている。


中国語字幕は、中国で使われている簡体字ではなく、台湾や香港など使われている繁体字であった。


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6.次々に出てくるボロ編集

公開映像やインタビュー記事から主に問題が浮上しているのだが、コンセプトアートにも問題があった事が発覚されている。

まず、町の様子を描いたものには明治時代初期に撮られた町人や職人の写真をそのままトレースして使用していたのだ。その中の元となった素材そのものが左右反転されていたものがあり、傘職人の着物が左前になっている。(使われた写真はネットで調べればすぐに見つかるものである)

これだけに留まらず、なんと別のコンセプトアートには戦国時代に存在しない筈のボランティア団体「関ヶ原鉄砲隊」(この団体を知らなくても関ヶ原の戦いは本能寺の変の18年後の1600年。)の画像が写っており、しかも画像は無断で使われているようだ。更に更に別のものには奥多摩の祠、奈良の春日大社の灯篭、中国にある龍門石窟の盧舎那仏像、そして工事現場用のトラロープなどを描いており、寺社仏閣に関しても平安神宮の応天門(應天門)と金閣寺を合体させたような建物も造ってしまっており、「日本以外への史実アピールもリップサービスなのか」と疑いたくなる程の杜撰さを披露している。




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7.弥助とポリコレの関係性編集

史実上の弥助編集

1581年3月27日、弥助は宣教師の奴隷(一説には解放済みの用心棒ないしは傭兵)として来日し、織田信長にその黒い肌を気に入られて小姓となった。

そして1582年6月21日の本能寺の変の際には明智軍に捕えられるも「黒奴は動物で何も知らず、また日本人でもない故、これを殺さず」と明智光秀に言われ殺されずに南蛮寺に送られた。

それ以降の記録も資料も存在せず、記録上で確認する限りだと確実に日本に居たと分かる期間は僅か1年と少しであり、その間に弥助が武勲を立てたという記録もない。

因みに織田信長に仕えてから大活躍した事で有名な豊臣秀吉でさえ、小者という武家奉公人からスタートしており、有名な武将として認識されるようになったのは十数年後の事だった。


黒人の侍?編集

そんな弥助が何故「黒人の侍」という根も葉もない呼ばれ方をされるようになったのかと言うと、ロックリー・トーマスが自身の憶測も含めて書いた本の内容を、真に受けてしまった海外の人が意外に多かったからであり、以降はポリコレの神輿として弥助という名が使われるようになってしまった。

それ故に「弥助が侍で主人公」という時点でアサシンクリードシャドウズがポリコレ活動の一種だと悟った人は多く、更にただでさえポリコレ問題による被害が多い海外では怒りを爆発させる人が多かった

因みに「主人公が日本に滞在したという事実自体はきちんとした史料が存在している」「アサシンクリード自体の作風も虚実入り乱れるものであることは留意する必要がある」という擁護意見が出る事もあるが、これらはUBIらによる歴史改変と史実アピールを知らないからこその意見でもある為、反論されやすい。


実在した外国人の侍編集

批判する者達に対抗する為に仁王というゲームを引き合いに出す者もいるのだが、ゲーム主人公のモデル史実上存在していた外国人の武士であり、証拠となる記録もある。(家康の下について7年ぐらい経った後、その間の功績を称えられて家名や領地を与えられた)

それ以前に仁王シリーズは妖怪が跳梁跋扈する架空の日本が舞台で、完全にファンタジーである。

因みに仁王では弥助をモデルにしたと思われる鎧姿の黒人が登場したが、「サムライになろうとした」という台詞から察するにサムライにはなれなかったようだ。


仁王の続編にあたる仁王2ではヤスケがNPCとして登場するが、少し面倒なことにそちらでは鎧を身に纏い『サムライ』と表現されている。前述のとおりファンタジーであるうえ、ムービー中の台詞を見るに役職としての侍というよりも武士道など精神的な面を指している可能性が高い。

全編を通して外国語で会話しており日本語を書く描写なども存在せず、簡単な日本語の命令を聞くことはできてもそれ以上の読み書きができたかは不明である。


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8.拡大するポリコレ編集

「なぜ黒人の侍が駄目なんだ!」「他のゲームだってそうだったろ!」といった意見はただの論点すり替えでしかなく、このような煽りに流され過ぎると事態の本質が煙に巻かれてしまう。


繰り返すが、炎上の主な要因は傲慢としか言いようのない製作者の失言の数々、及び史実考証を売りにする姿勢に対して杜撰すぎるゲーム内容の出来栄えであり、炎上を引き起こしたのはUbisoftの自業自得に他ならない。



また、一連の流れは中国台湾韓国フィリピンベトナムなどの東アジア各国のゲーマー界隈にも波及しており、UBIは日本と東南アジアの見分けもついてない、アジア人の文化を十把一絡げに軽視していると強い反発を呼んでいる。特に中韓ゲーマー界隈は反日感情が根強い分そもそも日本史への興味も高く、意外なことに日本人が持つという概念への憧れを理解している層が厚い。特に韓国の場合、舞台となる信長政権以降に秀吉の朝鮮出兵という自国のアイデンティティに関わる事件が起きているため、その発端ともなる戦国時代には一層関心と理解が高い。それら各国の事情を差し引いてもその国の歴史文化の象徴を盗用し事実を歪める姿勢は、各々に複雑な歴史を歩んできたアジア各国からの反発を招き、次に被害に遭うのは自分たちではないかと強い警戒心を呼び起こしている。


話は変わるがアサクリシャドウズの情報が公開される前に、真田広之が監督したshogunが『欧米人の偏った旧来の演出に則らず、日本人のみで歴史考証やセッティングや演技をして作品の精度を上げる』という手法に徹し、これが功を奏して世界的にヒットした。だが、この際に一部のポリコレネットユーザーが「なぜ黒人の将軍が登場しないんだ」と苦言を呈した。

曰く「日本の北部にはアイヌという肌の黒い人種が存在した」サカノウェ・タムロ・マロという明らかに黒人名の将軍が既に居た」「黒人の将軍を出さないのは人種差別だ」という、目を疑いたくなるような無知から来る発言が悪目立ちし物議をかました。

その為発言者サイドはAI生成画像を駆使して黒人のサムライの家族写真を捏造し、証拠として添付して日本史に疎い欧米文化圏に印象操作を行おうとしていた。近年のフェイクニュース問題を見れば分かるように、事情に疎い人ならば簡単に鵜呑みにしてしまうのが現代のネット文化であり、塵も積もればこの手の歴史改竄による被害は軽視していいものではない。



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余談編集

  • アサシンクリードの世界において日本というのは何も最近になって始まったものではなく、かなり前の段階から設定は生まれていた。

2009年発売のアサシンクリードⅡではyonaguni(恐らくは与那国島の海底地形)の名前が表れていたり、2012年に発売されたアサシンクリードⅢのオープニング映像においては日本を匂わせる描写もあった。その時に一緒に映し出されていた絵が古代エジプトのホルスの目ギリシア文字のオメガと神社の鳥居だったため、「オデッセイの次の作品の舞台は日本なのではないか?」とファンの間で考察されていた(実際に発売されたのはヴァイキングの物語であるアサシンクリードヴァルハラだったが)。


また、日本が大きく描写されたのはかつて配信されていたiOS専用ゲーム『アサシンクリード メモリーズ』と呼ばれるもので、そこには戦国時代のアサシンヤマウチ・タカが登場していたり、フランシスコ・ザビエルがテンプル騎士団の一人として日本に上陸したり、望月千代女がテンプル騎士となったり、武田信玄がシリーズを通して登場する秘宝「エデンの剣」を手にしていたり、織田信長がその秘宝を手にしたものの最期はアサシンによって暗殺され、豊臣秀吉もアサシンに敗れ、徳川家康がアサシン教団の支援を受けて関ヶ原の戦いに臨む……などなど日本要素がてんこ盛りな内容のものであった(当然日本以外の要素もあった)。

ちなみにアサシンは信長から奪った秘宝を中国(明)の同胞へ送っているが、この時代の中国はシャオ・ユンが教団を復興させてアサシン優勢の時代だったため、その点で過去作とも繋がっている。

配信時期が短かったためファンの間でもマイナー中のマイナーな作品ではあるが、このような設定が作られたためシャドウズ発表時は大いに期待されていた。

当然アサシンクリードシャドウズとアサシンクリードメモリーズの繋がりはナシ。(公式発表による)


ちなみにアサクリ世界では幕末までアサシン教団と江戸幕府の繋がりは続いており、テンプル騎士団の支援を受けた明治政府によって終わりを迎えるというシナリオになっており、それは別作品(小説。未邦訳であったが近日刊行予定)によって語られている。


ヤマウチ・タカという名前も中々洒落ており、歴代アサシンクリードの主人公と同じく名前に鷹の名を冠している。

それもあってか、国内外問わず「何故シャドウズの主人公はヤマウチ・タカじゃないんだ!」という驚きと失望の声で溢れていた。

これも炎上に至った一因である。


  • 今回の騒動を受けて直近で発売された和風オープンワールドゲーの「Ghost_of_Tsushima(PC版)」、「ライズオブローニン」が相対的に(元々高かった)株が爆上がりするという謎の現象が起きる。

「ツシマ」は『日本(とその歴史)が舞台』『ステルスアクション』『海外産』と共通点が多く見受けられ、発売前からも「和風アサクリ」と評されるなど比較され続けてきた。なお、ポリコレとは無縁と思われるが、発売当初は海外のポリコレ支持層からは「日本の歴史に忠実でない」、「日本に配慮していない」などの批判をされた事もあった。実際、舞台となる鎌倉時代には存在しなかった装束や建築様式が多数登場するものの、これらは史実を理解した上での意図的な演出である事がはっきりと言及されている。また、主人公の精神性が侍らしくない点を指摘されることもあったが、彼の精神性のモチーフは鎌倉武士だとされており、海外ではその存在があまり知られていなかったために起きた誤解である。

またライズオブローニンの方は自由度が非常に高いキャラクリエイトや史実の捏造と見せかけた徹底した完成度の高い歴史考証の再現から「ツシマ」や「SHOGUN」のようなポリコレ支持層からの苦言や批判も少なく国内外で高い評価を受けている。


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