仙台市の敬老乗車証の自己負担率が10月から25%に引き上げられることについて27日、制度を周知する説明会が開かれました。出席者からは反対や疑問の声が上がりました。

仙台市の担当者:
「(敬老乗車証を)今後も新たに対象となる方も含め、より多くの方にご利用いただくとともに、将来に渡って持続可能なものとするため制度の見直しを行う」

説明会には、市民らおよそ40人が参加し仙台市の担当者が自己負担の引き上げに理解を求めました。出席者からは、反対や疑問の声が上がりました。

出席者:
「私たち、現役時代に一生懸命税金を納めた。だから当然でしょう。高齢になったら安心していろいろな制度を利用していくのは当たり前」
仙台市高齢企画課 小笠原誠課長:
「ご利用者の方々に引き続き広くご活用いただくために、将来にわたってご利用いただきたいと考えているので、より多くの皆様にご理解いただけるように丁寧な説明に努めたい」

仙台市高齢企画課 小笠原誠課長

仙台市の敬老乗車証は70歳以上の市民が対象で、バスや地下鉄を安く利用できるものですが財政難などを理由に今年10月から利用者の自己負担率が10%から25%に引き上げられます。説明会は7月21日まで、今回を含め7回開かれることになっています。